メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ブロークン・フラワーズ

2009年07月09日 | 映画
ブロークン・フラワーズを観た。

コンピュータービジネスでまとまった金を手に入れたドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)は悠々自適な暮らしをしていた。
物静かで渋いナイスミドル。

しかしその女遊びから恋人は出て行く。

そして無視していた郵便の山から一通の手紙を開くと匿名で「あなたには19歳になる息子が居る」とピンクの便箋に書かれていた。

隣人のウィンストン(ジェフリー・ライト)にその話をするとおせっかいにも4人の候補とその住所をリストアップしてきた。

絶対に行かないというドンだが、飛行機に乗り一人目の候補に会いに行く。


(ネタバレ)
一人目の元恋人ローラ(シャロン・ストーン)は夫と死別しており、クローゼット・オーガナイザーで生計を立てている。
数年ぶりに突然現われたドンを歓迎する。
その娘は奔放で全裸でドンの前に現われたりする露出狂。
ドンとローラは久々に共に夜を過ごし、手紙の差出人はローラではないと翌日次の目的地へと向かう。

二人目の元恋人ロン(フランセス・コンロイ)は夫と共に不動産業をしている。
数年ぶりに突如現われたドンに戸惑うが夫の勧めで3人でディナーを食べる。
ロンが手紙の差出人ではないと次の目的地へ向かう。

三人目の元恋人カルメン(ジェシカ・ラング)は動物と話せるという力で動物カウンセラーの様な仕事をしており大盛況している。
忙しい最中、ドンと色々会話するが、やはり差出人では無いと嫌がりながらも次の目的地へ。

四人目の元恋人ペニー(ティルダ・スウィントン)は走り屋で野蛮な仲間が居る。
突如現われたドンに子供の存在を聞かれ怒って泣き出し、ドンは理由をしらないペニーの仲間に殴られる。

うんざりして家に帰るが飛行場で気になる青年を見かける。

翌日その青年が近所に現われたため、ドンはその青年は自分を訪ねてきた息子だと思う。

食事をおごり、哲学を求める青年に哲学を語る。
「過去はもうどうにもできない。未来はなんとでも出来る。だから大事なのは現在だ」みたいな。

そして、お前は俺を探しにきたんだろ?と聞くと怯えて青年は逃げる。
後を追うが青年は逃げてしまう。

そんなドンを通りすがりの車からじっと見ている青年がいた。


(評価)
なかなか面白い映画と思いました。

静かなトーンで、淡々と物語が進む。
ちょっとしたサスペンス感覚で真相は一体なんなんだ?
と視聴者に考えさせ、結局なんの答えも出さずに意味深に終わってしまう。

ラストに、なんだよ!って思う人も居るでしょうが、僕はこんなんが大好きですね。

イケメンでもなく、無口なのにモテモテっていう設定がいいです。
ホントにモテる男性像ってこんな感じな気もします。
こんなおっさんになりたいと思いました。

そんなわけで6点。

しっとりと楽しめます。










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