11月2日(月)
今日は、2本のDVDを見た。
『ベルナのしっぽ』と『私と犬の10の約束』
どちらも犬と飼い主とのお話。
1年生の読書感想画の下書きの添削をしているので、参考までにDVDを何本か借りてきておいたのだ。
*(カインド)*『ベルナのしっぽ』は、盲導犬としてのラブラドールレトリバー犬ベルナの一生の物語。
映画公式サイトhttp://www.cri.co.jp/service/ri_movie/bsproject/info/information.html
郡司ななえさんの体験をモデルに描かれている。
盲導犬については、今も、それほど知識と理解が浸透しているとはいえないが、昭和57年当時はもっと珍しく、偏見もあったことだろう。
それにしても、犬の性質もあるのだろうが、訓練された犬というのは本当にすばらしい。
劇中で『仕事に対してのプライドがある』と言っていたが、心無い人がベルナのわき腹にタバコの火を押し付けても、踏切で待機したいる飼い主を守るため、声も立てずに必死で耐える姿に感動した。
年を取って白内障になり、怪我をしないように留守番をさせられた時、ストレスから家中を散らかしたベルナの気持ちが、痛いほど良く分かった。
ベルナは犬だから言葉はしゃべれなくとも、あの目やしっぽは、言葉以上のものを表現している。
飼い主の家族の話も良かった。大切なことは、子どもはちゃんと聞いて覚えているものなんだと思った。
盲導犬ベルナから教わることがたくさんあって、見た後が爽やかな映画だった。
*(ラブリー)*『私と犬の10の約束』も良かった~*(涙)**(涙)**感動*(びっくり2)**(涙)**(涙)**(涙)*
こちらの主役は、ゴールデンレトリバーのソックス君。
もう、見終わった後は、目がパンパンに腫れてしまい、下校して帰宅した末娘が心配しているので、話をしようとして思い出してはまた泣いてしまうという様な映画だった。
内容についてはコチラでどうぞhttp://www.inu10.jp/
*(ジョリー)*昔、私の実家にも犬がいた。
私が上京して初めての冬休みに、弟が公園の側溝に落っこちていたところを拾ってきた犬だった。
手のひらに乗っかるほどの子犬で、茶色い熊の子みたいだったので、『クマ』と名づけた。
4本の足に白い靴下を履いているみたいで、鼻筋としっぽの先も白かった。
私が帰京しても、飼い主が現れなかったとかで、我家で買うことにしたと言う連絡が入った。
教育実習で帰省した時は、ちゃんと私を覚えていてくれてうれしかった。
盆と暮にしか帰らなくても、ちゃんと私を覚えていて、帰省するたびに、成犬になっても、老犬になっても、ちぎれるほどしっぽを振って、同じ鳴き方、同じ声で甘えてきた。
結婚して、息子が生まれた時、はるばる自家用車に乗って千葉まで息子に会いに来てくれた。
息子はクマが大好きで、実家に帰るとドッグフードをあげながら、ほんとに楽しそうにケラケラ笑っていた。クマも息子が大好きで、いいおもちゃになって息子の好きにさていたっけ・・・。
父が癌に侵されながらも、驚異的な生命力で頑張っていられるのは、クマと過ごした13年間の体力づくりのおかげかもしれない。
お味噌汁が大好きで、ご飯にかけた味噌汁を先に飲んで、「ゴワン、ゴワン!」と吠えて、「お味噌汁かけ忘れているよ!」と訴える。大好きなご飯を食べるのを我慢して・・・。結構知能犯だ。
家族からのご飯しか受け付けなかったので、どこにも預けられず、両親は泊りがけで行く時は必ず連れて行き、車の中で寝かせていた。
ベランダの掃き出し窓のレースのカーテンを鼻の上に乗っけて、カーテン越しに部屋をのぞくのが好きだった。
いつも家族の会話に耳をそばだてて、自分の名前が出てくるとタイミングよく返事をしたり、しっぽを振って会話に参加しているようだった。
クマはフェラリアで亡くなった。13歳まで生きた。
年もとっていたところに、フェラリアになり、病気には勝てなかった。
その連絡が入った朝のことは今でも忘れられない。
帰省したら、犬小屋に鎖が見えていた。まるで今にも、クマが飛び出してきそうだった。母が、
「クマは死んでからも、ああやって、家を守ってくれているんだよ」
と言った。ありがたくて涙が出た。
クマが亡くなって、何年かした時に、「もう、犬は飼わないの?」
と聞いたら、両親は、自分達はどんどん年老いて体力も落ちていく。毎朝の散歩が辛くなってくる。犬は13年は生きるだろうが、自分達のほうが先に逝くかもしれない。そうなったらかわいそうだから。と言っていた。
両親の落ち込みようはかなりのものだったから、母の
「もう、生き物に死なれるのは嫌だから。」
と言うのがこたえた。
クマを拾ってきた弟も、妹も、皆、私の後を追いかけるように上京し、故郷には両親だけになっていた。
クマは、私たち3人兄弟に加わった4人目の兄弟だった。
『犬と私の10の約束』はいろんなシーンで、クマと私、私の家族と重なるところがあり、クマを思い出しては涙が止まらなかった。
と同時に、今は亡きクマに心から感謝したい。
私は一緒にいてあげられる時間はあまりなかったけれど、私達の家族になってくれてありがとう。
あなたと出会えてうれしかった。
また、いつか、会おうね!その時はいっぱい遊ぼう!
クマ、大好きだよ。
今日は、2本のDVDを見た。
『ベルナのしっぽ』と『私と犬の10の約束』
どちらも犬と飼い主とのお話。
1年生の読書感想画の下書きの添削をしているので、参考までにDVDを何本か借りてきておいたのだ。
*(カインド)*『ベルナのしっぽ』は、盲導犬としてのラブラドールレトリバー犬ベルナの一生の物語。
映画公式サイトhttp://www.cri.co.jp/service/ri_movie/bsproject/info/information.html
郡司ななえさんの体験をモデルに描かれている。
盲導犬については、今も、それほど知識と理解が浸透しているとはいえないが、昭和57年当時はもっと珍しく、偏見もあったことだろう。
それにしても、犬の性質もあるのだろうが、訓練された犬というのは本当にすばらしい。
劇中で『仕事に対してのプライドがある』と言っていたが、心無い人がベルナのわき腹にタバコの火を押し付けても、踏切で待機したいる飼い主を守るため、声も立てずに必死で耐える姿に感動した。
年を取って白内障になり、怪我をしないように留守番をさせられた時、ストレスから家中を散らかしたベルナの気持ちが、痛いほど良く分かった。
ベルナは犬だから言葉はしゃべれなくとも、あの目やしっぽは、言葉以上のものを表現している。
飼い主の家族の話も良かった。大切なことは、子どもはちゃんと聞いて覚えているものなんだと思った。
盲導犬ベルナから教わることがたくさんあって、見た後が爽やかな映画だった。
*(ラブリー)*『私と犬の10の約束』も良かった~*(涙)**(涙)**感動*(びっくり2)**(涙)**(涙)**(涙)*
こちらの主役は、ゴールデンレトリバーのソックス君。
もう、見終わった後は、目がパンパンに腫れてしまい、下校して帰宅した末娘が心配しているので、話をしようとして思い出してはまた泣いてしまうという様な映画だった。
内容についてはコチラでどうぞhttp://www.inu10.jp/
*(ジョリー)*昔、私の実家にも犬がいた。
私が上京して初めての冬休みに、弟が公園の側溝に落っこちていたところを拾ってきた犬だった。
手のひらに乗っかるほどの子犬で、茶色い熊の子みたいだったので、『クマ』と名づけた。
4本の足に白い靴下を履いているみたいで、鼻筋としっぽの先も白かった。
私が帰京しても、飼い主が現れなかったとかで、我家で買うことにしたと言う連絡が入った。
教育実習で帰省した時は、ちゃんと私を覚えていてくれてうれしかった。
盆と暮にしか帰らなくても、ちゃんと私を覚えていて、帰省するたびに、成犬になっても、老犬になっても、ちぎれるほどしっぽを振って、同じ鳴き方、同じ声で甘えてきた。
結婚して、息子が生まれた時、はるばる自家用車に乗って千葉まで息子に会いに来てくれた。
息子はクマが大好きで、実家に帰るとドッグフードをあげながら、ほんとに楽しそうにケラケラ笑っていた。クマも息子が大好きで、いいおもちゃになって息子の好きにさていたっけ・・・。
父が癌に侵されながらも、驚異的な生命力で頑張っていられるのは、クマと過ごした13年間の体力づくりのおかげかもしれない。
お味噌汁が大好きで、ご飯にかけた味噌汁を先に飲んで、「ゴワン、ゴワン!」と吠えて、「お味噌汁かけ忘れているよ!」と訴える。大好きなご飯を食べるのを我慢して・・・。結構知能犯だ。
家族からのご飯しか受け付けなかったので、どこにも預けられず、両親は泊りがけで行く時は必ず連れて行き、車の中で寝かせていた。
ベランダの掃き出し窓のレースのカーテンを鼻の上に乗っけて、カーテン越しに部屋をのぞくのが好きだった。
いつも家族の会話に耳をそばだてて、自分の名前が出てくるとタイミングよく返事をしたり、しっぽを振って会話に参加しているようだった。
クマはフェラリアで亡くなった。13歳まで生きた。
年もとっていたところに、フェラリアになり、病気には勝てなかった。
その連絡が入った朝のことは今でも忘れられない。
帰省したら、犬小屋に鎖が見えていた。まるで今にも、クマが飛び出してきそうだった。母が、
「クマは死んでからも、ああやって、家を守ってくれているんだよ」
と言った。ありがたくて涙が出た。
クマが亡くなって、何年かした時に、「もう、犬は飼わないの?」
と聞いたら、両親は、自分達はどんどん年老いて体力も落ちていく。毎朝の散歩が辛くなってくる。犬は13年は生きるだろうが、自分達のほうが先に逝くかもしれない。そうなったらかわいそうだから。と言っていた。
両親の落ち込みようはかなりのものだったから、母の
「もう、生き物に死なれるのは嫌だから。」
と言うのがこたえた。
クマを拾ってきた弟も、妹も、皆、私の後を追いかけるように上京し、故郷には両親だけになっていた。
クマは、私たち3人兄弟に加わった4人目の兄弟だった。
『犬と私の10の約束』はいろんなシーンで、クマと私、私の家族と重なるところがあり、クマを思い出しては涙が止まらなかった。
と同時に、今は亡きクマに心から感謝したい。
私は一緒にいてあげられる時間はあまりなかったけれど、私達の家族になってくれてありがとう。
あなたと出会えてうれしかった。
また、いつか、会おうね!その時はいっぱい遊ぼう!
クマ、大好きだよ。
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