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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012年02月21日 | 映画
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い を観た。


9.11のテロで父(トム・ハンクス)を失ったオスカー(トーマス・ホーン)は悲しみから立ち直れずに過ごし、事件から1年後、父のクローゼットで一つの鍵を見つける。
そうしてそれは父からのメッセージと信じて父とやっていた調査探検ゲームを一人で始める。
調査探検ゲームはちょっと特別で内気なオスカーの為に父が考えたゲーム。
鍵の真実を探すため沢山の手法を編み出しニューヨーク中を巡る。
母(サンドラ・ブロック)とは険悪になってしまう。
そして途中から向かいに済む喋れない間借り人に手伝ってもらうようになる。


ってお話。

とても悲しいお話で泣けてしまいました。
重厚で意味深な演出、映像。
セリフや語りがイチイチ深くて非常に秀逸でした。

文学的な空気感が強かったので原作を読んでみたいと思わされました。

オスカー役のトーマス・ホーンは天才子役でした。
内気で生意気でヒステリックな演技がとても迫真でした。

サンドラ・ブロックの演技も悲しげで良かったです。

多くの秘密を抱えた少年の心の中から観た世界が見事に表現されていて素晴らしかったと思いました。

悲しみを乗り越えられないモノたちの葛藤を上手く描いていました。
乗り越えられない悲しみをどうすればよいか?
悲しみを引き連れて、ほんの少しだけ前に進むだけだけというような印象でした。


そんなわけで8点です。


自分にも乗り越えられない悲しみがあるので、非常に胸に来るモノがありました。

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