夜、思い立って池袋まで行く。
横浜に住む人間にとっては池袋は異国である。東京へ行くなら、新宿止まり。
中央線とはよく名付けたものである。中央線で東京は南北に二分されていた。
神奈川に住む者は東京の北部には無関心である。渋谷、新宿で、事はすむ。埼玉に住む人に以前聞いたところによれば、東京の南部には無関心で、渋谷にはほとんど行かなかったという。
事情が変わったのは、東横線と副都心線が相互乗り入れをしたからだ。
池袋まで直通で行けるようになった。
東横線の渋谷駅は迷路になってしまい、かえって新宿や池袋の方が便利になった。
東京へ行くなら、新宿三丁目か池袋である。
夜の池袋は、ネオンの洪水である。東口、西口と両方が盛り場になっているのは凄い。
別に目的があって行ったわけではない。近年は夜に外出することはなかったので、ネオンの光景が懐かしかった。
「池袋はいいなぁ」と学生風の若者が信号で話し合っていた。
(追記)
このあと、夜の10時に自動車の暴走事故があった。私は帰宅途上だった。8時頃事故があった場所を歩いていた。
運転手はアルコール検査に反応せず。飲酒運転ではない。大声を出して暴れ回ったそうなので、危険ドラッグを飲んでいたのだろう。
去年、危険ドラッグの販売店が摘発されて、以後、警察のパトロールが強化されていた。
これで一層、警察の見回りが激しくなるだろう。
夜の新宿ではなく、夜の池袋になった。
(追記)
ドラッグのためではなく、てんかんだったらしい。
前にもてんかんの人が車を暴走させた事件があった。京都の祇園だったっかな。