ぶらり町めぐり&御朱印

町を歩くのが好きだ。特に御朱印集めに熱中した。年齢を重ね、段々と体力が落ちてきたが、もう少し頑張りたい。

チョン・ミュンフンの「復活」

2017年07月22日 10時50分48秒 | 旅行
7月21日。東京オペラシティのコンサートホールで、チョン・ミュンフン指揮のマーラー交響曲第2番「復活」を聴く。

オケは東京フィルハーモニー交響楽団。
ソプラノ:安井陽子 
メソ・ソプラノ:山下牧子 
合唱:新国立劇場合唱団

チョン・ミュンフンの「復活」なので、チケット完売かと思ったら、そうではなかった。オペラシティの当日券売り場はかなり長い行列ができていた。9月15日のサントリー・ホールの「復活」公演はチケット完売らしい。

オケはステージいっぱいで、第1ヴァイオリンは14名。このホールでこの人数はオーバースペックだろう。前列10番目で聴いたので音の圧迫感は相当なものだった。チョン・ミュンフンの指揮を聴くのはこれが初めて。ニコリともしないで不機嫌な顔で出てきた。演奏が終わっても笑顔は少なかった。いつもこうなのか……。

演奏は、なんというか、殺気だっていたように感じた。ある意味、恐ろしい演奏だった。

先週の15日にノット=東響の「復活」を聴いたが、ノットの方がバランスが良かった。安心して聴けた。

チョン・ミュンフンの「復活」を聴いていると、体が凍えてきた。ホールが寒かったためもある。冷蔵庫の中にいるようだった。体調を崩して途中で退席した人もいた。だいたいこういう時に備えて羽織るものを持参していたのに、昨日は忘れてしまった。サントリーホールで聴く人は寒さ対策を準備しておいた方がいい。

バンダ(ステージ外演奏)の効果は平凡で、これは川崎ミューザの方が優れていた。

この曲は、合唱、独唱をどこでステージに出すかで、指揮者は悩むらしい。チョン・ミュンフンは、合唱団は第1楽章から置いて、独唱者は第3楽章を演奏中に入れた。位置は合唱団は2階のオルガンの前、独唱者は指揮者の前。マーラーの指示では第1楽章と第2楽章の間で5分の間をとることになっているが、これには従っていない。通常の楽章間の間合いだった。

ノットの場合は第1楽章が終わったあとに合唱団と独唱者を入れた。時間をかけていたのでマーラーの指示通り5分以上かかっていたはずである。独唱者は、ステージ右前、第2ヴァイオリンの後ろに座った。

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