とみぞうのお気楽ブログ

クルマ、日本、北海道を愛する生粋の道産子50歳♂です。カバー画像は、PC版は増毛駅、スマホ版は733系電車の大谷ver.

比較検討した車種(その1)

2012-01-25 23:08:07 | クルマ
大型および中型のSUV、いろいろ試乗しましたが、
結論から言うと、大型SUVは、今の私には合いませんでした。
もっと年を重ねると、趣向が変わるかもしれませんが。

大型SUVは、デカくて重い。
ということは、

でかすぎてスーパーの駐車場や自宅の車庫で停めるところに困る。
重いので当然エンジンがでかくなり、よって燃費が悪くなる。
タイヤとホイルがでかいから、4本揃えてウン十万円かかる。もちろんタイヤの減り方は早い。
あまりにでかすぎると、車が思いどおりに操れる感覚がかなり薄れる。よって楽しくない。
車重が重いのでブレーキが高級にならざるを得ない。ランニングコストかかる。
(現行トゥアレグのブレーキは何とブレンボです。キャリパーには何も書いてませんが)
車重が重いので、どうしても出足がトロい。当たり前なんですけど。


などなど。

それでは、これまで試乗したSUVについて、簡単に試乗記書いてみます。

(トヨタ ランドクルーザー)
ステアリングから、とにかく路面状況を伝えてこない。
異様に静かなエンジンにひとたびムチを入れると、ドライバーになんの情報も伝えないままでとんでもない速度に加速。
結論を一言で言うと「ふにゃふにゃで怖い車」

(トヨタ ランドクルーザープラド、FJクルーザー)
FJのほうはけっこう良かったです。
このままずーっと乗っていたくなるような安心感がありました。
ただ、ダッシュボードの高さつくりが、どうもパットしなかった事、
ステアリングのチルト角調整の位置が手前過ぎて、ハンドルが上を向くか膝に当たりそうになるか、
とにかくどうにもドラポジが定まらない。
結局、カッコも自分には好きになれなかった。
次にプラド、これもまあまあ良かったです。
しかし、頑丈な足回りのはずなのに、なぜか五感にそれが伝わってこない。
運転感覚が希薄。
トヨタ車に運転する実感を求めるのは最初から無理だったんですね。
結局両車とも良心的だけど、運転している実感が伝わらなかったのが×でした。
運転がラク、というのと運転感覚が希薄、というのは決して同じではないという事は、
自分の経験上、把握済みですので。
ちなみに、運転しているぞ!という充実感と、スポーツ感も一緒ではありません。
結論「もう一息」

(フォルクスワーゲントゥアレグ)
ハイブリッド、V6とも試乗しました。
モデルチェンジ前に比べ、運転時の頼りなさは改善されたけど、
高速域での恐怖感は結構ありました。
長距離移動ならゴルフの方が疲れないでしょう。
ハイブリッドは燃費よし、加速よし。
100km/hまでなら良い車。でも、カーブを攻めても意外と破綻しない、不思議な感じです。
結論「出来は良くてもやっぱり巨大な車」

(フォード エクスプローラー)
これもなかなかいいんですが、結論から言うとあとひといき。
先代はよくも悪くもトラックベースというのがよくわかるのですが、今回はまさしく乗用車。
高級感を出そうとしているのはよくわかるし、この巨大さのわりに乗用車的にテキパキ動く。
全ての操作系の動き(ハンドル、ウインカーやワイパースイッチ、アクセルとブレーキ)が全て大味なアメ車ってのもまた良し。
でも結局は物理の法則からは逃れられない。でかすぎる事が、運転感覚が「遠隔操作」っぽくしてしまう。
ちなみに、ダッシュボードにはめ込まれた「My Ford touch」やソニーのオーディオシステムは面白かったです。
結論「出来は良くてもやっぱり巨大な車」

(ランドローバー フリーランダー)
これはけっこう良かったです。
直列6気筒エンジンを、何と横に置き、4輪を駆動する。
それほど巨大ではないので、コーナーも乗用車的で気持ちよく、
車高が高いSUVにありがちな不安定さはみじんも感じません。
そして、ボディ剛性もかなり高い。
オフロード性能は試してませんが、かなり走破性が高い事は間違いないでしょう。
直6エンジンのせいか、出足の一瞬がトロい。ATのせいかな?
ちなみに、ハンドリングは基本的に弱アンダーです。
ただですね、販売店が札幌にしかないのは、転勤が多い私には辛いんですよ。
結論「近所に販売店があれば買ってたかも」

(BMW X1 25i)
現行3シリーズをベースにしたSUV。
最初に感じたのはSUVっぽくない車高の低さと天井の低さ。
そして、一番イヤだったのは、ハンドルを切ったときの異様な重さ。
ていうか、ただ思いだけではなくなんかおかしな抵抗があるような感じ。
エンジンもいまいち眠たいフィーリングだし、直6NAエンジンなのにつまらない。
ひとたびコーナーを曲がると、粘つくハンドリングも相まって、
BMWらしい「ヒラリとした」旋回が全然出てこない。いやいや曲がっているような。
心なしか、ボディも何だかゆるい感じ。
結論「安っぽいBMW廉価版SUV

(BMW X3 28i)
これ、内容考えたら価格が高すぎると感じました。
直63Lエンジンはスムーズに加速し、ハンドルからは繊細な感覚をドライバーに伝えるし、
内装は高級感満点だし、コーナリングは重量級のわりには無理無く曲がるし、、、
でも、それがどうした?って感じなんです。
普通なら、「それだけ素晴らしければ、買ったら?」ってなるんでしょうけど、
なんだか無難な出来なんですよね。
結論「お金のある人は買ってください。BMWのSUV、近所の奥さんに自慢できます」

(トヨタ RAV4)
私はCVTというトランスミッションが大嫌い。あの「グニョー」とした加速がどうしても好きになれない。
実際乗ってみたら、排気量が2.4Lということもあり、そんなにイライラするほどでもなかったです。
そこまでは良かったのですが、実際走ってみると、全てがコストダウンの固まり。
不正路面を走ったり、カーブを曲がったり、ブレーキを踏んだり。
アクションを起こすたび、「カネかかってないな~」となるわけです。
結論「トヨタはコストダウンしすぎ。この車の原価は相当安いはず。もうかってるのはトヨタ本社。下請け工場は泣いている」

おっと、そろそろ寝る準備をしなきゃ。
次は日産車の感想を書いて、比較検討シリーズを終わりにしたいと思います。