とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

BMW330i(E46)を手放した理由、そして検討した車種とは?

2012-01-24 22:07:33 | クルマ
BMW330i(E46型)、しかも超希少車種の6速マニュアル(5速は多く存在中)。
なぜこの名車を手放してまで、ティグアンを買おうと思ったのでしょうか。
現代のBMWが変質してしまった現在、E46を所有し続ける価値は計り知れないものがあると思ってました。
私の考えるBMWは、E46やE39までであり、それ以降のBMWは全く別な車だと思ってます。
あ、現行5(F10)の6気筒NA版528はなかなか良いと思いますよ。

本当は330を手放さずティグアンを所有できたら一番良かったのですが、
薄給サラリーマンの私にはそんな事ができるわけがありませんでした。

事の始めは「もっともっとスポーティな車に乗りたい!」と思い始めたこと。
(ティグアンと全然違うやん、というツッコミは置いといて)

ポルシェやロータスなどの「スポーツカー」なら最高。
スポーツまでいかなくとも、「スポーティ」くらいなら、VWシロッコやゴルフのRシリーズ。
ゴルフGTI35thエディーションは、ノーマルのGTIと違うエンジンなのでかなり刺激的との噂あり。
現行BMW3(E90)は嫌いだけど、新型1(F20)なら案外良いかも。
いやいや、最後の6気筒NA、528i(F10)の新古車を安く買うという手もあるな。

待てよ、日本車を忘れてた。
ランエボもいいし、インプレッサのSシリーズもいいな。

これ以外にも、あれもいいなこれもいいな、と何だかワケがわからなくなるほど、
いろいろ考え始めました。

でも、せっかくなら2枚ドアのスポーツorスポーティーカーでいこう!となり、
ポルシェケイマン(2.9L版)かシロッコRで検討する事になりました。

ちなみに、ケイマンはほんのチョイ乗り試乗(短時間というのが今考えればミソ)は済ませていました。
当時の感想は「ケイマンはヘタすると911よりもいいかもしれないホントのスポーツカー」。

シロッコRはそこそこの時間をかけて試乗済み。
基本はVWの車であり、アドレナリンが出っぱなしになるような、
「楽しーっ」て車ではないけど、実用も兼ねるのならこれでもいいか、と。
もともとVWの車は「良い」ので(「好き」とはまた違うんですが)。
エンジンはけっこう速いし、FFにしてはハンドリングはまあまあ良いけど、
どっちかというと、積極的選択というよりは、アンパイといった感じ。
ゴルフRはどういうわけか、重ったるいイマイチ楽しくない車でした。

たったこれだけの試乗でいきなり購入を決めるのは乱暴。
ただ、2車とも高額なので、これはプロの評論家の方に聞いてみたくなったわけです。
尊敬している沢村慎太郎先生に尋ねてみようと。
※注 沢村先生の有料メルマガ会員に私はなっているので、そこはご注意ください。

お返事が来ました。
結論は「今のE46をしばらく乗られては?新型BMW3(F30)が出てからそれを検分するのもありですよ」というもの。

その理由を詳細に書いて頂いたので、なるほどなるほど、と納得したわけです。

そんなある日、沢村先生から買い替え保留の勧めの返答が来たにもかかわらず、
うちの妻や実家の両親に「ケイマンかシロッコRが欲しい」と言って、
実車を見せて説明したところ、超激怒!!(泣)
そんな実用性の無いクルマ買ってどうすんだ!
一体いくら借金するの?
こんな雪の多い地域で、車高の低いクルマ、、、全く使いもんにならんだろ!
一体アンタ何歳になると思ってんのさ!(40歳だよーん、と心の叫び)

などなど、、、
もう取りつく島がありませんでした。。。

それでも諦めない私は、沢村先生のご回答を読んで、ケイマンを長時間試乗したくなったわけです。
長時間乗ると欠点がみえてくるとのことでしたので。

なんとか札幌のポルシェセンターに無理を言い、試乗車を2泊3日借りる事に成功。
試乗車は素のケイマン、トランスミッションは7速PDK。
この間、まー乗った乗った。
市街地、高速道路、峠のワインディング。ありとあらゆる道路を乗りました。
峠はともかく楽しいの一言。ともかく本能に任せてアクセルを踏み続けました。
PDKを駆使した「加速、シフトアップ、ブレーキ、シフトダウン、旋回、加速、シフトアップ」の繰り返しは、
脳みそがぶっちぎれるほどハイになって行くのがよくわかりました。

しかしここからです。

その日はケイマンの返却日でした。
実家をスタートし、峠を超ハイペースで走り抜け(やはり、脳みそが超ハイテンションでした)、
札幌の市街地が近づいて、そこそこ交通量がある国道を何気に走るモードになってきた頃感じたのです。
「すっげー疲れた。お腹いっぱい」
実際、本当に汗だくになっていた自分は思わずつぶやいていました。
実家をスタートして1時間少々経っていたと思います。

沢村先生が言われていたのはこのことだったのでしょう。

ポルシェセンターに返却するときは「サイコーでしたよ!」と告げたのですが、
心の中では決まってました。
「このクルマをファーストカーとするのはありえない」
「ケイマンはあくまでもセカンドカー。実用車として日々接するファーストカーが無いと心身が持たない」
「でも、自分の収入で2台持つ事はできないから、事実上ケイマンの購入は、無し、だな。」


実はE46を購入してすぐに、わかっていたけど気づかないフリをしていた事があります。
それは「自分の場合、スポーティーで楽しいクルマは長時間運転で疲れる」こと。
私の自宅から実家まで、高速と一般道を駆使して4時間半。
実家に着く頃は、けっこう疲れていたのです。山道は楽しんでいましたが。
購入してから3年少々経っていても、楽しさを捨てられない自分はE46を持ち続けていたわけですが、
ちょっとしたスポーティ車ではなく、かなり「スポーツ」なクルマを3日間びっしり乗って、心がふっと動きました。

「スポーツorスポーティーなクルマはやめよう」と。

そうして、日々の使用や長距離移動でも疲れない実用車が欲しくなっていくのです。
つまるところ、意識的にクルマと対峙しないとならないスポーツ&スポーティ車ではない車ということですね。
スポーティな名車「E46」は手放したくなかったのですが、私の収入では複数台所有は無理。
結果、買い替えをしようと考えるようになりました。

ちなみに、これまで嫁さんの希望によりクルマを買った事は一度もありませんでした。
AT限定免許の彼女の好きなクルマはSUV。
実は私、意外な事にスポーツカーの次に好きなのがSUVだったりするんです。
それは、先代エクスプローラーを試乗した時感じた事が発端です。
「セルシオやBMW7やメルセデスSより、エクスプローラーの方が贅沢だ」と。

ということで、SUV全般を考える事になりました。

SUV、いろいろありますね。
大型なら、ランドクルーザー、FJクルーザー、レンジローバー(レンジ、ディスカバリー)、トゥアレグ、エクスプローラーなどなど。
中型なら、RAV4、CR-V、デュアリス、エクストレイル、KUGA、BMW X1、BMW X3(ちょっと大きいけど)、などなど。

今回、買い替えを決める前から試乗したSUV、決めてから試乗したSUV 、いろいろありますが、
比較試乗した車の感想は、すっかり長文になった今日の日記ですので、次回以降に書きたいと思います。
お楽しみに(^^)