島田満子さんの器

９０年代後半、田園・桜の席にいつものＵ田先輩達二人が。
「　オーイ　後輩！ 　ちょっとケーッ！　（ 来い！の意）　」
ヒゲが伺うと、今日は、医療OOの落成祝いに出席の帰りだそうです。
その会で貰った引き出物が邪魔だから、一万円で引き取らんかい？　（笑）　の話。
箱を開けると、黄色いの気の効いた大皿が。
ヒゲ　「　浪ヤン！　現金で二万円持って来てー　」

先輩の顔色が変わりました。
「　オオ　おい。　ちょっと待て！　こら、ソギャン価値のあっとかい？
　　今の話はキャンセルたい。　無し、ナシ　・・・　はははは　」
そして、慌てて自ら、器を箱に戻し始めたのでした。

その出来事より、一年程前の事です。
藤園中学の同窓会で、熊本市銀杏北通りの　“　ワタナベ　”　と云う店に行きました。
そこの店主も、同窓生です。
ご機嫌で飲んでいたヒゲ、ある料理が出てきた時、驚きました。

その同窓会から一週間後、ヒゲは今度はひとりで、其処を訪ねました。
同級生と飲みながら　・・・
「　イヤー　驚いたネ！　まさか、島田ミツコ先生の器が出てくるとは　・・・　」
渡辺　「　いや～　今まで誰も、ミツコ先生の器て解る者は居らんだった。
　　　　　ジュン（ 君の意の熊本弁）だけタイ、はははは　」

そして、今日（２／２）の熊本日日新聞。
１５面には、島田満子さんの御主人の陶芸展の記事が大きく出ている。
“　妻見守る　”　 陶芸展と。
ミツコ先生は、２００８年に急死されているとか。
しまった！　
あの時、Ｕ田先輩達から、無理矢理（？）、器を奪っていた方が良かったか！

　　　　　　　　　　　　

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