水戸黄門

今度なにやら、テレビシリーズ　『　水戸黄門　』　が終了になるらしい。
そうか、ＴＢＳもパナソニックも、そんなに困窮しているのか？
辛い話だ。　成る程、今どきのワキャー者は、こんな番組は観ないのでしょうネ。

　　　　　　　　

最初の手術での転院先の病室。　四人部屋に入った時です。
昼飯を終え、相部屋の仲間三人はそれぞれ、検査やリハビリに向かいました。
やがて、戻ってきてしばらくして４時になると、年配三人とも一斉にテレビを
付けます。　そう、水戸黄門再放送版をです。
ヒゲも、其処にチャンネルを合わせますから、四人とも水戸黄門。
部屋はまるで、ステレオ音響みたいです。 笑

今度の入院の時も、トイメンの爺さんがひとりでつぶやいてます。
「　水戸黄門の済んだケン、後はナーンも観るとのなか　」　と言って、
さっさとスイッチを切って仕舞いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
これほど人気の黄門様。
どうせ、この印籠、葵の御紋を見せて終わりの、ワンパターンじゃあないか。
勿論、ソレはそうだが。
この物語は、毎度決まったエンディングに向けながら、漫遊先の色々なお国話を
織り込んで楽しませる。

例えば、織り物仕事　・　各地の作陶　・　駒彫り職人　・　造り酒屋　・　
紙漉きの業等々の　・・・
今や日本人が忘れ掛けている世界を、思い出させてくれたのに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そう見所は、お銀の入浴シーンだけでなく(笑)、なにげなく配置されている風習に
向けても良いのだ。
ＮＨＫで、　『　水戸黄門の壺　』　なんぞ紹介するべきだったか？

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