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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

2012

2009年12月27日 | 映画
パニック映画の巨匠、ローランド・エメリッヒ監督の最新作。

かなり凄まじい予告映像に前々からかなり気になっていました。

腰痛が少し癒えたので頑張って観てきました。

マヤ暦にある地球終焉の予言のお話。

(お話)
2009年地質学者のエイドリアン(キウェテル・イジョフォー)はインドにて友人の科学者に地球のマントルの異常な温度上昇の報告を受ける。
シュミレーションすると2012年には地盤は完全に浮いてしまい、地球はかつてない大地震と地殻変動に襲われる事を予測する。

それをお偉いさんに報告してエイドリアンは米国の科学顧問となり、この地殻変動の対策を任される。

売れない作家のジャクソン(ジョン・キューザック)は別れた妻ケイト(アマンダ・ピート)の家に赴き二人の子供を連れて3人で思い出の地イエローストーン国立公園へキャンプに出掛ける。
ケイトは同棲中の恋人と留守番。
しかしそこは政府に封鎖されていて、無理やり入ったジャクソン達は軍に捕まり注意される。
そこを仕切っていたエイドリアンは偶然にも売れない作家のジャクソンの本のファンでジャクソンは見逃される。

ジャクソンはそのキャンプ地で一人でキャンピングカーでラジオ放送をしている謎のヒッピー風の男チャーリーに出会う。
その男が言うには2012年、世界は地殻変動に襲われ、この地は最大の火山が噴火して世界は滅びると言う。
政府はそのために既にノアの方舟を作っていて自分はその地図を持っていると言う。

頭がおかしい奴だとジャクソンはその男の話を全く信じない。

そして2012年。
世界中で大きな地震が頻発しだして、各地で地割れが起きる。

エイドリアンは当初の予定より早く地殻変動が始まる事に気づく。
政府は密かに要人達の避難を開始する。

金持ちの運転手をしていたジャクソンはその家族をわけもわからぬまま空港へ送り届けるが、その際に聞いた金持ちの双子の子供たちの言葉からチャーリーが言ってた事が真実だったと気づく。

そして空港でプライベートジェットを確保して急いでケイトに連絡を入れるがジャクソンの信頼度も低くケイトはそんな話を信じない。

しかしその直後、遂にかつてない大地震が始まる。

(ネタバレ)
危機一髪でジャクソンはケイトと恋人と二人の子供を連れ出し、空港へと向かう。
パイロットは既に死んでおりペーパーパイロットのケイトの恋人に無理やり操縦させ、無くなっていく地面から辛うじて飛び立つ事に成功する。
そしてノアの方舟の地図を手に入れる為チャーリーの元へ向かう。

娘と二人で車で出向いたジャクソン。
チャーリーは山の上で一人最後の放送を叫んでいた。
いびつにうねりだす山々、遂に凄まじい大噴火が始まる。
火山灰の中必死に車で逃げるジャクソン。
地図を手に入れ危機一髪でケイト達が待つ飛行機に乗り込みぎりぎりで飛び立つ。

大きな空港で金持ち一家に合流する。
空港にも火山灰がやってきて混乱する中、ジャクソン達5人、元ボクサーの金持ちおじさん、その恋人、双子の子供、飛行機を操縦できるイケメンの執事とでジャンボジェットで飛び立つ。
方舟が製造されていた中国へと向かう。
やがて燃料が無くなり飛行機は不時着する、その際みんなを無事に逃がそうと最後まで飛行機を操縦した執事は死ぬ。

そこに軍のヘリが通り、方舟のチケットを持っていた金持ち一家だけは乗せてもらえる。
恋人は実はイケメン執事と恋仲だったため、それを恨んだ金持ちは恋人を残酷にも置き去りにする。

残された6人は放浪し、中国人の一家と出会う。
そこの長男は方舟の建造に携わっており、作業員は最終的に舟に乗れない事を知り、家族達を助けようと裏口ルートを確保していた。
ジャクソン達もそのルートに乗っからせてもらう。

方舟の基地に到着するが、危険な裏道、途中トラブルがあり、中国人の長男は足に大けがを負い、ケイトの恋人は歯車に巻き込まれて死ぬ。
その影響で出入り口が閉まらなくなってしまう。

3隻あった方舟の1隻が動かなくなってた事もありチケットを持っていた金持ち集団や作業員達の群衆が暴動を起こし始める。

そんな中津波が起き、津波が方舟に到達するまで15分。
扉を開けたらみんな死ぬと言う上司に、見捨ててまで生き残っても人間性は失われるとエイドリアンは熱く語る。
各国の要人もエイドリアンに従い、各方舟は扉を開け群衆を入れるが、ジャクソン達の乗った船はジャクソン達のせいで扉が閉まりきらないまま、津波を食らう。
その船だけ耐えきれずに流されてしまう。

自分の責任だとジャクソンは命がけで扉の詰まりを取りに見ずに浸った部分へ向かう。
勝手についてきた少し成長した息子の助けもあり見事扉は閉まり、方舟は操縦可能になりみんな助かる。
金持ちの恋人だけはジャクソンの娘を助けようとして死んでしまう。

残された人間たちは新しい姿になった地球を観ながら再建を誓う。


(評価)
凄まじいパニック映画でした。
凄まじい映像の連続攻撃でした。

来るぞ!来るぞ!という前振りの空気感作り、そしてそのフリに十分こたえるだけのパニック映像。
かなりさぶいぼでした。

一見突拍子もない映画ですが、ローランド・エメリッヒ監督の作品は毎度科学的に信憑性があり、ストーリー的にもそんなに空想の話ではありません。
こういう世界が滅びる系の映画は好きです。

しかし、車の出発、飛行機の離陸、舟の出発等が毎度毎度ぎりぎり過ぎて、同じようなシーンの繰り返しって感じの印象も強かったです。

最後生き残ったジャクソン、ケイト、二人の子供が太陽を観ながら、人が居ればそこが家だみたいなこと言って、晴れ晴れした表情でそれを観ていました。

完全なるハッピーエンドみたいな顔してましたが、お前らを助ける為に身内が沢山死んどんねん!
お前らさえ生き残ったらハッピーエンドかい!
って気分になりました。

個人的には全員生き残らなければアンハッピーだと思っております。

そんなわけで8点です。

とにかく映像が凄まじかった。
絶対に劇場で観なければならなかったと思わされる映画でした。

映画館で見るには最適なエンターテイメント映画です。



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