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インビクタス 負けざる者たち

2010年02月26日 | 映画
インビクタス-負けざる者たち- を観た。

イーストウッド監督の最新作です。
最近滑り知らず、名画製造機となっているイーストウッド監督作品なのでかなり期待して観に行きました。

南アフリカに実際に起きた奇跡を元にしたノンフィクションです。

(お話)
1994年、南アフリカではアパルトヘイトを廃止して初めて国民全員が参加する選挙が行われた。
反アパルトヘイト活動の為30年間牢獄に入れられていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が大統領となる。
マンデラは人種差別の恨みは捨てて今まで自分を苦しめていた白人にも差別することなく新しい未来を作ろうとしていた。
自分の警護に白人を混ぜ、黒人達は激しく抵抗を感じるが、まずは君たちが見本となれとマンデラは言う。

真に国をひとつにするため1995年に南アフリカで行われるラグビーのワールドカップで南アフリカ代表チーム(ボクス)を応援する事にする。
しかしボクスは弱く、国の恥と言われていた。
しかしマンデラは主将のフランソワ・ピナール(マット・デイモン)を呼び自らの信念を伝える。

(ネタバレ)
マンデラの心を知ったピナールは変わり、大統領の要望を聞き、貧民街の子どもたちにラグビーを教えるツアーを実行したりする。
そしてチームメイトを鼓舞して我々も新しい未来へ進もうと言う。

マンデラは牢獄で十分休んだと大統領になってからは一切休まず過労で倒れたりしてしまう。
それでもボクスを応援するのは忘れない。

そしてワールドカップが始まりボクスは奇跡の快進撃を始める。
国民は人種を越え皆ボクスを応援するようになっていく。

ピナールに自分が投獄されていた頃に考えていた事を詩にしたインビクタスという詩をプレゼントする。

そして圧倒的に世界最強のニュージーランド代表(オールブラック)との決勝戦。
両チームとも譲らないまま延長戦に突入。
ピナールは魂を込めてチームメイトを鼓舞し続ける。

そして終了間際の得点でボクスは奇跡の優勝する。
南アフリカは歓喜に包まれる。

マンデラは自らの負けざる魂に感謝をする。

(評価)
弱いチームが奇跡の快進撃をする典型的なスポーツ感動モノで、こんなんは当然感動してしまいます。
さすがのイーストウッド監督作品だけあって実話であることと、選んだテーマは深くて重くて素晴らしいです。

セリフも詩も素晴らしかったです。

モーガン・フリーマンもマット・デイモンも素晴らしい演技でした。
エンドロールでモデルとなった本物達の写真が出ますがかなり忠実だったと思いました。

本物かCGか分かりませんが、ワールドカップの試合シーンの臨場感、興奮度、迫力、音、素晴らしいです。
これは劇場で体験しておいて良かったです。

そんなわけで8点です。

正直何度も泣いてしまいました。
イーストウッドにしては珍しくベタな演出と感動だなと思いましたが、泣いてしまいました。



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