メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

人は一人では生きていけない・・・が一人で生きている。

2012年03月02日 | 切ない事の話
家のすぐ近くにスーパーがある。

頻繁に行くのでお店の店員さん達から見れば
僕は馴染みの客の一人であろう。

かつて同棲していた頃は彼女と何時も一緒に行っていた。
よくスーパーで合流したりした。

店員さん達には我々が一緒に暮らしている事はわかっていたであろう。
ひょっとしたら夫婦と思われていたかもしれない。

しかし近頃はずっと一人で行っている。

自意識過剰な僕はレジの人たちに
「あれ?あの人彼女に出ていかれちゃったのかな?」
と思われているんじゃないか・・・という目で見られている気がしてならない。
以前は食材を買っていたのに今は弁当や惣菜ばかり。
露骨に傾向を変えている。

悲しきかな僕はわざと二人前っぽく買ったりする。
「いやいや僕彼女いますけど?」
みたいな顔して。
絶対に一個でいいものを二つづつ買ってみたり。
優柔不断でお弁当を決定出来なかった時は
二人暮らしのフリも兼ねて弁当を二つ買ったり。
そうして一人で二日にまたがってそれを消化する。


ふと思う。

何となく住み始めたこの街ももう10年以上住んでいる。
行動はパターン化して色んな店の常連になっているだろう。

そんな店に歴代の女性を連れて行く。
店の人に
「あれ?何時もと違う女性を連れてきてるな・・・」
なんて思われているんじゃないか?と過剰反応する。

出来ればそう思われたくない。
しかし僕の行動の引き出しなんて限られている。


男が過去の恋愛を引きずるのはこうして相手が変わっても
自分の行動パターンを変えられないからなんです。

思い出だらけの同じ線を
何度もなぞってしまうからなんです。
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