メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ストロボ・エッジ

2015年03月30日 | 映画
ストロボ・エッジ を観た。

まだ恋をしたことのない、高校1年生の木下仁菜子(有村架純)。
ある帰り道の電車の中で、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮(福士蒼汰)と出会う。
少しずつ会話を交わすようになる蓮と仁菜子。
冷たそうに見える蓮の優しい言動、笑顔に今まで感じたことのない気持ちを抱いた仁菜子は、自分が蓮に恋していると気付く。
しかし、蓮には中学の時から付き合っている年上の彼女・麻由香(佐藤ありさ)がいた・・・。
絶対的な彼女の存在を知ってもなお、仁菜子は自分の想いをただ伝えたくて、蓮に告白するが、フラれてしまう。
どこか背伸びして麻由香と付き合いながらも、仁菜子の真っ直ぐな想いに触れるうちに、心の中にある変化が生まれ始める蓮。
”ただの友だち”でいる覚悟を決めたのに、蓮を好きだという気持ちがどんどん積もっていく仁菜子。
そんな仁菜子を本気で好きになる安堂(山田裕貴)。
蓮よりも先に大人の階段を上り始めた麻由香。
仁菜子に想いを寄せるもフラれてしまう大樹(入江甚儀)。
安堂の元カノの真央(黒島結菜)。
それぞれの切ない想いが、徐々に加速していくー。

って話。


早くも今年3本目の廣木隆一監督作品です。
あまちゃんコンビの青春純愛モノです。

彼女が居る人を好きになって、それでもいいから側に居たい!的な展開です。

何かキュンキュンする演出の連続でした。
こんなのをおじさん監督が撮っていることは逆に凄いセンスだと思います。

しかしこういうベタな演出ってもはやコントとの差別化が難しいくらいですね。
ちょっと色んなコント的展開を期待してしまいました。
ベタな恋愛展開、その手の演出に真っ向から向き合ってみました、といった仕上がりです。

僕の大好きな有村架純がめっちゃ可愛い仕上がりになっております。
終始ずっと可愛いです。
流石の今旬な女優さんですね。

福士蒼汰は観る度に苦手になっていきますが、
今作でもやっぱりその流れは止められ無かったですね。
この子の演技ってどうなんでしょう。
僕はには疑問です。
もう一回クドカンに弄ってもらってステップアップした方がいいかもですね。

今、僕の中ではかなり上位にランクインしている黒島結菜さんが出ててテンション上がりました。
憎まれ役で目立たなかったですが、やっぱりいいですね。

しかしベタベタな青春恋愛映画でした。
ネタバレになりますが、ありかすちゃん4回転びます。
5回目走ってる時、逆に「転ばへんのかい!!」って心の中で突っ込んでしまうほどでした。

廣木隆一監督は仕事しすぎですね。
幾つか突っ込みどころありましたが、
それ以上にこの映画は映像めっちゃ良かったです!

もう素敵映像の連続で
「ああ、俺が映画撮ったらこんなシーン、こんなアングルで撮りたいわー」
の連続でした。

まるで岩井俊二作品のような叙情的世界観もありつつ、
わかり易い期待通りなベタな演出もあり見事な映像世界を作り出していました。

いつもの廣木作品とは一味違った仕上がりで、その引き出しの多さに敬服しました。
花火のシーンも海のシーンもシャボン玉のシーンも西日のシーンも電車のシーンも夜の住宅街のシーンも、
僕の美意識にはたまらなかったです。

ストーリーは取り立てて褒めるところ無いですけど映像は素晴らしかった。
それだけでも観る価値があったと思えました。


そんなわけで7点です。


しかし全力で駈け出してしまうような熱い恋をあと一回くらいはしてみたいなー。
僕、こんなんめっちゃ好きな青春卒業出来ない病なのです。

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