歩きスマホ

徒歩での買い物が多いカァちゃん、帰宅後の憮然とした会話の内容が変わりました。
最初の頃、自転車乗りのマナーの悪さが目立っていたのに加えて、スマホの危険さです。
歩きスマホ・自転車スマホ・車の運転スマホと、多いのに呆れています。
「　歩道でもアーケード街でも、のんびりと歩けやしない！　」
　　　　　　　　　
同じシチュエーションなら、ヨタヨタ歩きのヒゲは避ける事は出来ないでしょう。
自転車でもかすめたら、ヒゲはそのまま救急車かもしれません。

スマホだろうがガラケーだろうが関係ない世界に居るヒゲが、話題にするネタとしてはお笑いですが。
最近見たトレンデードラマのあるシーン。
舞台は、有名ホテルの高層階レストラン。
眺望もお値段も、素敵なシチュエーションです。
カップルは、それぞれの携帯をテーブルの右手の範囲にセットします。
ソレは、まるで昔観た西部劇での決闘するシーンを思い出す。
相対する二人は右手のガンホールダーのピストル押えを外して、
「　何時でもイイぜ。　てめーから抜きナ！　」　とか、ほざくのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
さて、レストランの両人とも、相手よりも遥かに重大なナニカを待っているんでしょうか？
だから、直ぐに手が届く所にスマホを置いて、一瞬も遅れる事なく武器を掴める様に用意を。
やがて、シグナルが届くと、素早くワイングラスを置いて情報を確認します。
女も負けてたまるかと、いじりスマホで忙しさをアピールするのです。
　　　　　　　　　　　　　　　
互いに全く違う方向に顔をやり、それぞれに話しています。
相手を一顧だにすること無く。
こんなンで、ワインの味が判るのでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ヒゲには、どうしてもこのシーンが理解出来ない。
だって、デートで一緒に居る彼女（現カアちゃん）と話し合う以上に大切なことって何があるの？
遠距離交際で、限られた時間しか逢えなかったヒゲ達。
スマホで余人とおしゃべりなんて、とんでもなく勿体なく思えるのです。
目の前の相手を理解する以上に、大事なことがあるなんて信じられない。

そして今年の大学入学式。
信州辺りの大学の学長が、とうとう辛抱たまらずスピーチしたとか。
「　スマホか？　大学か？　」　選べと。　　イイねぇ～！！
学長は続けて　「　本を読み、相手と話し合い、自分で考える学生生活を　」　と。
学長の気持ちは良く解る。　問題は、　“　学生に通じたか？　”　だが。

　　　　　　　　　　　　
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