一年の計は元旦になどなし

毎度の様に歳は明ける。

年末は例年通り仲間と箱根温泉へ行きだらだらと酒を飲んで過ごした。

大みそかも例年通りガキの使いを観て過ごす。
これがやらなくなったら僕は大変です。

そんなわけで元旦。
午前中に適当に起きる。
朝飯を食べる習慣が無いのでテレビを観ながらダラダラ過ごす。

午後に腹が減る。
前日に買っておいた、スーパーで値引きされていた惣菜を食べる。

夜は両親と買い出しへ。
今晩には兄一家がやってきて、翌日は従兄一家が子供を連れてやってくる。

その準備の為の買い出し。

ついでに買う我々の晩飯はまたもや値引きされた惣菜。
正月だと言うのにあまりに寂しいので僕はカップラーメンも買った。

質素である。

もう何億回も空に登場したお日様。

太陽は初日の出のつもりで昇った事は一度もないだろう。

今も古代人の発明した余計なものに人類は振り回されているが、一年の中に特別な一日など無い。

そんなことを思いながらカップラーメンをすすった元旦であった。