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堀絢子一人芝居『朝ちゃん』を観て

2010-08-05 05:33:00 | 徒然なるままに
8月2日(月)

今日は、午前中、健康診断を受けた。
職員旅行の翌日という微妙な体調での受診だが、まあ、なるようになるさ。
とりあえず、今のところ自覚症状らしいものはないが…。

午後から神奈川県立青少年センターで開催されている神奈川県中学校演劇研究会の講習会に出かけ、そこで研修のための芝居として上演された堀絢子さんの一人芝居『朝ちゃん』を観てきた。

広島の原爆投下の翌日に亡くなった15歳の朝ちゃん、お母さん、お兄さんの五郎君、友達の秋ちゃんの4役をたった一人で演じ分ける。

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/OSK200902060103.html

http://www.sbrain.co.jp/theme/V-1296.htm

http://news.livedoor.com/article/detail/1073362/

堀さんのお父さまは軍医さんで、広島に着任3日目で被爆し亡くなった。
駆けつけた妻子を待っていたようにして息を引き取ったお父さま。
当時3歳だった堀さん。その後8月になるとお母様が繰り返し、お父様のことや原爆のことを語って聞かせたのだそうだ。
堀さんは物心ついてからはいつか自分の手で、「原爆の悲惨さ、戦争の愚かさ』をテーマにした一人芝居をやってみたい」と願うようになり、役者を目指す。

そして、山本真理子さんの詩に出会い、ご自分で脚本を書き、47歳のとき、500回の公演(千の半分で『反戦』)を目指し、一人芝居『朝ちゃん』の公演を始めたのだそうだ。
20年間で公演回数は今日で197回目だそうだ。まだまだ500回達成までは遠い道のりだ。全国各地の平和集会や学校の視聴覚教室などに公演に行き、『反戦』を訴える堀さん。
15歳の役を演じ続けるために、おかっぱ頭を通し、朝夕500回の腹筋運動を欠かさないという実年齢67歳の女優魂を見た。

堀さんといえば『おばけのQ太郎』のQちゃん、『忍者はっとりくん』のはっとりくん、『ガンバの冒険』のイカサマの声などで有名な声優さんだ。
今も現役で声優のお仕事をしながら、『朝ちゃん』を演じ続けるそのパワーはどこから来るのだろう。
演劇部の生徒たちにもぜひ、生の舞台を見せたいと思った。
そして、朝ちゃんが亡くなった8月7日と同じ日を誕生日に持つ末娘にも…。

公演後、神奈川県内の中学校演劇部の活動報告会があった。
神奈川県には700名を超える演劇部員が在籍していて、運動部並みの活発な活動をしていることを知り、うらやましく思った。

来週は、同じ会場で演劇部指導者のための研修会があるというので、早速参加を申し込んだ。
12月のコンクール出場を目指して、私も顧問としてしっかり勉強しなくっちゃ!

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