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さなぎの殻を破ったら・・・?

2003-07-23 23:16:00 | 徒然なるままに
7月23日(水)

今、夕方、1999年~2000年春にかけて放映された「3年B組金八先生」の再放送をやっている。

当時、中3の息子は小5、中1の長女は小3だった。
それまでの「金八先生」とはちょっと趣きの違う、中学生を取り巻く問題(学級崩壊や、引きこもりetc.)に、これから中学入学を迎える親としてはとても不安を覚えたものだった。

内容も、1回1回解決されるようなものではなく、いろいろな問題や複線が複雑に絡み合い、その学級崩壊からの再生にソーラン節が一役買っている。

今はちょうど高校の合格発表のくだりをやっているのだが、中3生をもつ親としては、身につまされる思いで見ている。

昨日、金八先生の息子が、不合格だった時、父として息子にかけた言葉がとても印象的だったので、書きとめておこうと思う。

「今、お前たちは、自分でさなぎの殻を破って、外の世界に飛び立とうとしている。
だが、からから出てきたばかりの蝶は、羽がくしゃくしゃですぐには飛べない。
小枝に必死につかまって、冷たい風にさらされることによって美しく、強い羽になるのだそうだ。そのときに、風除けをしたりしては丈夫な羽にはならないのである。
高校入試は、その「冷たい風」なのである。」

我が家には、小2のはらぺこあおむしと、「不登校」という繭をかけ始めた中1とと、もうすぐ殻を破る前の準備を始めた息子がいる。

彼らがどんな蝶に成長していってくれるか、不安なりにも楽しみにして行こう。

向かい風を受けてぐんぐん高く上がる凧のように、強い風を受けて進む帆船のように・・・。
頑張れ子どもたち!

ソーラン、夏祭りの本番に向かって。「継続こそ力なり」

2003-07-23 07:27:00 | 徒然なるままに
7月22日(火)

夏休みソーラン講座一日目。
いつものメンバーに、新しい仲間や、見学の方も入れると、結構な数の人が参加してくれた。
残念ながら、部活動や夏期講習で忙しい中学生は、今日は一人も参加がなかった。
本番は何人か参加してくれるといいのだが・・・。

今日は、まず前奏から1番まで。
今度の土日が本番とあって、みんな気合いが入っていたし、新しい子も、果敢に練習に食いついてきた。
最近始めたばかりの50代の方たちも、熱心に練習されていた。

途中で、小学校の校長先生が見学にいらっしゃった。この春、赴任されていらっしゃった先生で、ソーランは始めてご覧になるという。
長女の中学入学式の時、「継続こそ力なり」というテーマで、ご自分も、休みの時に東海道53次を自分の足で歩き続けていらっしゃるという体験談を話されていた。
この、「お題目」ではない「実践談」は、中3の息子には何か心に響くものがあったようだ。

休憩時間にご挨拶をし、私たちの活動のあらましをお話したところ、興味を持ってくださり、とても温かいお言葉をかけて下さった。
それは、子どもたちにとってはとても嬉しかったらしく、その後の気合の入り方といったら、まるでリハーサルのようだった。

ソーランでつながり、広がる仲間作りもステキだけど、ソーランに取り組み、本番の場数を踏むたびに成長していく子どもたちの姿を見るのは、本当に嬉しく、楽しみである。

今年は夏祭りでも、単なる「客寄せ的な前座」のようなプログラムではなく、8時ぐらいの、一番お客様が多い時間帯での踊りの依頼が来た。

見る人も、踊る自分たちも、元気になるソーランを目指して、本番に向かって頑張るぞ~!

「おとぎの国の魔術師─ワイルドスミス・絵本の世界─おとぎの国のファンタジア」展

2003-07-23 01:08:00 | 徒然なるままに
7月21日(月)

不覚にも、私はこの有名な絵本作家について、この展覧会を見るまでほとんど知らなかった。
おそらく、図書館で、何度か手にとって絵本を見たことはあったのだろうが、名前まで覚えていなかったのだと思う。
改めて原画を見ると、「青い鳥」を始め、その原画のとても繊細でいて大胆な構図、画面いっぱいに溢れ広がる色彩のハーモニーは本当に素晴らしかった。

なにより、彼の絵には「メッセージ」があった。言葉でも語られてはいたが、「絵」だけでも、十分に伝わるものがあった。
だから、子どもたちが「これ読んで~」と持ってくる、魅力があるのだろう。

会場に来ていた子どもたちも、幼児でさえ、一生懸命に絵に見入っていた。

この夏は、彼の絵本を読破しようと思う。

展覧会の詳しいご案内は、下記にアクセスしてみてください。
http://www.fujibi.or.jp/wildsmith/tenji.html