ターミネーター:ニュー・フェイト
を観ました。
メキシコシティの自動車工場で働く21歳の女性ダニーが弟のミゲルとともに、ターミネーター”REV-9”に襲われる。
彼らを守ったのは、同じく未来から送り込まれた強化型兵士のグレースだった。
かろうじて工場から車で脱出するダニー、ミゲル、グレース。
執拗に追いかけてくるREV-9を、ハイウェイで待ちかまえていたのは、サラ・コナーだ。
ターミネーターを宿敵として人生を送ってきた彼女は、REV-9とも激しい死闘を繰り広げ、「アイルビーバック」と言って、その場を去っていった。
再び合流した皿は、ターミネーター情報の謎のメールが誰かから届くと告白。
グレースはその発信元がテキサス州のエルパソだと突き止め、3人はメキシコからの国境越えを決意する。
しかし、国境警備隊になりすましたREV-9が彼らを指名手配していた。
そしてエルパソで、サラやダニーを待っていたのは、あの男だった・・・・・・。
ティム・ミラー監督です。
それ以上に存在感の製作・ストーリーがジェームズ・キャメロンです。
言わずと知れたハリウッドでも超最高峰の監督でありターミネーターの生みの親ですね。
宣伝文句の通り最大のシリーズ最大のヒット作ターミネーター2の正当な続編という内容です。
正当な続編というツッコミたくなる宣伝文句ですがそう言うしか無いですね。
確かに3、4、ジェネシスとイマイチぱっとしなかったので。
そこを黒歴史として葬ろうとする思い切りも悪くは無いでしょう。
肝心の今作ですが、完全に2のオマージュで自身の作品を彷彿とさせる演出盛りだくさんです。
ちなみに自分にとってのターミネーター2は大人に連れて行かれずに行った初めての映画、中1の友人と見に行った思い出深い映画です。
先日みたジェミニマンみたいな最新技術で若い頃のリンダ・ハミルトンや当時のままのエドワード・ファーロングも出てきて驚きました。
そういう技術のおかげでこういう映画の作り方が可能になりますね。
過去のシリーズとのつなぎのシーンを作れるというのはいい時代になったと思います。
ただ元々そういうのを想定した設計が素晴らしい映画が無くなっていくだろうな、というマイナス要素もありますね。
こういう歴史的名作には歴史的音楽があるもので。
スターウォーズの冒頭の音楽を劇場で聴いた時と同様にターミネーターの例の音楽もサブイボです。
ダダンダンダダン ダダンダンダダン チャラリ〜 チャ〜 チャ〜 ダダンダンダダン! ダダンダンダダン!! ダダンダンダダン!!!
これを劇場サウンドで聴くだけでも価値があるように思わされる素晴らしい音楽ですね。
そして例の流行語「アイルビーバック」。
アレ以降散々こすられて来て他所の作品でもシュワちゃんが使いまくってしまって。
ようやく本来の使い場に帰ってきましたね。
リンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツェネッガーはもちろん老いましたが作品の時間軸の経過の設定と合っているのでちゃんとその老い方に説得力があります。
ターミネーターも外見が老いる設定だったのは今作で知りましたが。
確かに長期間活動しているターミネーターを登場させたのは今作が初な気がするので良いと思いました。
敵の恐怖っぷりの描き方はなかなかで。
容赦なく一般人は殺されてしまいますが主人公たちにはためらってくれるのでそこでなんとかなるパターンは多かったです。
1作目の時の絶望感、心細さは結局ピークだった気がします2になって敵が強くなった分、味方にターミネーターが付くという禁断の手法をつかいましたが。
結局その後もそのパターンばかりですが。
今作はちょっと強い味方が多くてターミネーターの怖さはイマイチだったかもですね。
その分、味方が減った時の心細さは結構ありましたが。
ターミネーターのタイムトラベルはパラレルワールド的な設定なので、ストーリーが分岐している部分は相変わらず難しいですね。
しっくりこないこともありますが。
今作もちゃんと救った未来が別の要因でまた過酷になっている的な設定でしたが、そうなるともうなんでもありだなと思いました。
語りの中に登場するサラ・コナーが倒してきたターミネーターの存在とかはちょっと謎でした。
ターミネーターのターゲットになる主人公はナタリア・レイエスでした。
初めて見たと思いますが流石に主演をやるだけのことはあります。
この大作でこのキャスティングはなかなかチャレンジだったと思いますがギリギリOKだったと思います。
主人公を守るために未来から来た戦士をマッケンジー・デイヴィスが演じていました。
SF作品で見かけますが本格的なアクション女優って感じですね。
ボディビルダー波に素晴らしく鍛え上げられた体で説得力十分でした。
サラ・コナー役はリンダ・ハミルトンでした。
ターミネーター1、2でスターになったのにその後の作品はかなり滑ってる印象でしたが。
長い年月を経てよくぞシリーズに戻ってきたなと思いました。
サラ・コナーがターミネーターハンターになるくらい強くなってるのは説得力あります。
主人公を助けるターミネーターはアーノルド・シュワルツェネッガーです。
そういう設定だからってのもありますが、もうあっさり人間味を持っていてロボット感はほぼ無くなっていました。
サングラスをかけようとするシーン、秘かに今作の白眉、一番わかりやすくぐっと来たシーンでした。
ターミネーター2世代が劇場で見るにはノスタルジーと新しさがあって狙った通りの妥当な仕上がりにはなっていたと思います。
そんなわけで7点。
を観ました。
メキシコシティの自動車工場で働く21歳の女性ダニーが弟のミゲルとともに、ターミネーター”REV-9”に襲われる。
彼らを守ったのは、同じく未来から送り込まれた強化型兵士のグレースだった。
かろうじて工場から車で脱出するダニー、ミゲル、グレース。
執拗に追いかけてくるREV-9を、ハイウェイで待ちかまえていたのは、サラ・コナーだ。
ターミネーターを宿敵として人生を送ってきた彼女は、REV-9とも激しい死闘を繰り広げ、「アイルビーバック」と言って、その場を去っていった。
再び合流した皿は、ターミネーター情報の謎のメールが誰かから届くと告白。
グレースはその発信元がテキサス州のエルパソだと突き止め、3人はメキシコからの国境越えを決意する。
しかし、国境警備隊になりすましたREV-9が彼らを指名手配していた。
そしてエルパソで、サラやダニーを待っていたのは、あの男だった・・・・・・。
ティム・ミラー監督です。
それ以上に存在感の製作・ストーリーがジェームズ・キャメロンです。
言わずと知れたハリウッドでも超最高峰の監督でありターミネーターの生みの親ですね。
宣伝文句の通り最大のシリーズ最大のヒット作ターミネーター2の正当な続編という内容です。
正当な続編というツッコミたくなる宣伝文句ですがそう言うしか無いですね。
確かに3、4、ジェネシスとイマイチぱっとしなかったので。
そこを黒歴史として葬ろうとする思い切りも悪くは無いでしょう。
肝心の今作ですが、完全に2のオマージュで自身の作品を彷彿とさせる演出盛りだくさんです。
ちなみに自分にとってのターミネーター2は大人に連れて行かれずに行った初めての映画、中1の友人と見に行った思い出深い映画です。
先日みたジェミニマンみたいな最新技術で若い頃のリンダ・ハミルトンや当時のままのエドワード・ファーロングも出てきて驚きました。
そういう技術のおかげでこういう映画の作り方が可能になりますね。
過去のシリーズとのつなぎのシーンを作れるというのはいい時代になったと思います。
ただ元々そういうのを想定した設計が素晴らしい映画が無くなっていくだろうな、というマイナス要素もありますね。
こういう歴史的名作には歴史的音楽があるもので。
スターウォーズの冒頭の音楽を劇場で聴いた時と同様にターミネーターの例の音楽もサブイボです。
ダダンダンダダン ダダンダンダダン チャラリ〜 チャ〜 チャ〜 ダダンダンダダン! ダダンダンダダン!! ダダンダンダダン!!!
これを劇場サウンドで聴くだけでも価値があるように思わされる素晴らしい音楽ですね。
そして例の流行語「アイルビーバック」。
アレ以降散々こすられて来て他所の作品でもシュワちゃんが使いまくってしまって。
ようやく本来の使い場に帰ってきましたね。
リンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツェネッガーはもちろん老いましたが作品の時間軸の経過の設定と合っているのでちゃんとその老い方に説得力があります。
ターミネーターも外見が老いる設定だったのは今作で知りましたが。
確かに長期間活動しているターミネーターを登場させたのは今作が初な気がするので良いと思いました。
敵の恐怖っぷりの描き方はなかなかで。
容赦なく一般人は殺されてしまいますが主人公たちにはためらってくれるのでそこでなんとかなるパターンは多かったです。
1作目の時の絶望感、心細さは結局ピークだった気がします2になって敵が強くなった分、味方にターミネーターが付くという禁断の手法をつかいましたが。
結局その後もそのパターンばかりですが。
今作はちょっと強い味方が多くてターミネーターの怖さはイマイチだったかもですね。
その分、味方が減った時の心細さは結構ありましたが。
ターミネーターのタイムトラベルはパラレルワールド的な設定なので、ストーリーが分岐している部分は相変わらず難しいですね。
しっくりこないこともありますが。
今作もちゃんと救った未来が別の要因でまた過酷になっている的な設定でしたが、そうなるともうなんでもありだなと思いました。
語りの中に登場するサラ・コナーが倒してきたターミネーターの存在とかはちょっと謎でした。
ターミネーターのターゲットになる主人公はナタリア・レイエスでした。
初めて見たと思いますが流石に主演をやるだけのことはあります。
この大作でこのキャスティングはなかなかチャレンジだったと思いますがギリギリOKだったと思います。
主人公を守るために未来から来た戦士をマッケンジー・デイヴィスが演じていました。
SF作品で見かけますが本格的なアクション女優って感じですね。
ボディビルダー波に素晴らしく鍛え上げられた体で説得力十分でした。
サラ・コナー役はリンダ・ハミルトンでした。
ターミネーター1、2でスターになったのにその後の作品はかなり滑ってる印象でしたが。
長い年月を経てよくぞシリーズに戻ってきたなと思いました。
サラ・コナーがターミネーターハンターになるくらい強くなってるのは説得力あります。
主人公を助けるターミネーターはアーノルド・シュワルツェネッガーです。
そういう設定だからってのもありますが、もうあっさり人間味を持っていてロボット感はほぼ無くなっていました。
サングラスをかけようとするシーン、秘かに今作の白眉、一番わかりやすくぐっと来たシーンでした。
ターミネーター2世代が劇場で見るにはノスタルジーと新しさがあって狙った通りの妥当な仕上がりにはなっていたと思います。
そんなわけで7点。