田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

クルーズ珍道中~ディナー②

2019-01-21 14:41:46 | 2人3脚チンタラ道中
テーブルセッティングは、他の客と同様にセットされています。
しかし、ヒゲの障害を認めると、この時もそうでしたが殆どの店が確認します。
「何か用意する物はないか?」 「カットしてあげなくてよいか?」 みたいに。
が、ヒゲはためらいなく、ナイフとフォークを手にします。
左手が麻痺している為、定型の持ち方が出来ないと云う問題はあるのですが。
左手は、小指だけが麻痺を免れています。
だから、小指を中央に据える持ち方をするのです。
サスペンスドラマの殺人シーンで、犯人がナイフを上から突き刺す時のグリップですネ。
床に倒れた被害者に、止めを刺す時のナイフのグリップと云えばお分かりでしょうか。
この握り方で、フォークを操るのです。
シャトーの人参などは、別に不自由もなく頂けるのですが、
今はやりの葉物やエディブルフラワー類を取るのは至難の技。 
やがて、疲労感が満ちて来ます。
            
ギャルソンが、二杯目のワインを注いでくれた頃。
ダイニングに、楽器を携えた一行が珍入して来ました。
客の中に、誕生日か金婚式を迎えた方がおいでのようで、お祝いのセレモニーです。
コーラスが始まり、ヒゲ達も拍手でお祝いです。
いいね! この臨場感。
船と云う運命共同体的なスペースでの一体感が、酒を美味くする。
        
                 ≪ こんな雰囲気です ≫

メインの肉まで、なかなか行きつかない。
スローペースでしか食べられないヒゲが、人並みに急いで食べると膨満感がすごい。
やっとこさ、名物のロースト・ビーフが到着。
これには、スタッフの心遣いがあったのです。
メニューの肉料理は、黒毛和牛フィレのグリルだった。
ローストビーフは、希望者が好きなだけ食べれるというスペシャルな一品でした。
この二品を、ハーフで用意してくれたのです。
            
ヒゲは、ハウス物の赤ワインを所望しました。
カァちゃんが、デパ地下から買ってくるRビーフとは、ずいぶん違いました。 (笑)
焦げた外側は外して、良い部分だけにしてある。 なんて仕事だ!
   
 
満腹になり過ぎたヒゲ。
別注で頂く予定のチーズ盛り合わせは、ギブアップ。
         
気がつくと、周りの客はほとんど居ません。
ヒゲ達みたいに、ワインを一本空け、グラスワインにまで手を伸ばす方はいませんから。
コンサート観賞もパス。          
疲労感ただようヒゲは、バトラーさんに車椅子を押されスイートルームに帰ります。
フォーマルな衣裳を脱ぐ作業が、また拷問です。 (笑)
ヒゲの休憩態勢を見届けたカァちゃんは、この後のお楽しみが続きます!!

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コメント (2)
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