メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

18、全ての道はローマに通ず

2013年02月22日 | 魂の旅立ち
非常に好みだったフィレンツェを去る。
ホテルのチェックアウト時、片言同士の英語で女性フロントの方とやり取り。
「次はローマに行くのか?」「ハイ」「ローマから日本に帰るのか?」「いやいや、ローマからナポリに行こうと思います、日本はまだまだずっと先」
「オー、ロングジャーニー!!」「イエス!!」のやり取りに何かよくわからないけど、ああ長旅がこの先も続くのだな・・・と思って泣けて来た。
ロングジャーニーって響きは何か切ないね。

そうして程良い道のりを経てローマへ。

ロロロローマ~!

どんどん訪れる街が都会になっていく。
ローマは若干治安が悪いと聞いていたのでテルミニ駅から離れヴァチカン近くのホテルを目指す。

キャリーバッグを引いていたので1時間半ほどの道のりだったが、僕はタクシーを使わない。
怖いからバスも地下鉄も使わない。
歩くのが好きだし、問題ない。

ホテルは古いし設備もイマイチだったがフロントのおっさんはイタリア人らしい陽気な人でフレンドリーで英語もわかりやすくて良かった。

ちょっと風邪をひいてしまったようなので、この日はあまり観光しないようにする。
近所のヴァチカンに行ってみる。

サン・ピエトロ寺院。
キリスト教のメッカだけあって凄い敷地の広さと圧倒的なスケール。
見えているのになかなか辿り着かない。
入るにも厳重な持ち物チェック。

そうして中に入って圧倒される。
物凄い沢山の人が居るのに物凄く静かで張り詰めた空気。
美しい賛美歌だけが響き渡る。
そこにいる全員が殆ど同じような心になれると感じた。
その荘厳で幻覚で安らかな空気感に感動して涙がこぼれる。

そして夜には完全に風邪の症状になっていたのでこの日はあまり回らずに早く帰ることに。
ホテル近くのレストランに入ってみたが、チャラいボーイが俺のオススメを食え食えうるさいから頼むが非常に高かったので値段不相応だと思った。
挙句の果てに5€チップをくれと言ってきたので「ノー!!」と言って去った。

近くのスーパーでフルーティーなお菓子を買って少しでもビタミン補給してホテルで休んだ。

観光名所を巡るのもいいが僕は街の空気を知りたくて旅をしている。
何処かに自分の本当の居場所があるのではないか?
海外で暮らしている日本人だって沢山居るではないか。
こんなにしっくりこない日本で何年も生きてしまったのだ。
暮らしを変えるか自分を変えるかしないとこの先やっていけない。

ローマの夜歩きはとても素敵な空気感で僕好みだなと感じた。

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