☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

カナダの高校の部活動

2024-06-09 | 学校関係
子供達が通う学校、小学校は沢山のクラブはなかったけれど、中学からクラブ活動に色々と参加するようになり、高校からはさらに選択の幅が広がって、1つくらい何か自分がやってみようかなと思えるクラブ活動があるんじゃない?と思えるくらい、色々あるみたいです

そして、掛け持ちもOK.

へえ〜っと驚いたことの1つが、「運動部」

秋シーズン、冬シーズン、春シーズンとそれぞれの季節毎に、外でできる活動、室内でできる活動で「運動のシーズン」があるようなんです

それぞれのシーズンで選択肢がいくつかあり、生徒達はその中から、このシーズンはこれにしようと参加を決められるみたい。

なので活動期間は2、3ヶ月。その間に大会もあり、地区大会から始まり、少し広範囲のいくつかの地区が集まった大会、そして州大会。

長男が所属していた陸上は、州大会の西部、東部大会が本大会の前にもう1つありました

州といっても、世界2位の国土の広さを持つカナダの1つの州の中には、日本列島がすっぽり入ってしまう広さ。車で1日で行くには難しいかも。。という地域からは、記録によっては辞退する学校もあると聞きます。

生徒達は各シーズン毎に挑戦したいスポーツを選んで練習や大会へ挑戦することができ、翌年も同じ部活を選ぶ事もできるし、別のスポーツに挑戦することもできる。

日本の部活みたいに3年間がっつりと同じスポーツに。。。というのも それはそれで成長も期待できる良さがあると思うのですが、カナダの部活の良いなと思うところは、「学校」というある意味公平で、家庭の経済状況に左右されたりすることなく誰でも参加できることに加え、生徒達が様々な異なる活動に挑戦する事ができること。

そして、期間が決まっていることと、長期休暇や土日も部活最優先というような 執着もなく、短期集中で取り組めること。

長男も色々な事に挑戦できるから、カナダの学校の部活スタイルの方が僕は良い。と言ってます。

それと、大会での競技も年齢枠が設定されているのも良いなと思います。
14歳ー18歳くらいがカナダの高校生達の年齢になりますが、14歳と18歳では、体の大きさも、筋力もだいぶ違いますよね。

そういった事への配慮もあってか
9年生、10年生、11−12年生、さらに障害者枠と、今の自分と同じような条件の生徒達と競技する事で、勝利への可能性も年齢や障害のバリアで諦める事なく挑戦できるし、公式記録もそれぞれにあるところが 短期間でも挑戦するモチベーションにもなるのかなと感じます

デメリットは、期間が決まっているので、長く続けたらもっと記録も伸びるかな。上達するだろうな。と思っても、部活として活動するのは、シーズンが終わったら、1年後になる。

もちろん、部活をきっかけに学校外のクラブへ参加するという選択肢もありますけどね。

今シーズン、長男は陸上部に入って、ある初めて挑戦する競技に参加していたんだけど、練習を重ねるうちに記録がどんどん伸びていき、大会に参加する度に記録を更新して、州大会にも参加することができたんです

他のスポーツをやっている友達から話は聞いた事あったけれど、まさか我が子が陸上競技で行くとは。。。と喜びと同時に驚きもあり、私も楽しみに大会に連れていきました

聞いたことの無い地名から来てる学生や、片道車で6−7時間かかるよね?という距離から来てる学生達もいて、やっぱり州大会なんだな〜。

競技会は開催地にある大学の競技場で行われました

長男は自己ベストを更新することができ、メダルは取れませんでしたが、入賞のリボンをもらう事ができました。本人も緊張と共に楽しめて、とても良い経験となったようです

私も本格的な陸上競技の観戦は初めてだったので、楽しめました。

さらに、長男が出ていた競技には、同じ年齢枠では桁違いの記録で登録されてる子がいて、2位以下の子達の競技が終わった後に登場。ほとんどの子達が帰ってしまったんだけど、長男はその少し前まで残っていたので、せっかくだから見ていこうよ!と、その子を応援してきました。競技が始まってから2時間半後にようやく登場した その子は一気に州大会の公式記録を更新。

この子は将来オリンピック選手になるのでは?と感じる素晴らしさでした。今の段階で、長男達の年齢枠では、カナダのナショナルチャンピョンらしいです。
すごく良いものを見たわ〜!と、そんな感動も得られた良き大会でした

これで春シーズンも終了です。ラグビー、サッカーなど他のスポーツも同じ時期に州大会があったようです。

せっかく記録が伸びているので、もったいないな。。。という気もします。長男も機会があるなら、どこかで続けてみたい様子。

音楽の方も、さらにスキルアップしたいみたいで、こっちは音楽部の先生からおすすめレッスン先を教えていただいたようです。

高校になると、宿題もそれなりにあるようなので、まー楽しくも忙しそうな高校生活だなあ。。と、感じますが親としても充実した学生生活を過ごせているようで嬉しい限りです

友達のお子さん達も、それぞれやってみたい事を見つけた子達は、同じように忙しい日々を送っているみたい。

成長期に溢れ出すエネルギーを、自分の興味に注げる環境が用意されているというのは、とてもね、良い事だと思います。

あれだけ選択肢があれば、何かしら見つかりそうに思えてならないんだけど、それでも そういった活動へ興味を持つ事ではなく、問題行動を選択してしまう生徒達もどの学校にも一定数いるようなんですよね。。。 もったいないなあ。。その生徒達も絶対何か 得意があるだろうし、夢中になれる事に出会えるように思うんだけどな。そっちにそのエネルギーを費やす事ができたら、ネガティブではなく ポジティブに注目もされると思うんだけどね。 先生達もそこはもどかしいだろうなあ。



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ポジティブガイダンス

2024-05-13 | 学校関係
スクールボードでの代行は、地域のパブリックスクール全般が勤務範囲になるので、都合のつく日程と時間帯であちこち尋ねに行く事ができます

でも通勤時間を考えると、特に午前シフトは朝の6:45開始のため、あまり遠いと 朝家族のお弁当を作る時間なども入れると、何時に起きれば。。となるので、基本近場の学校に行ってます

代行の大変なところは、初めての環境はスタッフの顔と名前もわからないし、生徒達の名前と顔も一致しない。その気質などもほとんどわからないし、必要書類がどこに保管されているのか、1日のスケジュールなど確認する事がたくさん
そして生徒達と長期で関われない残念さがあります。

以前実習で担当していたクラスに行った時は、勝手もある程度わかるし、なにより生徒達の名前と顔も全員一致するし、ある程度気質も理解しているところが、とても精神的に楽でした。

でも代行の良いところは、色々なスタッフに出会え、色々な環境に出会える事。
教室のレイアウト、オーガナイズ、先生の生徒達へのアプローチ、活動の内容などもクラスによって様々。

今日行ったクラスは、とてもよくオーガナイズされていて、初めて行ったのに、探しているものや情報がすぐに得られる環境でした。

そして興味深かったのが、先生が教室内で生徒全員に対して活動をする際、とーっても小さい声でお話しするんです。

でも発音はクリアなので、静かだとちゃんと聞き取れる。

そして、生徒達も全員静かなんです。 この静かな声での働きかけがそうさせているのか、生徒達の気質が落ち着いた子達が多いのか。 興味深い環境でした

それと、どのクラスにもたいてい1名以上、気質や行動に注意が必要な生徒がいて、それに関するノートがあるのですが、ほぼ共通するトリガーが「No!」という言葉。 自分がやろうとしたこと、欲しいと思った物がその瞬間に手に入らない。阻止されること。

起こった出来事に対して怒る事、フラストレーションを感じる気持ちは誰にでもある事ですが、そういった事が引き金となった際に起こす行動が、本人を含む誰かや何かに危害が加わる。となると、これは問題行動となるわけです。

この働きかけは、本当に根気のいる長期戦。

でも、「落ち着かせる」「気持ちを受け入れる」「何がいけなかったかを確認する」「どうすると良かったのか適切な言動を伝える」そのアプローチの繰り返しから少しずつ それらを身につけ学ぶ。 これは鉄則かなと。私自身の経験からも、色々な保育園や幼稚園を回ってみても感じる事です

今日行ったクラスにも、書類を読んだ感じでは大変そうな生徒がいたのですが、実際接してみると随分と落ち着いた様子でした。その子専用のバインダーには、保育園からの引き継ぎも含め、さまざまな状況に応じて 気持ち理解したり、状況に応じた適切な言動を導く 手作りの本のような物がいくつかあり、もうすぐ学年末を迎える今のその子の姿があるのは、親御さん達も含め、この生徒と長期に関わってきたスタッフ達がポジティブガイダンスを継続している成果なのではないかと感じました

まだ幼稚園生なので、これから先も、まだまだ壁が沢山あると思うけれど、小学校の先生達もポジティブガイダンスをしてくれる方達に恵まれて成長してくれたらいいな。。と、その生徒を見て感じました




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兄弟それぞれ

2024-04-26 | 学校関係
今日は次男のダンスの大会でいつもより早起きで始まった朝でした。

大会は平日後半から週末にかけて数日間で行われることが多く、今日も次男の出番前後に、3時間くらいかな? 他の子達のダンスも楽しく観ておりました。

そして、毎回思います。ここに来て今日はダンス頑張ってる子達、全員学校休んでるんだよね。。ほとんどの親達、仕事休んで来てるんだよね。。

しかも、複数の兄弟で参加していたり、参加演目が多い子達は、連日参加の為ホテル宿泊が多いみたい。

次男と同じグループの子は、自分の出番は今日だけだったんだけど、お姉ちゃん達の出番が昨日、明日とあるので、水曜日から学校休んでホテル宿泊とのこと。


長男はいつも通り学校へ行くので、お弁当持っていくし。。春は陸上部にも参加していて、今週から1ヶ月間毎週午後に地域の高校の陸上大会本番に向けた現地での練習会もあるみたいで、帰りもいつもよりだいぶ遅いし、彼も現地練習日の午後の授業は約1ヶ月ちょっと欠席。本人達は友達も一緒で楽しいみたいだけどね。

小学生は宿題ないけど、高校生は宿題があるようなので、そこはちょっと大変そうです。

長男の大会本番はスケジュール的に観に行けないかな。。。と思っていたけど、今日は仕事を休みにしたので、スケジュールが合えば夕方の競技ならギリギリ観にいけるかな?と思ったけど、間に合わず。。

私の方は、今月来月といつもと異なるスケジュールが色々と重なるので、カレンダーなしでは生活が回らない状況です。。

もうすぐ学年末で、学校のイベントも増えてくるし。。毎朝起きると、今日は何曜日だ!?の日々😁 

早起きだったので早めに寝よう。


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高校の演奏会

2024-04-17 | 学校関係
長男が所属する音楽部の演奏会に行ってきました。
前回の12月と比べると、合宿もあり、音の質もボリュームも上がっているのも感じられ、とても迫力のある演奏会でした

ブラスバンド、ジャズバンド、合唱、弦楽器による演奏と、最後は合宿の写真を見ながら9年生から12年生まで大集合で演奏&合唱の素敵なパフォーマンスでした。

来年度も続けるつもりでいるそうなので、また楽しみにしたいと思います


子供達の学校イベントやダンスの発表会などにいくといつも感じるのですが、人種、肌の色、髪の色や髪型、服装などは本当みんなそれぞれ違うんです。

そう、違って当たり前なの。 「こうあるべき」と型を決めてしまう方が逆に違和感がある。

みんなそれぞれの活動に一生懸命参加してる。コミュニケーションもとる。

国同士に確執があっても、子供同士は友達になれる。
この関係を大人の価値観で壊さないで欲しいな。

例えば中国と日本の間にも許し合えない過去があったのだと思います。
それを忘れろとは言わないけれども、今の時代を生きる子達が、同じクラスメイトになる機会に恵まれそこで気の合う友達になれた。 素敵なことじゃん。

それを過去への執着を今の子供達にも受け継がせたいのか、その国の言語学校などで他国への嫌悪を習うこともあるそうでね。。

でも、うちの子達の周りのほとんどの子供達は、それによって自分の友達をジャッジしたりはしていないようだけれど。

日本もだいぶ変わってきたような話も聞きますが、まだ時々目にするよくわからない校則の話とかみると(髪型や色とか、下着の色とか、ヘアゴムの色なんてのもあるらしく 意味わからん)。統一させたい理由はなんなんだろうね。 軍隊みたいね。

カナダの学校にももちろん、さまざまな問題はあるでしょうけど、少なくとも自分はこうありたい。と思う容姿に関して、あーだこーだと言う人は うちの子達の関わってきた学校では(普通の公立学校)ほとんど見聞きしないですね。

クラブ活動へのドネーションの一環で生花が買える売店があり
長男にも買う?と聞いたら「水槽に入れる水草なら喜ぶと思うけど、花はそんなに喜ばないんじゃない?」との事で、次男が私に買ってくれました😍 

でも、後で長男に聞いたら「別にもらえたら嬉しいけど?」とのこと。そうだったのか😄 




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MANIE MUSICALE 2024

2024-04-11 | 学校関係
今年もこの時期で、我が家では特に次男が学校のクラスでも力を入れていて、2月の終わり頃からでしょうか。 何度も何度も繰り返し聞かさせれ続けました。フランス語の歌を。

ケベック州や、フランスに限らず、フランス語で歌うアーティストが16曲かな(Youtubeみると17曲?)ノミネートされていて、それを子供達が聴き、この曲が良いと思う方へ投票し、トーナメント対決でチャンピョンが決まるという企画。カナダ以外の学校も参加しています

今日、最終結果が出たそうで、足取り軽く学校へ向かっていました

本人が気に入った曲はこれでもかー!ってくらい何度もかけるので、私も何曲か鼻歌歌えるくらいになりました。

この企画は毎年いいなと思うのが、生まれた時から毎日触れている英語や日本語と比べると、1年生から始めたフランス語は聴く時間、読む時間も格段にすくないんですね。
そんな中、この企画中は、車で移動中などもSpotifyの歌詞を読みながら何度も繰り返し聴いたり歌っているので、歌を通じて聞き取れるし、読めるようになるのだなというのを感じます

学校で参加している企画なので、アーティストの歌もポジティブな物が多く、不適切表現も使われていないようです

何曲かイチオシの曲があり、その投票結果によっては落ち込んだり、喜んだりと感情の起伏も激しいなあ。。。と😅  クラスメイトの中には負けて泣いてしまう子もいたとか。。。😅  

友達と共同制作の英語の課題にも、途中で登場人物がここに出てくるフランス語の歌を歌ったり。

次男の誕生日会の時は、友達と歌っていました。
それくらいクラスでも盛り上がっていたようです

そして、今年のチャンピョンはAKWABAという曲
「Welcome」という意味で、アフリカのガーナ語なのかな??

すごくノリのいい曲で、セミファイナルの4曲の中では、私と次男の中では
1位。 きっと1位か2位はこれだろね。という印象の曲です
次男の最後の推しはこの曲だったので今日はとても嬉しそうでした

フランス語の他に英語、アラビア語、そしてアフリカの言葉も曲の中に入っています。

このYoutubeビデオで17曲聴けます。Spotifyでも聴けます。
Manie Musicale 2024☜クリック

クラスでは、先生がポジティブにこの企画に参加した証に生徒全員にこれを作ってくれました





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保育士は魔法使いだと思ってる!?

2024-03-19 | 学校関係
これはLINEに届いていた日本のニュースですが、これもびっくり〜
この制度を決めた方達は、保育士さん達を子供を自由に操れる魔法使いだと思っているのかな!?



こういった制度を決める立場にある方は、最低1週間。可能なら1ヶ月くらい、ボランティアで職業体験をされてみるのが良いと私は思います。

そうする事で、なぜ、人手が必要なのか。どんな仕事に時間がかかっているのか、また、もしかすると外部からの視点で、これは必要ない業務なのでは!?など、改善点も見つけられるかもしれません

子育てされている方達は、4、5歳児の我が子が25人。その子達の日々の安全と発達を促す役割+業務。それを一人で担当!? しかも低賃金にて。なんて言われたら、お断りじゃありませんか。
私は。。。無理だな。。。

しかも今は30人!?

どうやって安全を確保してるの!?

どうやって子供達の興味や発達を観察し、必要な環境を整えているの?
子供達一人一人との関わりや成長を記憶なり記録してるの?

4、5歳児というとキンダーの年齢ですね。
私が実習で行っていたクラスは25名でしたが、先生2名体制です

先生も途中で休憩に入るので、その時間帯をカバーする先生がきます。

これはオンタリオ州の大人:子供の規定


ちなみに、私は月曜日に日本で言う年少さんの年齢かな?
プリスクールのクラスへ代行の仕事に行ってきましたが、欠席者がいたので13名の子供達に対して、私を入れて幼児教育者3名+学生がいました

プリスクールなので、正規の比率は幼児教育者1名に対して子供8名です
なので、16人クラス。

ただ、このクラスにはASD(自閉スペクトラム症)の生徒さんが2名いたので、それで3名体制。

それでも人手が余る。。という事はないですね。

ただね、クラスの雰囲気は割と落ちつていると感じました。
クラス担任の先生もゆったりとした雰囲気で子供達に接しているからかなと感じました。

同じ系列の保育所に3箇所行った事があるのですが、場所によって雰囲気が少し異なるんですよね。
今日行ったところは、スーパーバイザーも、スタッフ同士もいつも明るくて和やかな雰囲気なんですよね。 私もそういう心構えを意識したいものです

なので、人数だけが問題ではないかもしれないけれど、少なくとも、一人が見れる限界を超えている環境で、保育士さん達にあれこれ求めるのは 無理があると思います。

人を雇うには、お金がかかります。
良い人材を育てるには、教育も必要です
その教育にもお金がかかります。

保育士や教員という仕事は、直接その日の経済に働きかけることはできません。でも、未来の良い人材を育てる=未来の社会や経済へ働きかける仕事だと思います。

なので、そこで仕事するスタッフ達自身が個人の尊厳が保たれ、専門性を発揮でき、子供達が安心安全を感じられる環境で、興味を探究していける環境ができたら、そこで過ごす子供達はのびのびと、それぞれのペースで 心身健やかに発達していけると想像できませんか。

だから、政府がそこへ税金を使う事や、そういった明るい未来への投資を
子供に直接関わる人達だけでなく、社会全体から理解を得られ、保育士さん達の働く環境、また賃金の改正が実施される事は、子供達、そしてそのご家族、また、そこで働くスタッフ達のWell beingも向上するように思えてなりません。

低賃金問題に関しては日本だけに関わらず、カナダでもある問題ですけどね。
これに関しても言いたい事たくさん!!!!

人権問題と同様に、これから先、改善されていく事を心から願います



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4月8日は休校の学校もある!?

2024-03-08 | 学校関係
今日は3月8日です。来週はマーチブレイクで1週間学校がお休みなので、子供達は9連休。

と、思いきや、カトリック系の学校は今日(金曜日)から学校がお休みだったらしく、近所の子達がいました。10連休〜。親御さんと話したら、来月の8日(月)もPD DAYが変更になってお休みなんだって。共働きのご家庭が多いので、急な預け先がないしとご両親ともお休み取ったそうです

4月8日がお休みの理由は皆既日食。
月が太陽と地球の間を通過し、完全に太陽が隠れるようです

次に私が住んでいる地域で再び完全にカバーされる皆既日食が見られるのは2144年以降。大人も子供も、赤ちゃんも、生きてないね。。。たぶん。
今赤ちゃんの子達が長寿だったらまた見れるかな!?

これはウォータールー大学のHPより
この地図の黄色いラインが皆既日食の中心線で、青い点線より南の影がついた部分は100%太陽が隠れるそうです

私が住んでいる地域も99%なので、ほぼ夜に近くなるのかと。

で、このピークの時間帯が学校の下校時刻と重なる事から、いくつかの教育委員会では、この日を休みにするように予定を変更したそうなんです

その1つが、住んでいる地域のカトリック教育員会に属する学校。

安全配慮も理解できるけど、せっかくの学習の機会でもあるから、もったいないなあ。。。と思っていたら、パブリックの教育委員会では、こちらの考え方を優先していて、先生達も準備をすすめているとのこと。

次男が通う学校は下校時刻前なので、授業時間にみんなで見る事ができるんじゃないかな。

そしてスクールカレンダーでは別の日がPD DAYで学校がお休みの予定で、その日を8日に変更するという話もあったようですが、その日はイスラム教の祝日も重なっていたようで、それも考慮して変更せずに最初の予定どおりと決めた事が今週のニュースに出ていました

その代わり、各家庭の判断でお休みや、早退の対応も連絡をもらえれらば問題なしとのことです

カナダ政府のウェブサイトでも仕組みや目の安全についての資料やビデオを見る事ができます

せっかくなので、太陽が出るお天気だといいなあ


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はみ出してはならない理由は何!?

2024-02-25 | 学校関係
世界各地に、日本語学校というのがあると思うのですが、その中には日本での学習と同じカリキュラムが受講できるという学校もあります。

そういったカリキュラムの学校は主に駐在で数年間の海外滞在の為に、日本へ帰国した際に日本での学業についていけるようにという目的があると理解しています

平日は現地の学校に通い、週末は1日使って1週間分の学習をし、キャッチアップできるようにと、宿題も多いと聞きます。

日々の現地校で慣れない英語&フランス語漬けの時間でも疲れると思われる中、日本語学校のたくさんの宿題にも取り組み、友達と遊んだり、ゆっくりできるはずの週末も1日つぶして学校へ行く事を続けている子供達がすごいなと感心させられます。

そして、ご家族も週末なのに学校への送迎やお弁当作りがあったりと 毎週大変だろうなあ。。と思います。

ただ。。。。私が聞いてる話は幼稚園でのお話ですが、その貴重な週末の時間と学費を費やしてまで通っている学校の学習へやり方に、大いに疑問を抱く事があり、これが「日本の幼児教育」だとすると、これも大いに疑問を抱く話があります

みなさんはどう思われるでしょうか。

言葉の習得には、聞く力から話す力が育ち、絵本の読み聞かせや日常目にする情報から読む力が育ち、そして書くという力が育つ。

「書く」というのは一番ハードルの高いスキルです。さらに自分が伝えたいことを簡潔にまとめ、相手にわかりやすく伝える。というのは難易度が上がりますよね(私は苦手)。

書くためには、今はタブレットやPCを使って文字をタイプする方法も子供達の学校でも主流になってきているようですが、 伝統的な書き方としては、筆記具を持ち、それを自分の意思で動かして線を引くことで、文字を書くことができる

ステレオタイプな発言かもしれませんが、日本の学校の宿題はこっちの方が主流では!?

そして恐らく、その初めのステップとして、「なぞりがき」の課題があるのかなと予想しますが、問題はその取り組み方。

なぞりの線からはみ出てはならない。というルールがあるそうで
少しでもはみ出すと、今まで書いた分も消して最初からやり直し。

これを幼稚園生に求める意図はなんでしょう。

恐らく通わせている親御さん達の中にも疑問を抱いている方達が少なからずいるのでは?

「書く」というのは、一番ハードルの高いスキルであり、それに取り組むということは、その姿勢をまず認め誉めてあげてもいい取り組みです

中には「書くこと」が好きなお子さんもいます。プリント学習が好きなお子さんもいます。また、お子さんによって、「書く」という事に関心を持つ発達段階にあるお子さん達は、自ら「書いてみたい」「書けるって楽しい」という感覚と共に、書く学習を遊び感覚で取り組むと思います。

こういったお子さん達には、どんどん書かせていいと思うし、プリント学習が好きなお子さんには、どんどんやらせていいと思います

だけど中には、全く興味が持てない子。筆記具を上手に持ったり それを扱うスキルを十分に得ていない発達段階にある子達もそれなりの数いるはずです

その発達段階のお子さん達にも、「丁寧に書く」「線からはみ出さない」「はみ出たら消して書き直し」。そして宿題の量は全員同じ。

想像していただくと、お子さん達が抱えるストレスわかりますよね。

鉛筆を持って書かせたいと思うのなら、以前にも書きましたが「お絵描き」はとってもおすすめの遊びです。

今はタブレットに指で絵を描いたりもできますが、それはそれでやめさせる必要はないけれど、クレヨン、マーカー、絵の具、色鉛筆、筆やスポンジなど様々な筆記具を使い、道具を使って「描く楽しさ」を体感することは、「書ける楽しさ」にもつながっていきます

描く場所も、紙だけに限らず、砂、柔らかいジェルの入った袋、路上、石、木など 何でも良い。 自分の手を使い、それを動かすことで、何かが描ける/書ける。形に変化が起こる。自分が伝えたい事が表現できる。こんな体感はとっても大切

「みんながやってるから。宿題だから。と無理やり 指定されたやり方でやらされる」この取り組みは、「書く事が好きじゃない」「書く事にまだ興味を持てない」お子さん達の「書くことへの意欲を損失させる」アプローチでもあると思います

ここは想像ですが、その宿題は、鉛筆で書かないときっとダメなんですかね。。。。

もし書く事がうまくできない子が、「マーカー」や、好きな色を使った「色鉛筆」でなら書きたいと言ったら、ここの学校の先生達は「いいですよ」と言えるでしょうか。その子の取り組みに花丸をあげられるでしょうか。

例えば「ほ」の2本線が1本だったら、これは「ほ」にならないから2本だと教える必要がある。
「い」と「り」の違いをはっきりさせるには、右側の線の長さに注意する必要があること。

これらは、自分が書いた文字を、自分以外の人が正しく読み取れ、伝えたいことを伝えるために習得した方が良いスキル。

この教え方も「それ、間違ってるよ。こうだよ」と教えるよりも書いたことへの努力を認め、自分が書いた物と、お手本を本人に見比べさせて「似てるけど、何か違うね。どこが違うかわかる?」と間違い探しを本人にさせると、幼稚園生でも自ら間違いに気がついた場合は直すと思います。この時も消して直さなくてもいいんじゃないかな(本人が消したいならそれで良いと思うけど)。 間違いでも一生懸命書いた物をあっさり承諾なく消されたら、幼稚園生も悲しいよ。1つの努力の軌跡として、間違いに気がついて次に書いたものは正しく書けた。これぞ学習では!?

と、私は思いますが。。。。。

ちなみに、我が子達はある程度日本語の読み書き(ひらがな、カタカナ、漢字)もできますが、強制して書かせて教えたりはしていません

うちの子達に限らずだともいますが、2歳ー4、5歳の時に、文字に興味を持つ=読む、自分の名前を書いてみる。などをきっかけに、読む、書くに興味を持った時期が二人ともありました。

そのタイミングに、我が家の場合は絵本とベネッセの通信教材がとてもいい仕事をしてくれて、それこそ発達と興味のタイミングに合わせて ひらがな&カタカナ、数字は勝手に(笑)習得してくれた。感じです。

「はみ出さないように書く」事に目くじら立てずに、「子供が書いてみよう」と試みた姿勢を評価し、取り組みに花丸をあげる方が、子供達はもっと意欲的に「書く」事にも取り組むようになると思うんですけどね。。。。

もう1つ、子供達の発言に対しての先生の対応も、え?軍隊!? ちょっと精神的虐待とも思うような事を聞いて驚いた私です。
学校へ通わせているご家族で、授業参観やお子さんからの発言で疑問を感じた親御さん達がいらしたら、その感覚は間違っていないと思いますよ。

日本語環境という現地校では得られないメリットや、カナダの学校では体験できない日本文化に関する経験などもあると思いますが、1日そこで過ごすお子さん達の事を考え、おかしいと感じて、先生との面談でも納得いかないと思うなら、ご家庭や日系コミュニティとの時間でも 特に幼稚園から低学年の間は学業も心も健やかに育めるのではないかと感じてしまいました。

日本の幼児教育がもしも「型からはみださいこと」や「お行儀」を重要視するのであれば、、、本当にそれが一番大事??と疑問を抱きます。

特に駐在で滞在されているご家族は、せっかくの機会なので是非、現地校の良さを日本へ持ち帰ってほしいです。カナダの学校にも課題はあると思いますが、人権の尊重、多様性とは何か。インクルーシブ教育とは何か。カナダの教育現場から学べる事が沢山あると思うので、親子で体感してみてほしいです。




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多様性インクルーシブの良さと大変さ

2024-02-11 | 学校関係
私がカナダに来た頃は、花火を打ち上げていいのは5月のビクトリアデーと7月のカナダデーのみ。だったような記憶。

この10年の間でも、祝日が増えたり、夏休みの中の祝日にも花火が上がったり、最近は秋ごろにインドのお祭りで、1月の新年はどうだったかなあ。。。。
数日前も夜に突然バンバン花火が上がってる音がして、2月上旬。。。「どこかの国のお祭りかねえ。。。」と家族と話し
「ああ!中国だ!春節だね!」

と、カナダに来た頃には無かったタイミングで花火が打ち上がる日も増えました。

学校行事にも変化があって、カトリック系はおそらく今も学校でイースター、クリスマスなど宗教的に大切な行事はお祝いをするのだと思いますが

パブリックの学校は多様性&インクルーシブの視点から、試行錯誤してるのを感じます。

私が習った幼児教育の観点では、異文化に触れ、知る良い機会。と捉え、特にクラスメイトが持つ文化背景を尊重するためにも 家族にも協力をいただいて、クラスの子供達に話をしてもらったり、写真やビデオを見せたり、本を読んだり、アクティビティをしたりと言った活動も推奨されていました。
個人的には小さい頃から視野が広がり、とてもよい経験にもなると思いました。

ただ、パブリックのスクールボードの方は、生徒の人数なども関係があるのだと思うのと、最終的には校長先生の判断になるのだと思うけれど、基本「学校での祝い事はしない」方針に変わっているみたいです

というのも、うちの子達がキンダーや低学年の頃は、バレンタインはカードを交換したり、ハロウィーンはコスチュームを来てきて、クラスでちょっとしたお菓子を交換したり、持ち寄りパーティーをしたり。なんてことがありました。

が、最近はそういったパーティーはしない傾向にあるみたいです

食べ物を持ってくることへの懸念は、アレルギーのリスクがあるので
アナフィラキシーリスクがある子達への配慮を考えれば、ここは仕方のないこと。また、宗教的に食べられないものがあるお子さんがいるのも実際のところで、学校から提供される食べ物には アレルギー配慮+Halalへの考慮(例えばヨーグルトやチーズなどの加工食品にはゼラチンが入っていないもの)がされています

パーティー(celebration)に関しては、とにかく多民族国家のため、ハロウィンやバレンタインも 西洋文化の1つとして伝統的ではあるけれど、じゃ、先住民伝統行事やお祝い事は? 西洋以外の国から来てる(何世紀もここで暮らしている)方達の文化や伝統行事、お祝い行事は?

と、ぜーーーーんぶに配慮すると、キリがなく、それこそ学校の学習をそれぞれの文化にフォーカスし、授業時間を使ってお祝いイベントをしてしまうと、他の学習時間への影響が出てきることも容易に考えられます

そんな事もあって、ある程度の異文化を学習要素としては取り入れても、イベント事にはしない。そんな方針なのかなと 感じています

なので、スクールボートではメーリングリストやHP、インスタグラムなどを活用して、世界各地のお祝い行事などがさらりと紹介されます

私はこれは初めてみましたが、つい先日 「節分」についてもインスタにあがっていました






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初のお泊まり

2024-02-09 | 学校関係
今週は長男が2泊3日で学校で所属している音楽部の合宿で不在でした

朝はいつもの時間に通学し、金曜日の夜9時頃に学校へお迎え。

長男が通っていた小学校では6年生に、中学では8年生の時に卒業前の楽しいキャンプが恒例であると聞いていましたが、どちらもコロナにて実現叶わず。。。

学校のお泊まり行事に参加したのは初めての事でした。

音楽部は、管楽器、ジャズ、弦楽器、コーラスなどいくつかのグループに分かれていて、9年生と10年生のジュニアグループ、11年生と12年生のシニアグループにわかれている為、普段交流があるのはジュニアグループのメンバーが中心。

でも、この合宿はジュニアとシニアどちらも参加だったので、12年生の大学の音楽科へ進学予定の先輩から吹き方のコツを教えてもらえたり、上手な先輩達と一緒に演奏する機会があったり、楽器のグループ毎に特別講師の方がレクチャーをしてくれたりと、とても充実したプログラムだったようです

宿泊はキャビンで、寝袋を持って行きましたが、食事もバッフェスタイルで 美味しくて満足だったとのこと。ベジタリアンやHalalオプションの配慮もされていたとのこと。

湖のすぐ近くで、凍っていて釣りはできなかったみたいだけど(笑)
天気が良かったので、夕日がとても綺麗だったと写真をみせてくれました

来年もチャンスがあれば絶対に参加したい!と、思った合宿だったそうです。

$300弱の費用でしたが、往復のバス送迎代、2晩の宿泊&食事代8食分?、特別講師のレクチャー代。など考えると、とてもお得なプランに感じます



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金曜日から新学期。

2024-02-05 | 学校関係
カナダの学期制度なんだか複雑に感じてしまうのは私だけ??

キンダーや小中学校も2月と6月に成績表を持って帰ってきて、冬休み、春休みは学期末とは無関係。

通常のキンダーから小学校は時間割も曜日ではなくDay1-Day5というスケジュールで予定が組まれているみたいで、祝日やPD DAYが入って学校がお休みになると そのDAYスケジュールもズレるので、必ずしも月曜日がDAY1 というわけではないからとてもややこしい。。

高校は現在9年生の長男の話だと今年は前期、後期でそれぞれ必要な教科を4つずつ受講し、1年で8教科を履修するみたいです。
なので高校は祝日に関係なく毎日同じスケジュール。
前期に数学を選べば毎日数学があるけれど、後期はない。とかそんな感じで大学のコースに近い感覚なのかな

長男は前期で体育を取っていたので、毎日運動していたけれど、後期は体育がないので自分で意識しないと体を動かす時間が減ってしまう。
この期間にうまく運動系のクラブを取り入れられると良いのだけど。。

そして不思議なのが、長男達の学年は授業中に課題提出やテストがあって、それが成績に反映されるようで、先週は試験期間(Examination days)が3日間ありましたが、ここは主に11年生と12年生が対象らしく9年生達はほとんどの子達がお休み。

なので長男は月曜ー水曜日は試験期間でお休み。
木曜日はPDdayでお休み。

そして先週の金曜日から2学期が始まりました。
で、土日を挟み、月曜日が新学期2日目。
そんなスケジュールみたいです




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極寒の中 森へ遠足

2024-01-17 | 学校関係
今日はもしかしたらこの冬で一番体感が寒かったのではないかな。。。と思う気温でした


明け方はマイナス30。
10年前はマイナス40前後の年もあったので、寒いけどやっぱり暖冬!?

で、冷たい風の吹く寒空の下、なんと!次男の学年は 市内の森へ遠足。

そう言えば、長男が同じ学年の頃は、冬の野鳥探しの遠足があったけど
ここまで寒いと鳥も動物もいないんじゃない?と思いましたが、生き物探しの他にも楽しいことがあったようで、結果とても楽しい遠足だったみたいです

1つは グループ作業で枝とタープを使って部屋のような物を作り、暖かい空気(人間から出る熱)は上に逃げてしまうからと、タープの上に雪を乗せたらしいのですが(逆に冷気が下へ来ないのか!?なんて思ったり)、外気温がマイナス15度だったのに、中はプラス3度だったそうです。

これは、面白い体験だったね〜。

もう1つは、スノーシューズという こんな感じの物を履いて歩く体験などもしたみたいです

裏に滑り止めがついていて、スキーのように滑ったりはしないようですが、慣れるまでバランスを保つコツがいるみたい

これなら、私でもできる!? でも歩きにくくて腰痛めそう。。。

楽しい遠足だったとのこと。



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積み木が好きな子と数遊び

2023-12-29 | 学校関係
積み木が好きなお子さんに数の導入をする遊びの1つ

数がまだ数えられない年齢のお子さんは、積み木を積み上げた時に
倒れる前に「いくつ積み上げたか」を1つ1つ指さししながら数える事を続けていくとある日自分でそれっぽく「1、2、。。」と数え始めます

数がある程度数えられるお子さんとはサイコロと積み木を使い
「5」が出たら積み木を5つ積み上げて、例えば次に「3」が出たら、この上にさらに3つ重ねていきます

親子や友達と一緒に1つのタワーを作ってもいいし、個々にそれぞれサイコロと積み木を使って積み上げ、高さを比べたりするのも面白いです

数が好きな子で、簡単な足し算ができる子は、数を加える度に、合計いくつになっているかを計算させてみることもできます

別の遊びでは
「5、4、3、2、1」と積み上げてみました

それに慣れてきたら、「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1」と積み上げて
そしたら最初にこの遊びをした子が、1つ1つここからジェンガのように取ってみたいとのことで、順番に積み木を抜いていく遊びになりました

なかなかスリルのある遊び。
数を数える遊びから、バランスや空間力を育む遊びになりました

別の日には、「一緒に100まで数えて欲しい」という子がいて、
時々外のベンチに座りながら「1、2、3、・・・・」と100まで数えていたのですが、この日は積み木を使って平面に10ずつ並べていきました

何度も何度も1から数えて、49、59、69の次の数字が何になるかが、まだはっきり認識できていなかったので、10、20、30と並べた積み木の横に数字を書いていき、10までは問題なく数えられる子だったので、十の位の数字を指で追い、30の次は40、50、60と書きながら上手に100まで積み木を並べて、数えることができました

その子と作った10、20、30。。。100の紙を使って、今度は別の子が縦に積み木を積み上げて、100個並べました。

その時に、縦に並べると、10、20、30は横書きの方が良いと気がついたようで、「自分も書いてみたい」というので、マスだけ作って渡すと、上手に自分で10、20、30と100まで書き、積み木を上に積み上げていました

ところがこの時、テーブルの段差にかかってしまうことに気がついたこの子は、数字を書いた紙を100が右ではなく左になるように置き換えて(なので、写真だと逆さま)、左側に積み上げて完成しました!

積み木部分は私は一斎手を出さず、様子をみていました。
もうね、真剣です!

そして、別の子達も来て、自分も作ると、2回目は3人で作成していました。

サイコロと積み木、1枚の紙とペン。
材料はとてもシンプルですが、子供達はこれらの小道具を使い、数の認識、足し算、バランス感覚、問題解決能力、指先を使う動き、友達との協働。 様々な事を経験できます





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カナダの進学システムで良いなと感じたこと

2023-12-28 | 学校関係
今日本は受験シーズンですよね。多くの受験生が次の進学先を目指して頑張っておられると思います

日本では教師を目指す人は、教育学部(他の学部でも教科によっては教員免許が取れたと思いますが)
医師を目指す人は医学部。を受験して合格することで、その道が開けるのが一般的なのかな思いますが、その選択を、わずか15歳ちょっとの高校時代に決めないとならない。って、かなりストレスな事だと思いませんか。

また、その受験のために、貴重な子供時代の多くの時間と家族のお金を 机上での学習に費やさないとならない制度になっている
また、今は別の入試方法も導入されているのかもしれませんが、テストの問題に筆記で回答できるかどうかが、採点の主な基準となり、そこで偏差値という数字で学校がランキングまでされている。偏差値の数字で、世間はその人の才能や頭の良さを評価しようとさえする傾向にある。

この受験制度を大きく変えることは、受験業界にとってはマイナスでしょうし、思い切って現状を変えていく勇気のある政治家でも現れないと、制度そのものは無くならないかもしれませんね。。。

この辺りは、書き出すと止まらなくなりそうなので、今日はやめておきます。

参考までに、カナダは大学進学は、基本、高校最後の1、2年間(11年生と12年生)の学校の成績と、生徒の興味関心や課外活動、などによって、大学側が入学の可否を判断するそうです
またカナダの高校は地域ボランティアへの参加も卒業資格に含まれているので、必ず何かしらの社会とつながる経験を学生時代にすることが求められています。これはとても良い活動だと個人的に感じています

また、教育学部、医学部には、高校からストレートで進むのではなく
4年生の大学卒業の資格を得た人が、先生になる為にTeachers collegeへ2−3年間 通うそうです
なので、約6年間の学生生活を卒業して、先生なる。

同様に、お医者さんを目指す人も、まず4年生の大学を卒業してから、医学部へ進学するそうなんです

だから、4年間の大学生活を通して、高校時代よりも交友が広がり、社会経験も増え、精神的にも成長をする中、自分はさらに学問に励み、教師や医師になるために勉強を続ける意欲があるのかどうか、20歳過ぎのもう少し将来を現実的に考えられる年齢になってから、自分で選択していけるというのは、精神の発達段階においても、理にかなっているように思うんです

このカナダの教育制度と比較してしまうと日本の中学、高校生達は将来へのプレッシャーもすごくあるのではないか。。。なんて思ってしまうのは私だけ??

だってさ、大学に入るまでに、自分がやりたい事や自分自身について考えたり感じる経験よりも、受験勉強を最優先して、ものすごーーーーーーーーい 時間と努力を重ねて、医学部や教育学部に入ってみたけれど、やっぱり違うかも・・・これ以上勉強しんどいかも。。と思う時が来てしまった際に、受験に費やした時間と費用を思い切って捨てる選択って。。。。勇気がいるよね。

逆に、ひとまず4年間頑張って卒業をした後に、将来の方向性が見えてきてから次へ進学したり、社会人経験を通じて 先生や医師を目指したいという気持ちが強くなったら、4年生大学を卒業しているから、その次のステップから再スタートが可能なんですね。 医師が実際何年かかるのかわかりませんが、先生は2−3年と聞いています。

もちろん、学部によってはその4年間卒業で、社会人になる学部もたくさんありますけどね。

大学4年間の勉強をこなすのも、すごーーーく大変で、ストレスも多い日々が続くと思うので、その日々を卒業まで頑張れるように、これから進学を目指す高校生達には、ぜひ「自分の好き」や「興味」を探って、それに関する学部に進む事をおすすめします

カレッジも身につけたい専門の知識と能力を 卒業後の仕事に活かすために、「自分の好き」や「興味」を知る事で、学びを深め、追求していけると思います。

子供も、大人も、学びのベースには「興味と関心」があると良き学びにつながると、私自身の経験と、自分の子供達の様子を見ていて感じました



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大人になってから再び学生生活を始めた理由と振り返り

2023-12-27 | 学校関係
人生も半世紀を迎える少し手前で、改めて学生をやってみての感想

学びの動機に、自分の興味関心が高かかった事は大変な日々の生活の中、継続する力となりました

自分が学生だった頃は、将来に「教育者」という選択肢はゼロだと思っていました。
なので教職課程も1年だけ取りましたが、時間の無駄に感じて途中で受講をやめました。

通っていた大学も、自分が本当に行きたかった学校ではなかった。
でも、人生を振り返ると、そこに通うことになった事が、今のカナダの生活につながっているから面白い。

なぜかというと、私が一人暮らしをするきかっけにもなり、そこの住所を実家と勘違いしたかもしれない就職先が配属した住まいの近くで、ダディくんと出会い、英語にも海外生活にも全く興味がなかった私がカナダに移住する運びとなったからです

人生何がどこで、どう繋がるのか 後になってみないと わかりませんね〜!!!

そこで新しく始まったカナダ生活の1年目に出会ったお友達が、日本語を教えるボランティアと、地域の講習に参加すると自宅で子供を預かる仕事ができる事を教えてくれて、それがきっかけで、その先15年近く 多くの様々な年齢(0歳から14歳)の子供達と接する機会が生まれ、様々な事に直面したわけです

そこで、子供達の素行、発達、メンタルヘルスなどに強く関心を抱くようになり、どのようにして子供達を理解し関わることが適切なのかの答えを求め続け、自分でも色々な書籍を読んで それなりに知識を得てはいました。でも、ちゃんと自分の信念に自信を持ちたいと思うようになり、さらに資格があれば将来的に 外で仕事をするチャンスが巡ってきた時にも役に立つかな。。なんて思いが生まれ、自分の子供達に夜中も起こされたり、つきっきりじゃなくても大丈夫な年齢になったので、英語の壁は今以上に高っかったけど、挑戦してみることにしました

とは言っても、自分の家庭もあり、子育てもあり、仕事もある中で、毎週大量の教科書や資料を読み、課題を作成したり、ディスカッションへ参加したり、様々な手続きを不慣れな英語でするというのは、私にとっては本当に大変でした。

でも、カナダに来てから15年間程の経験から感じていたこと、疑問、興味関心があって始めたことなのと、各学期2コースずつとゆっくり進めたことで(これでもキャパオーバーで大変だったけど)、深く丁寧に理解できたという実感もあります

また、毎度大変でしたが、こちらの課題は、多くの資料を読み、それをベースに自分の意見を科学的根拠に基づいてまとめていく。という内容が多いので、言葉の丸暗記はできていないけれど(ここは求められておらず)、大切な内容を理解していないと書けない課題になっているんですね。
なので、結果的に自分の中で知識も意識も高めていける。ぶっちゃけ、20代の学生の頃よりも学んだ感が強いのです。。。

経験から感じた事をベースに学ぶ。というのは、状況を頭の中で描きやすい事もあり、社会人経験をしてから 学生をするメリットかもしれません
そして課題を通じて、先生からの評価を得られることで、この方向性でいいんだ!という自信も築いていくことができました

でも、デメリットとしては、社会人としての日々の生活があっての学習になるので、限られた時間の中で勉強時間を作り出す=プライベートな時間は皆無になる時期もある。また、職場環境によっては職を失ったり、収入も減ってしまうリスクも生じると思います。

もし、学生が本業だったら、人によっては学費の心配が生じる方もいるかもしないけれど、職や生活に必要な収入を失うような心配をする必要はなく、勉学に励める。
でももしかしたら、経験が少ない分、学んでいる内容を実践に結びつける想像力が働きにくい人もいるかもしれませんね
そこは実習を通して、実社会を体験することができるのかもしれませんし、あとは学校の先生が授業の中で、経験話やビデオなどを使って、現場の環境を伝えるのも良いですよね

私自身の勉強の中で、日本の学校ではここまでしないだろうな。。と思ったのが、多様性、インクルーシブ、虐待(貧困、ジェンター、性的虐待、DV、未成年者結婚、人身売買なども含む)に関する内容でした。
そこでは、それぞれの環境下における現状、サポートの取り組み、当事者の声、性犯罪者受刑者のインタビュー、ビデオやカナダ国内外のニュースも使い、私自身、あそこまで深く現状を目の当たりにして考えさせられたのは初めてでした

あのコースは悪夢を見てしまうほど重たい内容ではあったけれど、多くの人達にも見て、感じ、深く考え、今現在 社会で起こっている犯罪や差別に自分が持っているレンズを認識し、自分にできること、自分が子供達にできること。などを考えるきっかけになると思いました

また、個人的に日本でも導入して欲しいと思っているのが Emergent Curriculum。
その1つである Reggio Emilia approach, 
その学習の進め方の1つでもある Pedagogical Approaches
は、今後私がさらに知識を深め、実践で活用していきたいことなので、いつかブログでも紹介したいです



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