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クリムゾン・ピーク

2016年01月10日 | 映画
クリムゾン・ピーク
を観ました。

ニューヨークの良家で作家として暮らす箱入り娘のイーディスは幼い頃から母親の霊を見る。
そしてある夜「クリムゾン・ピークに気をつけろ」と謎のメッセージを告げられる。
大人になり二人の男から結婚を迫られるがイギリスからやって来た准男爵のトーマス・シャープと結婚する。
イギリスの辺鄙な丘陵地帯の崩れかけた広大な館に住むようになる、そこは冬になると粘土質の地面が雪を紅く染め”クリムゾン・ピーク”と呼ばれる。
そしてそこで恐るべき秘密を知るお話です。


パシフィック・リムで凄い世界観を作ったギレルモ・デル・トロ監督作品です。
今回はガッツリなホラーです。

20世紀初頭のニューヨークやイギリスな時代背景。
雪に閉ざされた凄く大きな崩れかけた館が舞台。
不気味な兄弟と暮らす主人公、定期的に現れる恐ろしい霊達。
かなり世界観強くて非常に好きなタイプの作風でした。

洋風お化け屋敷的な要素はバッチリでした。

主人公がまんまと騙されてどんどん危険な状況になっていくのはちょっとイライラしましたが、
まあそれも盛り上げのため致し方無い面白さでした。

とにかく館がデカいし、真ん中は天井が崩れ落ちてて秋は落ち葉が降ってて、冬は雪が降ってて。
そこで暮らす感じは何か不思議で素晴らしいです。

そして幽霊の表現はジャパニーズ・ホラーの影響を強く受けているような。
突然リングや呪怨みたいな感じになります。

背景の奥の方で恐ろしい姿の幽霊がちょっと可愛い感じで覗き込んでくるのとか怖かったです。

長い廊下の向こうの方から徐々に迫ってくる幽霊とか非常に怖かったです。
諸々僕の好む奥行き感たっぷりな恐怖表現で良かったです。

そして結構グロ表現もあって、
突然シームレスな感じでそういう事するから何か独特なテイストを作り出していました。

アリス・イン・ワンダーランドでお馴染みのミア・ワシコウスカが主演ですが、
世間知らずなお嬢様やらせるとピッタリですね。

その他トム・ヒドルストン、ジェシカ・チャステイン、チャーリー・ハナムもかなりのマッチキャストでした。
上記主要な4人のキャスティングが非常にハマっていたのも世界観を作り上げる大きな要因でしたね。

流石のギレルモ・デル・トロ監督の世界観ですね。
かなり秀逸なホラー映画と思います。


そんなわけで8点です。
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