11文字の殺人

11文字の殺人　を読んだ。


東野圭吾のサスペンス小説です。

無人島より殺意を込めて

というメッセージと共に過去に起きた海難事故の関係者が次々と殺されて行くお話です。

主人公の女流推理小説家は、付き合いの浅い自分の恋人が殺された事からその事故を知り真相を暴いていく。

ってお話です。

ごくごく一般的な連続殺人事件的なサスペンスです。

珍しく女性が主人公でした。

よくもまあ女性目線で書けるものだと感心します。

短くて読みやすいのでサラッと読めてしまいました。

海難事故で無人島に辿り着いた人々に一体何があったのか？
が物語の核ですが、イマイチピンと来るものはありませんでした。

そしてコイツ怪しいな・・・ってヤツが結局犯人だったのでちょっと萎えてしまいました。
ってか疑うべき登場人物が他にほとんど居ないので、この設定なら「誰が犯人なんだろう？」ってもう少し楽しませて欲しかったです。

最後は結構無理やり入り組んだ事件の事情、真相を提供してきますが、それも僕の心には空振りでした。

ちょっとハードル上げちゃってるかもしれませんが東野圭吾作品の中ではイマイチな感想でした。

４点。