渋谷に鎮座する北谷稲荷神社を参拝する。場所は分かりにくい。渋谷のハローワークを目指せばいい。向かい側が代々木体育館である。
鳥居と階段は普通である。
境内に上がる。ビルの下、石畳の境内に、風変わりな社殿。こういう風景は初めてではない。神楽坂の赤城神社もこういう境内である。ただ、赤城神社は社殿は瀟洒だが、千木も堅魚木もあり、神社の社殿と分かる。
北谷稲荷神社の社殿を見ると、神社とは思えない。寺院のお堂と云われれば,その通りかと思う。去年だったか、名前は思い出せないが、ある寺院の観音堂で,これと同じ形をしたものを見た。そういえば、先日お参りした菊名神社もこのような形をしていた。
千木も堅魚木もないから神社の社殿に見えない。
宮司さんの趣味なのだろう。宮司さんにも個性がある。
社務所。中のソファでご朱印が出来上がるのを待った。
境内から代々木体育館を見る。道路の向かい側である。
目の前が代々木と云うことは、ここは渋谷の北にあたる。「北谷」という神社名の由来は、ここから来ているのだろう。渋谷村の北の谷の斜面に建てられた神社である。今のビルが建ち並ぶ光景からは想像しにくいが。