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日食記念に買ったものは・・・

2009-07-22 22:44:00 | 徒然なるままに
7月22日(水)*(雨)**(曇)*

今日は、東京国立博物館で行われた美術教員研修に参加してきた。

同時開催されている特別展「伊勢神宮と神々の美術」と「染付-藍が彩るアジアの器」も見てきた。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00

上野に着いたのはちょうど日食が始まる時間だったのだが、あいにくの小雨がぱらつき、日食見物は諦めて、博物館に入っていった。
『阿修羅展』のときの混み具合に比べたら、並ばずにずいぶんと余裕を持ってじっくり見ることができた。

飛鳥時代から20年に一度、正殿はじめ御装束、神宝を造り替えて、御神体を新宮に遷す遷宮が行われてきた。平成25年(2013)には第62回の式年遷宮が行われる。伊勢神宮の神宝をはじめ、『古事記』『日本書紀』などの古文書や、考古遺物、絵画、彫刻、工芸品から伊勢神宮の歴史と信仰、式年遷宮の様子、さらに遷宮による工芸の伝統技術の継承などをたどる展示品の数々は、実に興味深く、面白かった。

教員研修のワークショップでは、『貝合わせ』を制作した。
私が制作した作品のテーマは、川面を流れる桜と楓。題して『スラムダンク仕様貝合わせ』。キャー*(ハート)**(ハート)**(ハート)*ほとんどミーハーでごめんなさい*(汗)*自分では大満足のできでした。いい記念になりました*(キラキラ)*

日食は見られなかったが、天照大神が天岩戸から顔を出した瞬間をプリントしたTシャツを買った。(ちなみに私は展覧会で売っている限定記念Tシャツコレクターだったりする) 
古代の人は、『日食』をそういう風に解釈していたのだろうか・・・?*(晴れ)*

染付けも面白かったが、じっくり見ているうちに、肝心要の日本の染付けの大皿コレクションを見る時間がなくなって、最後は駆け足状態でじっくり見られなかったことが心残りだった。


私は仏教徒でも神道でもましてやキリスト教徒でもないが、宗教や民俗学、考古学に関しては思えばずいぶん小さい頃から興味関心はあったように思う。

まず、カトリック幼稚園に通っていたのだが、5歳のときのクリスマス会で演じたのが、『因幡の白兎』だった。思えばあれが私の女優としてのデビュー作だった。*(はてな)**(汗)*(*(!?)*ちなみに年長のときは舌切り雀のおばあさん役)
毎日、『エス様』にお祈りを捧げながら、「大国主命とサンタのおじいさんはお友達なのかな」なんて思っていた私。*(汗)*
父はそんな私に、ギリシャ神話の絵本を買って来て読んでくれた。
ギリシャ神話と日本の神話は良く似た話があって面白かったのを覚えている。

そんな小さい頃からの影響からか、小学生時代は古事記や聖書物語、ギリシャ神話の絵本を読み、日本や外国の昔話や伝説が大好きだった。

祖母や母は熱心な仏教徒で、私の朝一番の仕事は仏壇にお茶とお水とご飯をお供えすることだった。
先祖を敬うと言うことを骨の髄まで叩き込まれて育った。

小4まで住んでいた町は港町で、海の幸に恵まれ、全国からたくさんの人が海水浴に来るような美しい砂浜と松林を庭に育った。
秋の豊漁祭りは、町を挙げての一大イベントで、小3のときに豊年踊りの踊り子に選ばれた。
潮風と雲と半島の山の色の具合で、明日の天気が分かってしまう祖父が大好きだった。

母の実家のある地域は、まるで『トトロ』の舞台そっくりで、私が高2のときぐらいまで土葬がフツウの、民俗学的には興味深い風習や伝説の宝庫だ。

そんな生育歴や環境で育った私は、古代文明とか、世界遺産が大好き少女に育ち、それは年を重ねるごとに深く広く私の人生に根を張っていった。


今回、日本人の心のルーツである神道の本家本元の伊勢神宮の宝物を見て、日本人が、20年毎に古式ゆかしいしきたりを守って、全く同じやり方で、新しい宝物を造り、献上し、2000年間も守り伝えて来たことに驚き、敬意を評する。
『由緒正しい』とか、『伝統を伝え、受け継ぐ』とはこういうことなのだと感服した。

『三種の神器』 八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)は見られなかったけれど、展示されていた剣と鞘の美しさには目を奪われた。*(ハート)*

明後日は、『インカ文明のルーツ シカン展』を見に行く予定。
8月は『トリノ・エジプト展』。
この夏は古代文明にたっぷり浸れて、HAPPY&LUCKY!!*(ハート3つ)*

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