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マイウェイ 12,000キロの真実

2012年01月27日 | 映画
マイウェイ 12,000キロの真実


チャン・ドンゴンとオダギリジョー主演による壮大なヒューマンドラマです。

第二次大戦に突入していく日本。
ソウルでお偉い軍人の孫、長谷川辰雄(オダギリジョー)とその執事の息子キム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)は出会う。
二人とも走るのが得意で成長し高校、社会人となってもライバルとして衝突しあう。
日本統治下の韓国では日本人と朝鮮人の激しい軋轢があった。
そんな中二人は徐々に憎しみ合うようになる。
圧倒的に差別を受ける朝鮮人、マラソン大会で優勝したはずのジュンシクは不可解な判定で失格にされ暴動を起こし罰として日本軍に入れられる。
数年後その軍隊の大佐として現れる辰雄にジュンシクは過酷に奴隷のような扱いを受け、ますます憎しみ合う。
やがて二人はロシア、ドイツ、フランスへと運命を共にする。

ってお話。

何とも数奇な二人の運命でした。
あまりに激動で韓国映画らしいな、と思いました。
あらすじを書こうとするだけでやたら長くなってしまいます。

どんな環境でもマラソンの夢を捨てない、自分は兵士ではなくマラソン選手だ!というジュンシクの信念が良かったです。

戦闘シーンの映像はプライベートライアン方式でなかなか迫力はありますが、ハイテンポのカット、アップでゆれゆれで何か色々誤魔化された感も強いです。
よくよく観ると大した事ない気がします。

戦闘機のシーンはパールハーバー方式といった雰囲気でした。

いずれにせよ相変わらずハリウッドヒット映画オマージュな感じですね、韓国映画は。

しかし大作感は見事に出してましたのでよく頑張ったと言った感じです。

物語が普通に良くて、主演二人の演技も良かったのでそれなりに満足です。
オチも良かったです。
上映時間も長く、壮大なドラマを観た気分にはなれました。


そんなわけで7点です。


ところで第二次大戦の映画をアジアの国が作れば当然日本は悪の大国に描かれるわけですが、
それは仕方ないですよね。
やはりいくつか狂っていたのは確かなので。

自分の知らない時代でも日本人として生まれた以上は、
こういう罪を少しは背負っていることを自覚しようと思うのです。
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