メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

音楽の力:天使たちのシーン

2011年03月17日 | 音楽
計画停電がやってきて街はゴーストタウン化しています。

消えた街中の信号機
徐行する交差点の車たちと渡れない歩行者達
何処も営業していない駅の周り。

毎日が見たことの風景の連続です。


困難は続くのですがこんな時、音楽は非常に有効です。


小沢健二は僕の音楽人生でも最も崇拝するアーティストの一人です。

彼の「dogs」(「犬は吠えるがキャラバンは進む」)というアルバムに
「天使たちのシーン」
という僕の中で究極と言っても過言ではない名曲があります。

13分37秒にも及ぶ静かな弾き語り調の壮大なテーマの曲です。


海辺を歩く人、空を飛んでいく風船を見つめながら
繰り返し続ける無数の季節の中の一瞬に生きている事を思い
地球上の生きとし生けるものたちの繋がりを歌った歌です。



「毎日のささやかな思いを重ね 本当の言葉をつむいでる僕は
生命の熱をまっすぐに放つように 雪を払いはね上がる枝を見る」


「涙流さぬまま 寒い冬を過ごそう
凍えないようにして 本当の扉を開けよう」



震災で亡くなってしまった人
今現在も救出を待っている人
避難所で極限の生活を強いられている人
都会での暮らしの変化に戸惑っている人
被災していないが何も出来ない自分に歯がゆい思いをしている人

色んな立場があるでしょうが
是非この曲を聞いてもらいたいと願います。

どんな音楽でもいいですけど
結構その力はバカに出来ないものがあると思います。



「愛すべき生まれて育ってくサークル
気まぐれにその大きな手で触れるよ
長い夜をつらぬき回ってくサークル
君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則(ルール)」


「神様を信じる強さを僕に 生きることをあきらめてしまわぬように
にぎやかな場所でかかり続ける音楽に 僕はずっと耳を傾けている
耳を傾けている 耳を傾けている」









dogs
小沢健二
EMIミュージック・ジャパン

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。