メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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ポンペイ

2014年06月16日 | 映画
ポンペイ を観た。


ポンペイという1700年近くも火山灰に埋まっていた都市。
その都市が埋まる直前、ローマ帝国に支配されて居た時代。
貴族の娘とグラディエーターと極悪のローマ帝国の使者のやり取り。


バイオハザードの監督ということで期待値は低めでしたが、
昨年ヨーロッパを放浪している時にポンペイにも行ってかなり印象深い観光名所だったので、
そういう関心で観に行きました。

映画としてはボチボチでしたが、ポンペイに思い入れが強いのでのめり込んでしまいました。
ポンペイってナポリ近郊にあった街ですが、1700年近くも埋まっていた世界的に見てもかなりロマンあふれる遺跡ですよ。
ナポリが結構怖い街で居るのが辛すぎて精神が病んできてヴェスヴィオ周遊鉄道に乗って、
それもスラムみたいな満員電車でかなり辛かったけど・・・。
でもポンペイに着いたらとても広くて静かで何とか精神を落ち着けられた場所だったのでかなり印象に残っています。

旅してる最中は凄い集中力で地図を観ていたのでかなり記憶してしまっています。
なのでポンペイの地図も結構頭に入っています。
そんなわけで、あっここあったな!
再現するとこんな感じになるのかーって感動したり。
それが一瞬にして火山灰に埋まって、自分が実際に観た時の状況になったのかーって感慨深いものがありました。
あの遺跡でこんな暮らしが繰り広げられてたのかな?って想像膨らましました。
歴史の妄想はホントロマンチックになれるものです。

っと全然映画の話をしてませんが映像的な完成度はなかなかでした。
物語は自分の好きな不自然な展開の応酬でもありました。

物凄いスピードで地面が崩れていってるのに、
物語を入れ込みたい部分の深刻なやり取りの場面では地面は崩れません。

火山灰も主人公たちだけは避けます。

ただ噴火と、洪水の激しさ、絶望感の表現は見事でした。

主役を演じたキット・ハリントンはなかなかイケメンで今後売れてくかも知れませんね。

その仲間となるグラディエーター役のアドウェール・アキノエ=アグバエの役どころは好きでしたね。

ヒロインのエミリー・ブラウニングはあまり好みではありません。

パニック映画ジャンルの余白がもう殆どない中、史実上の街をモデルにした企画はいいと思いますね。
頑張ったと思いますが、展開はお粗末でした。


そんなわけで5点です。


ところでうっすら5ヶ国語を使う俺としては古代ローマ人が英語でやりとりしてるのは非常に不自然に感じます、
予想してたけど冒頭からはぁ・・・となってしまいました。
この映画を日本で制作してポンペイの人々を日本人が日本語で演じたら変ですよね?

開き直ってるテルマエ・ロマエの方がまだマシです。

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