メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ

2016年09月21日 | 映画
バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ
を観ました。


海のない栃木県でサーフィン部に入っている、平凡で若干イケてない高校生・太田。しかし、彼が何事もなく普通の毎日を過ごすこと=世界の平和が保たれるという、摩訶不思議な力を持った超重要人物だった。親友のスーパー頭脳と身体能力を持った林、松永をはじめ、彼の通う高校の教師らが日本政府から国家機密として受けていた使命は、秘密裏に彼を守ることだった。そんな太田が、心の均衡が保てない出来事、つまり恋に落ちてしまった!その壮大な力を巡り、NSA(米国家安全保障局)やテロリストまでもが絡む、大事件が繰り広げられていく!果して太田の初恋の行方は?そして世界の平和は、保たれることが出来るのか?


根本和政監督の映画デビュー作品。

ジャニーズJr.のアイドルたち主演の映画でまるで食欲をそそらない作品でしたが、
スルーしてもいいかと思いましたが。
なかなか面白かったと思います。

かつてもピカンチやエイトレンジャーなどジャニーズグループを使ったコメディ映画がありましたが、
コレもその手のものだと想像してましたが、その手のものでした。

しかしジャニーズ映画ではかつて無いくらいのボケボケ映画でした。
設定も相当ボケボケで悪くないと思います。
ただボケボケが強すぎてフリがわかりやすく、そのためそれを回収できるほどのオチの強さがない場面が多いです。
スベりまくっているといえばスベりまくっています。
しかしボケまくろうという精神はかなり評価できました。
とにかく数打ってたので裏切られる笑いも幾つかありました。

海のない栃木県でサーファー部ってのは悪くない設定です。
海が無いのにいつもサーフボードを持ち歩いているのは結構シュールです。

そして宇宙物理学を学んだ自分には馴染みのバタフライ効果をテーマにしています。
間抜けな主人公がノストラダムスが予言した天から降りてきたものらしく、
彼に不幸が起きると世界に良からぬことが起きる設定です。
その因果関係を解明したアルゴリズムを用いて陰ながら彼を守る国家規模の組織、
そのアルゴリズムが悪の組織に狙われてしまうというシュールな設定です。
しかし相当オリジナリティはありましたね。

メインのジャニーズJr.たちはちょっとわからず今後の伸びしろに期待ですね。
ファンは喜ぶかも知れませんが一般人にはちょっと弱すぎます。
他のキャストでやればなかなか秀逸なコメディになったかも知れません。

要潤はいつの間にかいいコメディ俳優になりましたね。
整ったルックスを持ちながらうまいこと路線を変えたことで、いいキャリアを積んでいるように思います。

前田航基も流石の本職だけあって間がよくコメディを上手く引き締めていました。

竹富聖花さんは一目惚れする相手としてはちょっとビジュアルが足りないようにも思います。
アクションを頑張って居ましたが中途半端な仕上がりでした。

期待してなかったので思ったよりは楽しめました。
ジャニーズモノでないキャストで観てみたかったですね。
福田雄一作品バリのボケボケでした。


そんなわけで5点。
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