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あの悲劇から2年が過ぎた。

2003-09-12 23:05:00 | 徒然なるままに
9月11日(木)

あの悲劇から2年が過ぎた。

9月11日を前に、不安なニュースが飛び交っていた。

あの日、崩れ落ちていくビルの映像を、絶望と恐怖と悲しみの目で見ていた人たちがいる一方で、花火を打ち上げて喜んでいた民族がいたことを忘れてはいけないと思う。
悲劇を繰り返さないために、あの悲劇を「手始め」にさせないためには、たとえ、首謀者一人を殺しても意味はない。
なぜなら、あの悲劇の本当の原因を解決しなければ、第2第3の首謀者は無数に出てくるのだから。
あの飛行機を操縦し、突っ込んでいった青年たちは、生まれ故郷では英雄なのだ。彼らにも愛する家族はいたはずだ。

湾岸戦争も、同時多発テロ事件も、戦争を知らない私たち世代には、映画の一シーンのように、よその国の悲劇としかとらえていない人がほとんどだと思う。
唯一の被爆国として、これ以上の悲劇を繰り返さないために、今度は、日本がテロの標的にされているぐらいの覚悟と緊張感が必要なのではと思う。

玉川のスクーリングで、あの事故の時に、まさにマンハッタンにいて、たまたま、あのビルでの朝食会議を免れて、命拾いをしたという先生の講義を受けた。
その当時の話の中で、事故直後、マンハッタンの全ての教会の扉が開かれ、宗派や肌の色に関わらず、全ての人たちに水が配られたと言う。

危機管理とは、事前の対策や、その場の軍事的な対応だけでなく、被害が出たときの「困った時はおたがいさま」という救援・支援体制のほうも重視されなければならない。

天災も、人災も、突発事故も、同じような被害を出さないためにも、経験は次に生かされなければならない。直接経験はもちろん、それが遠い国での間接経験だったとしても。人間は学習する生き物なのだから。。

ここに、改めて、事故の犠牲になった方々のご冥福を心よりお祈りし、悲しみを新たにしていらっしゃるご遺族や関係者の方々にお悔やみを申し上げます。

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