電王戦 ・ 第四局 ≪ ポナンザ VS 村山七段 ≫
これに勝てば、プロ棋士側の勝ち越しが決まる大一番。
人間 ・ 村山に緊張感が。
国宝 奈良・薬師寺で行われた対局は、次の様なオープニングで始まった。
▲ 7八金 △ 3四歩
▲ 2六歩 △ 8四歩
▲ 2五歩 △ 3二金
▲ 7六歩 △ 8五歩
▲ 2四歩 △ 同歩
▲ 同飛車 △ 8六歩
▲ 同歩 △ 同飛車
▲ 3四飛 △ 8八角成
▲ 同銀 △ 7六飛
▲ 7七歩
相横歩取り風で始まった闘い、ポナンザの以外な手(7七歩)に、
解説陣は首をひねった。
部分的には、カベ銀と呼ばれる悪形。
何だコレは? 前代未聞の奇手に騒然。
だが、この手!、ヒゲには憶えがある。
ずいぶん昔の記憶だが、明確なメモリーが。
さかのぼること、昭和43年の時です。
ヒゲの将棋教科書の一説が浮かんで来ます。
教科書とは、芹沢博文八段の 『 横歩取り戦法 』 (1968発行)
王将ブックスシリーズのミニ本です。
念のため、書斎を探し出すと在りました。
まるで昔のアナログな相棒が、待ってたよとばかりページを開きます。
この局面での筆者の言葉を引用すると ・・・
「 新手か?
ここで、▲7七歩は、私の思いついた手ですが後手にとって、
なかなかやっかいな代物になるはずです。
・・・ 悪形が好形になることが、将棋には往々にしてあるのです。
・・・ これから実戦で、どのような新手、珍手が現れるかわかりませんが、
横歩取りは未だ開拓の余地あるように思えます。 」
この電王戦の大一番に現れた、幻の一手 7七歩。
なんと40数年前のヒゲ高校生時代に、予想されていたのです。
ちなみに、その頃のヒゲはと云うと ・・・
当時、大山名人・四間飛車全盛時代。
熊本も当然、アマ棋士はほとんどが、ソレを踏襲してました。
しかし、ひねくれヒゲ高校生には、四間飛車ばかりに、何か憤然たる思いがありました。
そんな時、出会ったのが熊本大学の将棋部でした。
まさかの横歩取りの実戦が、其処に在ったのです。
ヒゲのたった三局しかない横歩の実戦経験は、全て、ここで得たものです。
しかも、その内の一局が、ヒゲも指したこの新手 『 7七歩! 』 だったのでした。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
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国宝 奈良・薬師寺で行われた対局は、次の様なオープニングで始まった。
▲ 7八金 △ 3四歩
▲ 2六歩 △ 8四歩
▲ 2五歩 △ 3二金
▲ 7六歩 △ 8五歩
▲ 2四歩 △ 同歩
▲ 同飛車 △ 8六歩
▲ 同歩 △ 同飛車
▲ 3四飛 △ 8八角成
▲ 同銀 △ 7六飛
▲ 7七歩
相横歩取り風で始まった闘い、ポナンザの以外な手(7七歩)に、
解説陣は首をひねった。
部分的には、カベ銀と呼ばれる悪形。
何だコレは? 前代未聞の奇手に騒然。
だが、この手!、ヒゲには憶えがある。
ずいぶん昔の記憶だが、明確なメモリーが。
さかのぼること、昭和43年の時です。
ヒゲの将棋教科書の一説が浮かんで来ます。
教科書とは、芹沢博文八段の 『 横歩取り戦法 』 (1968発行)
王将ブックスシリーズのミニ本です。
念のため、書斎を探し出すと在りました。
まるで昔のアナログな相棒が、待ってたよとばかりページを開きます。
この局面での筆者の言葉を引用すると ・・・
「 新手か?
ここで、▲7七歩は、私の思いついた手ですが後手にとって、
なかなかやっかいな代物になるはずです。
・・・ 悪形が好形になることが、将棋には往々にしてあるのです。
・・・ これから実戦で、どのような新手、珍手が現れるかわかりませんが、
横歩取りは未だ開拓の余地あるように思えます。 」
この電王戦の大一番に現れた、幻の一手 7七歩。
なんと40数年前のヒゲ高校生時代に、予想されていたのです。
ちなみに、その頃のヒゲはと云うと ・・・
当時、大山名人・四間飛車全盛時代。
熊本も当然、アマ棋士はほとんどが、ソレを踏襲してました。
しかし、ひねくれヒゲ高校生には、四間飛車ばかりに、何か憤然たる思いがありました。
そんな時、出会ったのが熊本大学の将棋部でした。
まさかの横歩取りの実戦が、其処に在ったのです。
ヒゲのたった三局しかない横歩の実戦経験は、全て、ここで得たものです。
しかも、その内の一局が、ヒゲも指したこの新手 『 7七歩! 』 だったのでした。
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