パコと魔法の絵本を観た。
中島哲也監督・脚本のファンタジームービーです。
恐らく僕の中での今年のNo.1映画です。
映画館に居たみんなが爆笑していて、後半には僕を含め多くの人が泣いていました。
涙を流しながら笑わされる最高の映画です。
ファンタジー垂れ流しで未知なる映像体験です。
興味ない人もとりあえず観たほうがいいです。
加瀬亮君演じる青年の下に阿部サダヲ演じるジジイになった堀米が訪ねてきて昔おかしな人が集まる病院で起こったお話を語る回想ムービーです。
(ネタバレです)
とにかく性格が悪い傲慢なジジイの大貫(役所広司)は病院内で嫌われていました。
一人で大会社を作りったため病院の人間を見下しています。
猫を蹴っ飛ばして怪我させたりします。
その他病院には、
元名子役の室町(妻夫木聡)、今は誰にも見向きもされず自殺未遂を繰り返している。
ヤンキー看護婦のタマ子(土屋アンナ)はそんな室町が好き。そしてキャラが恐い。
何かポジションが良くわからないすねた性格の堀米(阿部サダヲ)。
大貫の甥で今会社を仕切っているおっとりした性格の浩一(加瀬亮)。
看護婦で浩一の妻雅美(小池栄子)は財産目当てで結婚していて吸血鬼みたいな顔をしているし、吸血鬼みたいに噛み付いてくる。
滝田(劇団ひとり)は大怪我をしている消防士。
龍門寺(山内圭哉)は極道っぽくて何か悪さをしてきたのではないかと噂されている。
銃で撃たれて入院しているのだが、実はかわいがっている賢い猿に撃たれた。
木之元(國村隼)はオカマの入院患者。
実は子供が居る。
院内の潤滑油的存在。
浅野(上川隆也)はそんなみんなを束ねる医者。
サマークリスマスパーティーに向けていつも変なコスプレをしている。
一見ふざけているが患者達の心を見通している。
パコ(アヤカ・ウィルソン)は眠ると記憶がなくなってしまう病気の女の子。
事故で両親を亡くしていて毎日中庭でガマ王子の絵本を読んでいる。
毎日誕生日だと思い込んでいる。
ある日中庭で絵本を読んでいるパコに大貫は出会う。
大貫は絵本を読んであげる。
その際ライターを落とす。
翌日パコの病気を知らない大貫は大切なライターをパコが拾ってくれたのを盗まれたと誤解して問答無用でグーでぶん殴り院内の反感を買う。
翌日パコは全てを忘れているが、「大貫、昨日もパコのほっぺたに触ったよね?」
と嬉しそうに言うパコの言葉に僅かに心に残せるものがあると大貫は気付く。
そしてパコを殴った事を深く後悔して、あの子のために何かしてあげたいと浅野に胸の内を告白し号泣する。
毎日毎日パコにガマ王子の絵本を読んであげる大貫、その代わり様にみんな驚く。
そしてサマークリスマスにパコのために絵本をみんなで演じて見せようと提案するが、嫌われ者の提案に最初はみんな嫌がるが結局みんな協力してくれる。
最後まで嫌がる元名子役の室町は飛び降り自殺を試みて、それを助けたガマ王子役の滝田は大怪我をしてしまう。
なのでガマ王子役は大貫がやる事になる。
また伏線として院内の誰かが死ぬという噂も流れ、それは大貫とみんな思う。
絵本の内容は、嫌われ者で意地悪なガマ王子がやがてみんなのためにザリガニ魔人と死闘を繰り広げるお話。
みんなそれぞれの配役についてファンタジーなお芝居が始まる。
ここからCGアニメになったり実写になったりかなり斬新な手法でお芝居が繰り広げられます。
堀米だけ役がなくオリジナルキャラでかなり活躍してしまう。
しかし物語の最後に心臓に病がある大貫は絵本のガマ王子同様に倒れてしまう。
何とかザリガニ魔人を倒しパコの思い出を作った。
大貫の死で終わりと思いきや実は大貫の病はそれほど深刻ではなく、不治の病だったのはパコ。
もうとっくに死んでいるはずのパコは大貫と出会って不思議な延命をしていた。
最後はみんなで涙のパコとのお別れ。
本当に素晴らしい映画だったと思います。
相当笑えたし、相当泣けた。
編集のテンポも素晴らしくまったく隙がない2時間。
背景セットの完成度も素晴らしく画面の隅々までいい感じでした。
CGと実写の入り乱れたお芝居はかつて無い映像体験でした。
躍動感がもう、垂れ流しでした。
終始絵本の中のような優しさに溢れていて、とっても素敵でした。
中島哲也監督はBeautiful Sundayで最初に拝見しましたが、いい映画でした。
しかしいわゆる当時流行の典型的な日本映画手法。
なんかお洒落、静か、引きの画、ワンカット長回しといった作品でした。
それからずいぶん作風が変わりました。
下妻物語以降、独特な絵本の様な映像世界を作り出し、今回の魔法の絵本でそれが極まったと思います。
まさに魔法の絵本でした。
役所広司をはじめ上川隆也や妻夫木聡や加瀬亮など主役級の役者が揃い、変なメイクや変な格好をして、パッと見誰かわからない様な役で映画をやっているのがかなり疑問でしたが映画の完成度を見て全然納得でした。
上川隆也なんてピチピチタイツやスカートを履くイメージまったく無くて衝撃的でした。
少数精鋭で素晴らしいキャスティングでした。
数千本映画を観てきた僕のベスト10に入りそうな映画でした。
日本映画って優秀だと思います。
日本人のセンスって素晴らしいと思います。
当然10点満点です。
なんに置いても高得点の一番の要因はパコ役のアヤカ・ウィルソンちゃんがめっちゃかわいかった事です。
演技もなんか天使みたいで良かったです。
いい子役使うわ~。
中島哲也監督・脚本のファンタジームービーです。
恐らく僕の中での今年のNo.1映画です。
映画館に居たみんなが爆笑していて、後半には僕を含め多くの人が泣いていました。
涙を流しながら笑わされる最高の映画です。
ファンタジー垂れ流しで未知なる映像体験です。
興味ない人もとりあえず観たほうがいいです。
加瀬亮君演じる青年の下に阿部サダヲ演じるジジイになった堀米が訪ねてきて昔おかしな人が集まる病院で起こったお話を語る回想ムービーです。
(ネタバレです)
とにかく性格が悪い傲慢なジジイの大貫(役所広司)は病院内で嫌われていました。
一人で大会社を作りったため病院の人間を見下しています。
猫を蹴っ飛ばして怪我させたりします。
その他病院には、
元名子役の室町(妻夫木聡)、今は誰にも見向きもされず自殺未遂を繰り返している。
ヤンキー看護婦のタマ子(土屋アンナ)はそんな室町が好き。そしてキャラが恐い。
何かポジションが良くわからないすねた性格の堀米(阿部サダヲ)。
大貫の甥で今会社を仕切っているおっとりした性格の浩一(加瀬亮)。
看護婦で浩一の妻雅美(小池栄子)は財産目当てで結婚していて吸血鬼みたいな顔をしているし、吸血鬼みたいに噛み付いてくる。
滝田(劇団ひとり)は大怪我をしている消防士。
龍門寺(山内圭哉)は極道っぽくて何か悪さをしてきたのではないかと噂されている。
銃で撃たれて入院しているのだが、実はかわいがっている賢い猿に撃たれた。
木之元(國村隼)はオカマの入院患者。
実は子供が居る。
院内の潤滑油的存在。
浅野(上川隆也)はそんなみんなを束ねる医者。
サマークリスマスパーティーに向けていつも変なコスプレをしている。
一見ふざけているが患者達の心を見通している。
パコ(アヤカ・ウィルソン)は眠ると記憶がなくなってしまう病気の女の子。
事故で両親を亡くしていて毎日中庭でガマ王子の絵本を読んでいる。
毎日誕生日だと思い込んでいる。
ある日中庭で絵本を読んでいるパコに大貫は出会う。
大貫は絵本を読んであげる。
その際ライターを落とす。
翌日パコの病気を知らない大貫は大切なライターをパコが拾ってくれたのを盗まれたと誤解して問答無用でグーでぶん殴り院内の反感を買う。
翌日パコは全てを忘れているが、「大貫、昨日もパコのほっぺたに触ったよね?」
と嬉しそうに言うパコの言葉に僅かに心に残せるものがあると大貫は気付く。
そしてパコを殴った事を深く後悔して、あの子のために何かしてあげたいと浅野に胸の内を告白し号泣する。
毎日毎日パコにガマ王子の絵本を読んであげる大貫、その代わり様にみんな驚く。
そしてサマークリスマスにパコのために絵本をみんなで演じて見せようと提案するが、嫌われ者の提案に最初はみんな嫌がるが結局みんな協力してくれる。
最後まで嫌がる元名子役の室町は飛び降り自殺を試みて、それを助けたガマ王子役の滝田は大怪我をしてしまう。
なのでガマ王子役は大貫がやる事になる。
また伏線として院内の誰かが死ぬという噂も流れ、それは大貫とみんな思う。
絵本の内容は、嫌われ者で意地悪なガマ王子がやがてみんなのためにザリガニ魔人と死闘を繰り広げるお話。
みんなそれぞれの配役についてファンタジーなお芝居が始まる。
ここからCGアニメになったり実写になったりかなり斬新な手法でお芝居が繰り広げられます。
堀米だけ役がなくオリジナルキャラでかなり活躍してしまう。
しかし物語の最後に心臓に病がある大貫は絵本のガマ王子同様に倒れてしまう。
何とかザリガニ魔人を倒しパコの思い出を作った。
大貫の死で終わりと思いきや実は大貫の病はそれほど深刻ではなく、不治の病だったのはパコ。
もうとっくに死んでいるはずのパコは大貫と出会って不思議な延命をしていた。
最後はみんなで涙のパコとのお別れ。
本当に素晴らしい映画だったと思います。
相当笑えたし、相当泣けた。
編集のテンポも素晴らしくまったく隙がない2時間。
背景セットの完成度も素晴らしく画面の隅々までいい感じでした。
CGと実写の入り乱れたお芝居はかつて無い映像体験でした。
躍動感がもう、垂れ流しでした。
終始絵本の中のような優しさに溢れていて、とっても素敵でした。
中島哲也監督はBeautiful Sundayで最初に拝見しましたが、いい映画でした。
しかしいわゆる当時流行の典型的な日本映画手法。
なんかお洒落、静か、引きの画、ワンカット長回しといった作品でした。
それからずいぶん作風が変わりました。
下妻物語以降、独特な絵本の様な映像世界を作り出し、今回の魔法の絵本でそれが極まったと思います。
まさに魔法の絵本でした。
役所広司をはじめ上川隆也や妻夫木聡や加瀬亮など主役級の役者が揃い、変なメイクや変な格好をして、パッと見誰かわからない様な役で映画をやっているのがかなり疑問でしたが映画の完成度を見て全然納得でした。
上川隆也なんてピチピチタイツやスカートを履くイメージまったく無くて衝撃的でした。
少数精鋭で素晴らしいキャスティングでした。
数千本映画を観てきた僕のベスト10に入りそうな映画でした。
日本映画って優秀だと思います。
日本人のセンスって素晴らしいと思います。
当然10点満点です。
なんに置いても高得点の一番の要因はパコ役のアヤカ・ウィルソンちゃんがめっちゃかわいかった事です。
演技もなんか天使みたいで良かったです。
いい子役使うわ~。