低年齢のお子さん達との感覚遊び。 面白いし、応用が効くので 小さなお子さんがいらっしゃる方おすすめです
用意するものは何でもいいのですが
今回自宅のデイケアでは果物を使いました
これを簡単なバージョンでは2択、それでは簡単すぎちゃうお子さんには全部バッグ入れて、「何が欲しい?」と聞いて「りんご」と答えたら
バッグの中を見ずに、手探りでりんごを探し出してもらう遊びです
まだ上手にお話ができない年齢のお子さんには1つ1つ見せたり、お子さんが手にした果物の名前を「りんご」「ばなな」「なし」。。などと伝えると、言葉を聞くトレーニングになるし、少し発語が見られるお子さんはリピートして「りんご」などとお話ししてくれます
お話が上手にできる年齢のお子さんには「これなーに?」と聞くと、元気に「りんご!」「バナナ!」と答えてくれます
お話がじっくり聴けるお子さんには、「りんご。丸いね。ツルツルしてるね。赤いね」「バナナ。長いね。ツルツルしてるね。黄色いね」などと特徴を伝えると、ボキャブラリーを増やせます
少し大きいお子さんには「りんごとバナナ どこが違う?」などと聞いてみるのもお子さんが自分の意見を言葉で伝える練習になります。多分答えられるのは4歳前後以上かな。。
袋にその子が入れたい果物を入れてもらって、「何が欲しい?」と聞き、「りんご!」と言ったら、りんごを探り当ててもらいます。
上手に取り出せたら「正解! 見てないのにどうしてわかったの〜!?」と驚いた様子を見せると、お子さん達 喜びます。
バッグの中に入れるものは、ぬいぐるみや、恐竜や動物の人形、アルファベット、形の異なる積み木 お外だったら拾った葉っぱ、松ぼっくり、枝など何でもいいと思います。
お子さんの発達レベルに合わせて、喋り初めのお子さんには、その子が発音しやすい物を選び、少しアドバンスな内容も理解できるお子さんには「三角形と六角形」など語彙を増やせる内容にしたりと、応用がとても効く遊びです
実習先のお子さん達ともやってみたところ、そちらでも反応がよく
特に4歳前後のお子さん達は「もっとやって!」というくらい反応がよかったです
私の経験からですが
2歳半前後のお子さん達は、まだルールがいまいちわかっていないかな。。と感じました。 たいてい、自分が好きなアイテムを見つけると、それを大事に抱えています。そしたら、無理やり取ろうとせず、持ている物の名前を伝えたり、「袋に入れてみて。」と言って入れてくれたら 「りんごあるかな?」など言って、バッグから出してもらい、取り出せたら「りんごかな? りんごだね!」などとまた名前を伝えてあげるだけでも良いと思います
3歳前後はわかってる子はわかっている感じ。 でも取り出したものが間違ってる時もあって、りんごを取ろうと思ったらみかんが出てきたら「あれ?これりんごかな? なにかな?みかんだね! りんごはどこかな?」というような会話をしつつ、自分が欲しかった りんごが取り出せたら「りんごあったね!」などと伝えてあげると良いと思います
3歳後半−4歳は、ルールもわかっていて、ほぼ100%狙ったものを取り出せます。
「見てないのにどうしてわかったの〜!?」と聞くと、物によっては特徴を言葉で伝えられる子もいるけれど、たいてい「説明はできないけれど、感覚的にはわかっている」という反応が見られました
試しに、我が家の9歳の次男にもやってみたら、意外と楽しんでくれました。
そして、「見てないのにどうしてわかったの〜!?」と聞くと「だって〜だからー」と、9歳はちゃんと理由も的確に答えられました(笑) さすが小学生!
幼稚園生とは試していませんが きっと楽しいと思います