先ずは、この孫(4歳)の勇姿(笑)をご覧下さい。
額にざっくり斜めに入った傷は、まさに平成の主水之介(もんどのすけ)。
無鉄砲(?)で怖いもの知らずの孫ケンは、まるでブレーキが壊れた車みたいです。
イノシシみたいにひとりで突っ走って、挙げ句、壁にドーン!
サッカー練習中の自損衝突で、幼稚園が救急車要請する程の傷を。
9針縫った直後の格好がこれです。
まるで、将軍様を護る為、昭和の主水之介が眉間に受けたむこう傷ですネ。
傷も癒えた孫が、シンガポールから遊びにやって来ました。
で、ヒゲの昔話を ・・・
昭和30年代、ヒゲ家の隣りはS藤冷菓店でした。
其所の長男とヒゲは、プラモデル仲間です。
ある日の事、その彼がヒゲに「映画、見よごたるネ?」と問うてきました。
小学生ヒゲは、「ウン、ウン」と文句なしの返事です。
「ほんなら、ちょっとキャンディー作りをかせしてネ。」
ヒゲの仕事は、アイスキャンディーのパック詰め。
上から落ちてくるブルー色のキャンディーを、ごく薄いビニール袋に受けて、
シールカットする役です。
小ダンボール一杯になったら出発です。
栄通りを南下して、パチンコ店の隣りの東映映画館に向かいます。
子ども三人組はダンボール箱を抱え、納品業者みたいな顔して、
堂々と映画館に入って行きます。
ヒゲひとりは、直ぐに上映室に。
だから、納品に来た子ども三人が、帰る時は二人になっています。
しかし、誰もそんな事は気に掛けません。
映画は、『越後獅子』
子供時代の美空ひばりさんが、角兵衛獅子の子役を演じて、クルクルとでんぐり返り。
「すげ〜ッ!」 ヒゲが初めて見るバック転です。
途中、ひばりの歌ありの展開ですが、小学生ヒゲには物足りない気分が残ったモンです。
また別の日の映画(もちろんタダです)は、『旗本退屈男』
主水之介役は、市川歌右衛門。ど派手な着物姿で登場します。
イントロの場面では、主水之介がうそぶきます。
「 退屈のムシが騒ぎ始めた。 わーはははは~ 」
“天下御免のむこう傷!”と称して、バッタバッタと悪人を斬り倒すところが見せ場。
途中で、腰元達が桜の枝を片手に舞い踊るシーンがつづく。
都おどり風な音曲(おんぎょく)が、妙に調子良くて、長さにも退屈しませんでした。
上映が終わると、小学生はヒゲひとり。
ちょっぴり気が引けたモンでした。 「 わー はははは~! 」
ヒゲに似て走るのが遅い小学一年生の孫とは対照的なケンは、怖さを知らないようです。
高いところも、激しいジェットコースターも平気です。
クラスの仲間に、救急車体験を発表するケン。
http://blog.with2.net/link.php?1046790
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無鉄砲(?)で怖いもの知らずの孫ケンは、まるでブレーキが壊れた車みたいです。
イノシシみたいにひとりで突っ走って、挙げ句、壁にドーン!
サッカー練習中の自損衝突で、幼稚園が救急車要請する程の傷を。
9針縫った直後の格好がこれです。
まるで、将軍様を護る為、昭和の主水之介が眉間に受けたむこう傷ですネ。
傷も癒えた孫が、シンガポールから遊びにやって来ました。
で、ヒゲの昔話を ・・・
昭和30年代、ヒゲ家の隣りはS藤冷菓店でした。
其所の長男とヒゲは、プラモデル仲間です。
ある日の事、その彼がヒゲに「映画、見よごたるネ?」と問うてきました。
小学生ヒゲは、「ウン、ウン」と文句なしの返事です。
「ほんなら、ちょっとキャンディー作りをかせしてネ。」
ヒゲの仕事は、アイスキャンディーのパック詰め。
上から落ちてくるブルー色のキャンディーを、ごく薄いビニール袋に受けて、
シールカットする役です。
小ダンボール一杯になったら出発です。
栄通りを南下して、パチンコ店の隣りの東映映画館に向かいます。
子ども三人組はダンボール箱を抱え、納品業者みたいな顔して、
堂々と映画館に入って行きます。
ヒゲひとりは、直ぐに上映室に。
だから、納品に来た子ども三人が、帰る時は二人になっています。
しかし、誰もそんな事は気に掛けません。
映画は、『越後獅子』
子供時代の美空ひばりさんが、角兵衛獅子の子役を演じて、クルクルとでんぐり返り。
「すげ〜ッ!」 ヒゲが初めて見るバック転です。
途中、ひばりの歌ありの展開ですが、小学生ヒゲには物足りない気分が残ったモンです。
また別の日の映画(もちろんタダです)は、『旗本退屈男』
主水之介役は、市川歌右衛門。ど派手な着物姿で登場します。
イントロの場面では、主水之介がうそぶきます。
「 退屈のムシが騒ぎ始めた。 わーはははは~ 」
“天下御免のむこう傷!”と称して、バッタバッタと悪人を斬り倒すところが見せ場。
途中で、腰元達が桜の枝を片手に舞い踊るシーンがつづく。
都おどり風な音曲(おんぎょく)が、妙に調子良くて、長さにも退屈しませんでした。
上映が終わると、小学生はヒゲひとり。
ちょっぴり気が引けたモンでした。 「 わー はははは~! 」
ヒゲに似て走るのが遅い小学一年生の孫とは対照的なケンは、怖さを知らないようです。
高いところも、激しいジェットコースターも平気です。
クラスの仲間に、救急車体験を発表するケン。
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