ヒアアフター を観た。
僕の中で今最もコンスタントに質の高い映画を撮ると評価しているイーストウッド監督作品です。
制作総指揮はスティーヴン・スピルバーグです。
愛する人を失ったらどうしたらいいのか?
死者の声が聞ける霊能者の男。
大津波で臨死体験をした女性ジャーナリスト。
ずっと一緒だった双子の兄を失った少年。
そんな人々の群像劇です。
予告で一見パニック映画と思いますが、冒頭いきなりやって来る津波シーン以外はしっとりとした人間ドラマです。
群像劇の一つがフランスが舞台なだけあってフランス映画の様な気品もあります。
僕はこれ系の話は否定的なのですが、しっとりとそれなりに楽しんで観れました。
マット・デイモンがこの繊細な役をやるには少々マッチョ過ぎるのがちょっと気になってしまいました。
しかし孤独で切ない空気はいい感じでした。
女性ジャーナリスト役のセシル・ドゥ・フランスはなかなか美人で素敵な女性でした。
津波はおそらくスマトラ沖の津波をモデルにしてると思います。
マット・デイモンと恋人になりかけるブライス・ダラス・ハワードもなかなかキュートな女性でした。
ストーリー展開は多くの観てる人がこっちに行って欲しいと思う方向に行く感じです。
なので最後はとても爽やかな清々しい気持ちにさせてもらいました。
そんなわけで7点です。
イーストウッド監督が色々なジャンルに手を出し始め、世界中にメッセージを贈り始めている印象が強いですね。
その目の付け所が流石です。
次はどんなテーマの映画を撮るのか楽しみです。
(ネタバレ)
取材で訪れていた南の島でフランスの女性ジャーナリストのマリー・ルノ(セシル・ドゥ・フランス)は大津波に飲まれ臨死体験をした後奇跡的に助かる。
国へ帰って仕事に復帰しようとするが臨死体験以降何かが変わってしまい、愛人関係のプロデューサーに休むように勧められる。
マリーはその間に執筆活動をする。
かつて霊能力者として活躍したジョージはその過去を抹消すべく肉体労働の日々。
兄に頼まれその知人を霊視する。
ジョージは対象者に触れることでその人の近くの死者と繋がり、その声を聞きそれを伝える事が出来る。
兄はかつてのように霊能力で商売しようと必死にジョージを誘う。
しかしジョージは自分の脳力は望んだものではなく呪いだとひたすら霊能力を封印して新しい人生を生きようとする。
そして通い始めた料理学校でメラニー(ブライス・ダラス・ハワード)という女性に出会い親しくなる。
二人は徐々に親しくなり、ジョージの家に招待するが兄からの電話でジョージが霊能力者だと知る。
霊視して欲しいと言い出すメラニー、霊視は人間関係を壊すから絶対に嫌だと言うジョージ。
しかし必死に訴えるメラニーに折れて霊視する。
メラニーの父と繋がり幼い頃にしたひどい事を謝っている事を伝えるとメラニーはショックを受け去っていく。
ジョージの予想通りメラニーとはそれっきりになってしまう。
父親が居なく、アルコール中毒の母と暮らすジェイソン(フランキー・マクラレン)とマーカス(ジョージ・マクラレン)の双子。
二人は過酷な環境の中いつもお互いを支え合い自分たちを保護しようとする福祉施設の人間たちから母親を守る。
兄のジェイソンはしっかりものでマーカスの宿題をいつも手伝い、必ず二人は隣同士で同時に眠る。
ある日お使いを頼まれたジェイソンは不良に絡まれ逃げる際に車に轢かれ死んでしまいマーカスはひどく悲しむ。
母親は施設に入りマーカスは里親の元へと預けられる。
しかし里親になつかず兄と会いたいがゆえにインターネットで色々な霊能力者を調べ片っ端から会いに行くがどれもインチキばかりだった。
そして地下鉄に乗ろうとしたときいつもかぶっていたジェイソンの形見のキャップが飛ばされる。
必死に帽子を探して見つけた時には電車は出発してしまっていて乗れなかった。
しかし直後その電車は爆破テロで大爆発を起こす。
マリーはテレビの仕事に戻りたがるが後任の女性ジャーナリストにポジションを取られ、愛人も取られてしまう。
臨死体験のせいで何もかも失ったと悲しむ。
出版社には政治家の裏の顔の本を出す約束をしていたのに臨死体験の本を書き揉めてしまう。
それでも信念を持って臨死体験の経験者のデータを取材して書き上げ、認めてもらい出版する。
ジョージの兄は必死にジョージを説得し勝手に事務所を借りて自分が仕事を辞めてマネージメントすると言う。
納得するフリをするジョージはメラニーの事でもひどく落ち込み二度と霊能力には関わりたくないと謝罪の手紙を残し傷心の旅に出る。
ロンドンで自分の好きな作家の縁の地を巡る。
家で状態だったマーカスに里親はお手上げ状態だったが最後の手段としてマーカスの前に預かり今は立派な青年になった子供にロンドンに会いに行く。
大規模な本の出版のイベントであちこちで新刊のイベントをしている。
マーカスは一人で見たいと待ち合わせ時間を指定して一人で見て歩く。
マリーはロンドンの本の祭典に出展することになり、そこで朗読会とサイン会をすることになる。
その本の祭典に立ち寄ったジョージは偶然マリーの朗読を聞き立ち止まる。
自分が普段やっている霊視と似た表現だったから。
そこに居合わせたマーカスはインターネットでジョージを見たことがあると、霊視して欲しいとしつこく後をつけ回す。
ジョージはマリーの本を買いサインをしてもらう、マリーと話したかったがマーカスのせいで叶わなかった。
ホテルの外でいつまでも待ってるマーカスに折れて霊視してあげる。
そしてジェイソンの声をマーカスに伝える。
帽子は俺のだから返せ、爆発からは助けたけどもう助けないと。
マーカスは里親にも心を開き実の母と再会を果たす。
マーカスはジョージがマリーのことを好きになったと気づいたので、お礼に調べたマリーの連絡先をジョージに渡す。
ジョージはそのホテルを訪ねマリーに長いメッセージを残す。
そのメッセージを読んだマリーはジョージの待つオープンカフェへ。
見つめ合った瞬間に二人は恋に落ちる事を確信する。
僕の中で今最もコンスタントに質の高い映画を撮ると評価しているイーストウッド監督作品です。
制作総指揮はスティーヴン・スピルバーグです。
愛する人を失ったらどうしたらいいのか?
死者の声が聞ける霊能者の男。
大津波で臨死体験をした女性ジャーナリスト。
ずっと一緒だった双子の兄を失った少年。
そんな人々の群像劇です。
予告で一見パニック映画と思いますが、冒頭いきなりやって来る津波シーン以外はしっとりとした人間ドラマです。
群像劇の一つがフランスが舞台なだけあってフランス映画の様な気品もあります。
僕はこれ系の話は否定的なのですが、しっとりとそれなりに楽しんで観れました。
マット・デイモンがこの繊細な役をやるには少々マッチョ過ぎるのがちょっと気になってしまいました。
しかし孤独で切ない空気はいい感じでした。
女性ジャーナリスト役のセシル・ドゥ・フランスはなかなか美人で素敵な女性でした。
津波はおそらくスマトラ沖の津波をモデルにしてると思います。
マット・デイモンと恋人になりかけるブライス・ダラス・ハワードもなかなかキュートな女性でした。
ストーリー展開は多くの観てる人がこっちに行って欲しいと思う方向に行く感じです。
なので最後はとても爽やかな清々しい気持ちにさせてもらいました。
そんなわけで7点です。
イーストウッド監督が色々なジャンルに手を出し始め、世界中にメッセージを贈り始めている印象が強いですね。
その目の付け所が流石です。
次はどんなテーマの映画を撮るのか楽しみです。
(ネタバレ)
取材で訪れていた南の島でフランスの女性ジャーナリストのマリー・ルノ(セシル・ドゥ・フランス)は大津波に飲まれ臨死体験をした後奇跡的に助かる。
国へ帰って仕事に復帰しようとするが臨死体験以降何かが変わってしまい、愛人関係のプロデューサーに休むように勧められる。
マリーはその間に執筆活動をする。
かつて霊能力者として活躍したジョージはその過去を抹消すべく肉体労働の日々。
兄に頼まれその知人を霊視する。
ジョージは対象者に触れることでその人の近くの死者と繋がり、その声を聞きそれを伝える事が出来る。
兄はかつてのように霊能力で商売しようと必死にジョージを誘う。
しかしジョージは自分の脳力は望んだものではなく呪いだとひたすら霊能力を封印して新しい人生を生きようとする。
そして通い始めた料理学校でメラニー(ブライス・ダラス・ハワード)という女性に出会い親しくなる。
二人は徐々に親しくなり、ジョージの家に招待するが兄からの電話でジョージが霊能力者だと知る。
霊視して欲しいと言い出すメラニー、霊視は人間関係を壊すから絶対に嫌だと言うジョージ。
しかし必死に訴えるメラニーに折れて霊視する。
メラニーの父と繋がり幼い頃にしたひどい事を謝っている事を伝えるとメラニーはショックを受け去っていく。
ジョージの予想通りメラニーとはそれっきりになってしまう。
父親が居なく、アルコール中毒の母と暮らすジェイソン(フランキー・マクラレン)とマーカス(ジョージ・マクラレン)の双子。
二人は過酷な環境の中いつもお互いを支え合い自分たちを保護しようとする福祉施設の人間たちから母親を守る。
兄のジェイソンはしっかりものでマーカスの宿題をいつも手伝い、必ず二人は隣同士で同時に眠る。
ある日お使いを頼まれたジェイソンは不良に絡まれ逃げる際に車に轢かれ死んでしまいマーカスはひどく悲しむ。
母親は施設に入りマーカスは里親の元へと預けられる。
しかし里親になつかず兄と会いたいがゆえにインターネットで色々な霊能力者を調べ片っ端から会いに行くがどれもインチキばかりだった。
そして地下鉄に乗ろうとしたときいつもかぶっていたジェイソンの形見のキャップが飛ばされる。
必死に帽子を探して見つけた時には電車は出発してしまっていて乗れなかった。
しかし直後その電車は爆破テロで大爆発を起こす。
マリーはテレビの仕事に戻りたがるが後任の女性ジャーナリストにポジションを取られ、愛人も取られてしまう。
臨死体験のせいで何もかも失ったと悲しむ。
出版社には政治家の裏の顔の本を出す約束をしていたのに臨死体験の本を書き揉めてしまう。
それでも信念を持って臨死体験の経験者のデータを取材して書き上げ、認めてもらい出版する。
ジョージの兄は必死にジョージを説得し勝手に事務所を借りて自分が仕事を辞めてマネージメントすると言う。
納得するフリをするジョージはメラニーの事でもひどく落ち込み二度と霊能力には関わりたくないと謝罪の手紙を残し傷心の旅に出る。
ロンドンで自分の好きな作家の縁の地を巡る。
家で状態だったマーカスに里親はお手上げ状態だったが最後の手段としてマーカスの前に預かり今は立派な青年になった子供にロンドンに会いに行く。
大規模な本の出版のイベントであちこちで新刊のイベントをしている。
マーカスは一人で見たいと待ち合わせ時間を指定して一人で見て歩く。
マリーはロンドンの本の祭典に出展することになり、そこで朗読会とサイン会をすることになる。
その本の祭典に立ち寄ったジョージは偶然マリーの朗読を聞き立ち止まる。
自分が普段やっている霊視と似た表現だったから。
そこに居合わせたマーカスはインターネットでジョージを見たことがあると、霊視して欲しいとしつこく後をつけ回す。
ジョージはマリーの本を買いサインをしてもらう、マリーと話したかったがマーカスのせいで叶わなかった。
ホテルの外でいつまでも待ってるマーカスに折れて霊視してあげる。
そしてジェイソンの声をマーカスに伝える。
帽子は俺のだから返せ、爆発からは助けたけどもう助けないと。
マーカスは里親にも心を開き実の母と再会を果たす。
マーカスはジョージがマリーのことを好きになったと気づいたので、お礼に調べたマリーの連絡先をジョージに渡す。
ジョージはそのホテルを訪ねマリーに長いメッセージを残す。
そのメッセージを読んだマリーはジョージの待つオープンカフェへ。
見つめ合った瞬間に二人は恋に落ちる事を確信する。