カンフー・ヨガ

カンフー・ヨガ
を観ました。


古代、天竺（インド）と唐（中国）の間に起きた争乱の末、伝説の秘宝が消えた。
時は現代。考古学者ジャック（ジャッキー・チェン）は秘宝を探すため、同じく考古学者にしてヨガの達人であるインド人美女・アミスタらとともに旅に出る。
まずは秘宝へと導く”シヴァの目”を探さねばならない。手がかりはたった1枚の古い地図。しかし、謎の一味が秘宝を奪おうと迫る。
そして、長い歴史のヴェールにつつまれた伝説が、人類の前に再びその姿を現そうとしているのだった・・・。


スタンリー・トン監督・脚本、ジャッキー・チェンが製作総指揮とアクション指導です。

まあ、典型的なジャッキー・チェン映画と言って良いでしょう。
そこにインド映画のスパイスを加えてみました、的な映画です。
数多あるジャッキー・チェン映画にこんな映画があっても良いと思います。

なかなか危険な匂いのする企画ですが、、、面白かったです！
非常に気軽に楽しめるエンターテイメント大作でした。

冒頭にプロローグとして歴史描写がありますがCGアニメで楽しく観れます。
そこから適度なアドベンチャー要素とコメディ要素とカンフー要素。
ヨガ要素は僅かでした。

なのでタイトルの正当性はちょっと疑問ですが、
ざっくり言ってしまえばインドを舞台にした、インドの歴史を扱うカンフー映画です。

劇中でもネタにしてますが適度なインディ・ジョーンズ要素もいい感じです。
何よりインド美女と中国美女をふんだんに味わえます。
個人的にそこはかなりの興奮要素でした。
こんなにアジアンビューティーを感じさせる映画もそうそう記憶に無いです。

男性俳優陣も非常にイケメン揃いで。
何かアジアの美男美女のカタログを観るような要素もありました。
コレ、アジア映画が世界に打って出るヒントがあったようにも思います。

カーチェイスシーンはワイルドスピードみたいな感じもあって何か良かったです。
ライオンもシュールで印象的でした。

展開が早く、いいテンポで物語が進み非常に見心地が良く、
懐疑的な目線で見始めたのに終盤はのめり込む様に見入ってしまいました。

キャラのバックグラウンドがあまり描かれないまま、皆が適度に活躍して。
コイツとコイツはどういう関係性だったっけ？
コイツはだれだっけ？このカップルはできてるのだっけ？
と少々説明不足を感じました。
その中で裏切りみたいのがありますが、場面場面における敵味方の状況もちょっと伝わりにくかったです。

ジャッキー・チェンは時々シリアスな映画もやりますがやはりこういうライトな役柄が本領ですかね。
流石におじさんになったので可動域の狭さやスピード感の衰えは否めないですが、
らしさ前回のアクションは健在でした。
英語や中国語を流暢に扱えて、こういう作品には最適ですね。
ヒロインへの目線がちょっと曖昧で真意がわかりにくかったですが。
ラストはインド映画のお約束として唐突なダンスも披露して見事な大団円でした。

ツッコミどころもありますが、娯楽作品としては単純に面白いと思いました。
何より美人が沢山見れて嬉しかったです。


そんなわけで8点。