田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

時代は繰り返す?最高技術なのに

2012-11-03 20:56:22 | よもやま話・酒編
前ブログよりの続きです ・・・

2000年代に入って、十四代を筆頭に若い杜氏や蔵元が、力を付けてきました。
そして、新しいタイプの酒や流通システムが登場するのです。
其れが、純米吟醸・生や特別純米酒と称した酒であり、低温・流通運搬車でした。
ソレは革命的であり、日本歴史上(!)、将軍様でも飲めなかった最高の酒です。
まさに、技術力は頂点を極めているのですが ・・・ 。

当然、マスメディアや評論家が讃え、それを聴いた酒屋や銘酒居酒屋は、ドドドッと
そのワールドに流れて行きました。
今、東京辺りの銘酒居酒屋に行くと、店主が飛んで来て、これでもか(!)とばかりに
喋りまくるでしょう。
「 内のこの酒は ・・・・・・・ てんで ・・・ 」
そして、極上の酒を次々と並べ立てられて、得たりとばかり売り込むでしょう。
“ ウチの酒は、どれを取っても、同じ様に(!?)美味しい純米酒だ ” と。
アレ? 昔、何処かで似たようなセリフを聞いた事が。
ほら、灘・伏見の大手のメーカーが、桶買いして造った酒。
或いは、地方の蔵元が、YK35の公式で造った酒。
どれも同じ様に、旨い酒だと。
                    

そして今、将軍様でさえ飲めなかった最高の酒が、次々と醸し出されてます。
当然、さぞかし日本酒はブームかと。
これが、残念ながら、そうでもないのです。
そもそも前述の店主達が、日本酒の事を誤解しているのです。
地酒ブームが起きた時からの誤解?
ソレは、 “ 地酒 = 極上の酒 ” だと云う思い込みです。
本来の地酒は、それぞれに個性的で味が有る、地方の酒の事だったのです。
つまり、地酒は、多士済々。
色々なタイプ(!)の持ち味を楽しむのが、地酒!

                               

それが今や、居酒屋店主は八方手を尽くして、お客様に究極の酒を薦めてくれる。
ありがたいのだが ・・・ ?
そんな美味しい、純米吟醸・生(安くはない)を、次々と出しては嫌われる!
ある意味、日本酒離れを加速しているのかも?
“ 何故だ? うちの酒は、どれをとっても最高の酒を揃えているのに? ” 
首をひねるばかりです。

ヒゲが思うに、この店主達は提供の方法を間違っているのです。
「 お薦めは? 」 と問われて、待ってましたとばかり、先ずはMモンロー。
次なるは、Eテイラーと連続技で攻める。
誰が観ても最高のハリウッド美人。
スリーサイズも決まった、豊潤・無比な吟醸酒です。
こんな美人吟醸酒も、毎度毎度ならば当然飽いて来ますよネ。
ヒゲなら、こう提供するでしょう。
モンローばりの極上の純米吟醸を出したら、次は 『 お岩さん 』 で涼んで頂く?!
で、テイラーが登場して再び喝さいを!
口がまったり甘くなった所で、今度は 『 米倉涼子 』 の番。
個性的な悪女酒で気分を変えると、又、酒が進む。 (笑)
そう、まるでビートルズのサウンドみたいに。
ところどころに、不協和音が散りばめてあるからこそ飽きがこない!?
不思議ですね~

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二人だけの食卓~ラーメン・しゃぶしゃぶ

2012-11-02 21:34:26 | 2人3脚チンタラ道中
ここ2.3日で、随分変わった気温。
こういう季節になると、ヒゲ達には、ささやかな楽しみがあります。
先ずは、野菜スープを作る事から始まります。
しかしながら、この温まる作業は、夏場には止めた方がいいでしょう。
冬場なら、暖房も兼ねてのスープ作り。

ヒゲ風省エネは、野菜のヘタ集めからスタートです。
キャベツの芯・玉ねぎの天地のヘタ・人参のヘタ皮・白葱の青い所・生姜の皮・
パセリの茎・セロリの葉などです。
要するに、ほかす(捨てる)部分をかき集めたモノ。
これ等を、煮込み鍋でコトコトやるだけです。
ちょっと予算を使えるなら、ぜひニンニクの個体を入れたい所ですね。
40分もすれば充分でしょう。
あの唯(ただ)の水が、こんなに変わるのか!
これを漉して出来たスープに、コンソメ一個入れると、上等スープに。
若芽でも足せば、商売で使える?
もちろん、カレーや煮込み物に使えますが、今日はしゃぶしゃぶに。
と言っても、ヒゲ風シブチン・しゃぶしゃぶ。
基本は、熊本の棒(!)ラーメン。
アベック・ラーメンと言う名のインスタント麺を使います。

  

具は、粗千切りキャベツ・葱・若布に、豚バラか鶏皮ぐらい。
お手軽スープを土鍋に取り、火に掛け、添付のラーメン・スープの素を溶かします。
本当は、つけ麺式にした方がいいのですが、面倒なので鍋のスープに味をつけます。
沸いたら、具を煮ながら、任意の量の棒ラーメンを放り込みましょう。
さあ、ここが本命チョコ(!?)
ほんの少し炊けたらOK。 しゃぶしゃぶですから。
カァちゃん 「 麺は、まだ入れたばかりヨ! 」
そう、カァちゃんが心配する程レアな麺。
「 バリ 」 と称される硬めんが目的。
口の中では芯が残るラーメンが、バリと音をたてる様な存在感を。
「 ワイルドだぜ~ッ? 」
ひと昔前、桂花ラーメンに在った、熊本県民好みの固茹でラーメン。
何時でもではないが、時折、無性に食べたくなる硬めんを家庭で!
この思いが、この方式になったのです。
茹で加減は、お好みのまま!
バラの棒ラーメンだから、好きな量だけ麺を放り込んでイイ。

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