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ソロモンの偽証<前篇・事件>

2015年03月13日 | 映画
ソロモンの偽証<前篇・事件> を観た。

クリスマスの朝、雪の校庭に転落死した男子生徒。
警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。
告発された容疑者はクラスメート。
過熱するマスコミ報道、無力な学校と親、新たな殺人計画、そして犠牲者がひとり、また一人。
もう、大人たちに任せてはおけない。
隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷されるーー。

って話。


宮部みゆき原作で成島出監督のサスペンス映画です。
結構な期待を持ってみにいきましたが・・・
かなり面白かったです。

同級生が死んだのに真相がわからないままで、
みんなが腫れ物を避けるように暮らすのにうんざりした主人公が裁判を開くことを決意して企画していくまでの前編でした。
こんな引き込まれる物語は滅多に出会わないですね。

尾野真千子演じる新任教師の回想として語られていますが、
1990年に中二ってかなり僕と同世代。

なので細かい時代背景とか中学校の雰囲気とかが完成度高くて、
なんとも言えないノスタルジックな気持ちになりました。

今の中学校がどんなか知らないですが、
僕らの頃はこんなんだったよなーって感じです。

職員室には当然PCとか一切無いし、先生は職員室でタバコを吸うから煙たいし。
内申書で生徒を脅す先生たちとか、生徒たち自身も内申書に過敏なとことか。

何故か演出がちょいちょいガッツリホラーで結構脅かされる場面があり怖かったです。

子役たちの演技も素晴らしいし、
豪華な大人のキャスティングも素晴らしかったです。

この子役の子たちはきっと今後も活躍するでしょう。

エンドロール後の後編の予告ですらかなり心震わされました。
後編の公開が待てそうに無いから原作を読もうかと思います。

映画を観た後原作を読んでみたいと思うことは多々ありますが、
実際読むことは滅多に無いです。
時間が無い上に日経新聞、技術書、語学の勉強ですべての時間を埋めてしまっていることが多いのですが。
しかしこれは読まずにはいられない程の誘惑がありますね。


そんなわけで8点です。


後編にかなり期待です。
ところでこういうの見ると自分は一度も純粋な時期が無かったな・・・と実感します。
中学生らしい純粋さなんて発揮したこと無いし、熱い話をする先生を小馬鹿にする目で見ていたし。
だから恩師と思える先生なんて出会ったこと無いですね。

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