☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て18年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

よそ者排除の精神!?

2024-06-19 | 人権について
「姫路城の入城料金を外国人観光客だけ値上げ検討」のニュースを見て

私は個人的にはとても残念な発想だと感じました。

どうして、「外国人観光客」に限定するのでしょう

”世界遺産を維持するための経費を算出する" 目的もあるのなら、これは外国人観光客に限らず 単純に必要な分の値上げを検討した方が良いのではないかと。

外国人観光客は値上げで、市民?は値下げ!? え!?

そもそも、どうやって 来城者が「外国人観光客」がそうでないかを判断するのか。

見た目?話す言語? (これ、差別偏見なんだよ〜)

姫路城入城にはパスポートの掲示や、日本在住だけど見た目がアジア人じゃない人達は永住権の掲示?など必要になるのかな?
アジア圏から来ていて、見た目がアジア人の観光客はどう判断されるの??

外国人観光客には来てほしくない? 身内的な感覚である日本国内に住む人達に限定して来て欲しい?

我が家のような家族はどう扱われるのかな?家族全員 カナダに住んでいて、税金はカナダに納めていますが、子供達も私も日本国籍。ダディ君は日本大好きだけど外国籍。

我が家は全員外国人観光客? それとも見た目が明らかにアジア人ぽくなく、日本語も流暢に話せないダディ君のみ外国人観光客?

これ、差別ってわかりますよね?

他のケースでも考えられるのが、日本が大好きな外国籍の子供がいる家族が、200カ国以上ある国から日本を選び、家族5人で激高の航空チケットを思い切って購入して日本へ到着。お城を訪問するのを楽しみにしていたら、お城の中に入るだけで2万円近くかかり、そこで飲食したり、お土産買ったり、宿泊したり。。他にも訪問したい先が色々あると思うと、お金持ちの家族もたくさんいるとは思うけれど、行きたくても行けない人達も出てくるでしょうね。 

え?それが目的?

外国からの来城は お金持ち様のみ歓迎!?

観光地は訪問客が多すぎる事で生じる問題があるのだとは思いますが、その分お土産屋さんや飲食店などは潤う部分もありますよね。 この件、海外に住んでいる人達の意見やいわゆる外国人観光客も含めて、よーく検討された方が良いと私は感じます。

日本社会の印象も悪くなると思うけど?

閉鎖的な印象を海外にアピールしたいのかな?

カナダで生活&仕事をしていると、多様性やインクルージョンの考え方を基盤に色々と考えるので、何なのこの真逆を走ろうとする発想は!?と 驚いてしまいます。。。

富士山近くの黒幕もそうだけど、包括ではなく排除の精神。

これ、賛同する人達、本当に多いの???

いいのそれで?






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外国人のせい!?

2024-05-21 | 人権について
コロナで観光客が減ってしまった時は 観光産業による経済効果が激減し嘆いていたはずなのに、今はその逆で観光客が多すぎる事による ネガティブな面に注目が集まっているのかなと感じる富士山周辺のニュース。

確かにね、私も共感できる所は無きにしも非ず。
自分の自宅周辺にゴミが散乱していたら 良い気持ちはしないし、個人的には習慣の違いから、雨で濡れたサンダルの泥足や濡れた靴下のまま家の中にズカズカ入ってこられたら 嫌だな。。と思うし、電車の床や地面に置いたバッグを家の家具やベッドに置くのはやめてほしいと思った事が何度かあります。

でも、観光客が迷惑をかけている=外国人が迷惑をかけている という構図ができてしまうのは、残念だし、それは違うと思う。外国人嫌悪の思想を芽生えさせるような発想だなと私は感じました。

日本国内に住む人達にも、街の環境や他人の場所をきれいに保とうという気遣いが持てる人達もいれば、そんな事気にしない人達がいるのと同様に、外国から来ている観光客達の中にも、環境や周りへの気遣いができる人達もいれば、そういった事に無関心な人達もいる。

だから、こういった問題に対して「外国人観光客が」。。。。と一括りにそこを主語にしてしまうのは、多様性やインクルーシブの観点からも 大きくずれていて、とても残念な扱い方だなと日本の一部のメディアを見て感じてしまいました

でもメディアもそれを発信した一部の人の意見かもしれませんね。

テロの問題などもあるのだと思うけれど、ゴミが溢れてしまうのは、ゴミの量に対するゴミ箱の容量などで改善することもできるし、日本流の分別をしてもらいたければ「日本文化の1つ」として、分別を外国人にもわかりやすく 可視化するような仕組みを導入したら、わざわざ素敵な景色に目隠しをしなくても良いのでは。。。。なんて思ってしまうのだけど。

今日のカナダのニュースでは、富士登山に人数制限、事前登録申請と(当日枠も少しあるようですが)、費用がかかること、その費用が 富士山の環境改善のサポートにもなることなどが出ていて、でも記事の写真には富士山&コンビニ景色が目隠しされてる様子が取り上げられてて、最初タイトルと写真の関連性が???と思いましたが、「ゴミ、環境問題」という事で使われたのでしょうかね。 この目隠しもなんだかとても残念な判断だと感じています。他に方法はないのでしょうか。

「外国人観光客」というと、日本国以外の国からという事ですよね。カナダからもですが場所によっては、円安とは言え、航空券のお値段めちゃくちゃ高いんです。 短期滞在ではもったいないお値段。

私のように家族がいる場合は、別ですが「一生に一度の旅行」である人達も少なからずいると思うんですよね

そんな中 数多くある国の中から「日本へ行ってみたい」と日本を選び、日本国内でも沢山の素敵な場所がある中で、「ここへ行ってみたい」「ここで写真が撮りたい」と、選ばれた場所。 そこで、「マナーが悪いから、よそ者には見せませんよ」と、排除するような姿勢に受け止めらる事は日本の印象に良い事なのかな。





習慣の違いは丁寧に伝えないと、伝わらないし、「察する」なんて事に期待はしない方がいいのよね。

子供に接するようなつもりで丁寧に「あそこにゴミ箱があるから、そのゴミはゴミ箱にお願いします」「ゴミ箱がいっぱいだから、宿泊先まで持って帰ってください」など具体的に伝えたらそうする人達もきっといるよ。それでもしない人達も一定数いるとは思うけれど。

「その手に持ってるお菓子の袋とペットボトル、食べ終わったらどうしたらいい?道に捨てる?ゴミ箱に入れる?持って帰る?」って、子供にだったら、私は尋ねて適切な行動を促すけれど。。。😁 

大人には大人なんだから自分で察して判断してほしい。とどこかで思ってしまうと、そういった結果が期待通りに得られない時に、ストレスが溜まって行ってしまいますよね

せっかく観光客が増えて、街も経済も活気付いて来たのだから、住民も観光客も良い時間過ごせる方へ歩み寄れないもんでしょうかねえ。

まとまりのない内容になってしまいました


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まだ決定ではないのかな??

2024-03-18 | 人権について
日本版のDBS(Disclosure and Barring Service)、カナダでいうVulnerable sector checkの制度ができる方向!? まだ確定はしていないのかな?

性犯罪のニュースを目にする度に、これは早急に制度を固めて欲しいと願います。

最近日本のニュースで目にした保育士による性的暴行。しかもこの犯罪者は逮捕歴が複数回。

そもそも、性犯罪での逮捕歴が複数回もある人が、なぜ、同じような現場に復帰できるのか!? 雇用主はその人の前歴を知らずに採用していたということ!?

性犯罪の加害者は以前も書きましたが老若男女。考えたくありませんが、家庭内で起こっているケースも残念ながらある。 子供達をどうやったら守れるのか。。。。

子供自身が自分を守る為の正しい知識を身につけて、周りに助けを求める。そして周りもそれがどういうことなのかを正しく理解し、安全な環境を確保できるように協力できる社会であってほしい。

でも、まだ言葉で何があったかを説明できない年齢の子達が対象だったり、障害があって言葉で伝える事ができない人もいる。

そして性犯罪者は、対象者の脆弱性に目をつける。

だから、逮捕歴がある人は、絶対に子供や障害などで自ら抵抗ができない人と関わる仕事やボランティアには関わってしまってはダメ。。。これ、マジで真剣に考えないとならない問題だと思います

保育所、支援施設、学校以外にも塾、習い事も同様。

いくら人手不足であっても、子供達の安全第一を考えて、採用前に確認したい事柄ですね。




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サンクスギビングの話

2023-11-19 | 人権について
カナダのサンクスギビングは10月前半にあり、アメリカは確か11月の半ばくらい??

日本ではサンクスギビングデーという祝日はないですよね。

私は単純にその年の作物収穫に対して感謝をし、家族で集まってお祝いをする。
そんな行事だと思っていました。

代表的な食べ物としては、ターキー(七面鳥)、その他ターキーのお腹に詰めるスタッフィング、スウィートポテトやマッシュポテト、豆系の料理。など。。。が、ダディ君の家族&親戚で集まると定番メニューでしょうか。

うちの子達がキンダーの頃は、ターキーのクラフトをしたり、Thanksgivingにちなんで、「何に感謝をするか」などをテーマにして一言書いたり。そんな活動をしていた記憶です。
そこに特に疑問も抱かなかったかな。 カナダでは そう言う習慣なんだなと思ったくらい。

実習先の学校では、サンクスギビングにもあまり触れる様子はなく、紅葉とかパンプキンとか、そんなクラフトをいくつかしました。

でも、カナダでは祝日だし、どんな日なのか。と説明したりしないのか 先生に聞いてみたんです。 

そしたら。。。。えー!!!それは。。。言えませんねえ。。。と納得。

ご存知の方達もきっといらっしゃると思いますが

昔、ヨーロッパから船でアメリカ大陸へ渡ってきた人達が、初めての冬の厳しさに、食べ物もなく、寒さの中どう乗り越えて良いのかわからず、耐えられずに多くの命を落としたそうなんです。

そんな中、先住民族の方達が、作物を分けてくれたり、その作り方、釣りの仕方を夏に伝えたり、毛皮で暖をとる方法を伝えたりと、その土地での冬も含めた過ごし方を伝授したそうなんですね。

それにより、ヨーロッパから移住してきた人達も北米の地で生活ができるようになった。 

そこで、収穫した作物と、それらを伝授してくれた先住民の方達への感謝なのかと思いきや。。。。そうではなく。。。。(ため息)

自分達で生活が出来る術を得た彼らは、先住民の方達から土地を奪い、ほぼ壊滅させた。。。という残虐な歴史があるそうなんです

つまり、この感謝祭は、ヨーロッパから移住してきた人達にとっては、新天地で生きていける収穫を得た祭り。なんですが、先住民の方達からしたら、とんでもない出来事だったわけです

学校現場には、もちろん、先住民の子達も通っているわけで。。。そうすると、学校でサンクスギビングの正しい説明。。。。できないし、先住民の方達みんなが同じように感じているかはわかりませんが、それでも中には決して「祝日」ではないと認識しているご家族達がいてもおかしくないわけです。

もしかしてもしかすると、その名前が将来変わって、祝日(単純に学校や仕事が休みな日は多くの人達が嬉しい)としては残るかも!?なんて日が来てもおかしくない 話だなとそれを聞いて思いました。

私の知る現代のカナダでの行事は、白人文化が中心なんだね。。。
バレンタイン、イースター、ビクトリアデー、カナダデー、サンクスギビング、ハロウィーン、そしてクリスマス。。

アメリカの方はよくわかりませんが、カナダは 多様性への理解、インクルーシブな視点は、先進国だと感じています。 それもあって、今 過去と現在との出来事をどう調整していくことが、多様性をお互いに理解し、受け入れ、尊重しあえる社会になるのか模索中なのかな。。。なんて感じる今日この頃です

アジアでも過去の歴史に蓋をしていたり、政治が絡んだり、閉鎖的な思考で洗脳せれたり、それが今も続いていたり、尾を引いていたり。先入観を捨てきれなかったり。あると思います。

個人的にはね、過去は過去で過ちは認め、大事なのは今を生きている私達が「なぜ、そのような事が起こってしまったのか。そこにはどういった偏見、誤解、傲慢さなどがあったのか。世代を超える憎しみを生まないようにするには、どういった考え方が大事なのか。それを受け入れられない深層心理には何があるのか。自分との違いに対し、何を恐れているのか。

こう言った事をオープンに話せる事、教育環境でも議論できる事で、誤解や偏見も減っていくと思うんですよね。もちろん、乱暴や誹謗中傷はなしで、あくまでも冷静に、分析するような議論ができると もっとお互いを理解できるように思うんだけどな。。

そうすると、戦争で日常が奪われたり、憎しみあうことも減るように思うのだけど。。簡単にできないのが人間の心理なのかしら。

教育、特に「人権」に関する教育は大事ですね




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カナダ人ってどんなイメージ?

2023-11-06 | 人権について
カナダ人と聞くと どんなイメージを抱きますか

肌の色、目の色、髪の毛の色、服装、話す言葉。

もしも、割と髪の毛の色が明るい いわゆる白人をイメージしたならば
間違いではないけれど、ステレオタイプと言えてしまいます。

言語に関しては、カナダの公用語は英語とフランス語です。
が、移民も多いので、お家では英語とフランス語以外の言葉を使っている家庭も珍しくないです。

カナダには 元々この土地に住んでいた先住民の方達も住んでいます。
その先住民の方達の言語も文化も1つではありません
そして彼らも太古の昔は、別の大陸から移動してきたかも。。。しれません
カナダという国が建国される前
白人と言われる人種の方達がヨーロッパ大陸からやってきて
また黒人と言われる人種の方達が奴隷として アフリカ大陸からアメリカ大陸に連れてこられて。
アジア人も、中東方の方達も、中南米の方達もさまざまな理由で中には何世代も前から、カナダで家族を築いている。

でもね、黒人系カナダ人、アジア系カナダ人なんて言葉もあるようです
だけど白人系カナダ人って言うかなあ。。。。と考えると
あまり聞かないような。。。

その視点でみると 白人の人達が自分はカナダ人代表という認識があるとも言える??

あ、これ、一般論のつぶやきで、全ての白人の方達が。。なんて話ではありません。

つまり人種差別などの勉強をすると、そもそも「あなたはどこの国から来たの?」という質問を他人に聞くというのは
かなり失礼な質問じゃないかなと思うんです。

質問者側に悪意はなかったとしても、見た目で「この人はカナダ人ではない」というレンズをかけて質問していることになるから。


私は、日本で生まれ育ち、カナダに移民してきました。
なので「あなたはどこの国から来たの?」と仮に誰かに聞かれたとしても「日本からです」と特に疑問もなく、不快感もなく答えられるけれど

何世代も前から カナダでの生活をしている方達は、どんな人種であっても
カナダで生まれ育っているので「カナダ人」なんですよ。

だから、もしお国柄の質問をしてみたい場合は
「あなたはカナダで生まれ育ったんですか」という聞き方の方が
相手が「そうですよ」と返答すれば、その人は見た目がどの人種であっても「カナダ人」であることに間違いない。
そしたら「そうなんですね。ご家族みなさん近くにお住まいなんですか」などと少し広げた質問もできるかな。。と。

相手が「違いますよ」と返答すれば移民の可能性が高くなり、気になるようであれば「どちらから来られたんですか」という質問につなげても差し支えないのではないかと。

日本にも、見た目がアジア人ではない「日本人」もたくさん生活していらっしゃると思います。
前回日本へ行った時に、フィンランドに親戚がいらして 見た目は白人だけど、生まれも育ちも日本という方にお会いしました。
お子さん達ももちろん日本人。

でも、その見た目から外国人と判断されてしまったり、学校で差別があったこと。自分は日本で生まれ育っているけれど、親は移民してきたので 学校からの連絡や提出書類が全部日本語だったこと等が大変そうだったという話してくれました。

傷つけるつもりはなくても、気がつかないうちに持っていた先入観で何気なくした質問に、相手を傷つけることもある。

人種問題は考える事がたくさんです。

メディアからの洗脳されたイメージ。による偏見。。。またいつかつぶやきます。



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