これは、長男が赤ちゃんの頃にグランマが買ってくれた絵本で、今ではデイケアのお子さん達の間でも人気の絵本。
これ、デイケアセンターの実習先でもやってみたけど、ここでも人気。
"Eight Silly Monkeys"
このお猿さん部分はプラスチックで、触りたくなるのも特徴的。
8匹のお猿さん達がベッドの上でジャンプをしていると、1匹ベッドから落ちて頭を打ってしまいます。そこで、ママがお医者さんに電話をすると、お医者さんから ”もうベッドの上でジャンプをしてはいけませんよ”とアドバイスされます。
ページをめくると、7匹、6匹。。。と1匹ずつベッドから落ちて減っていきます。
その理由は、スキップをしていたり、宙返りをしていたり、ダンスをしていたり、おやつを食べていたり、ブランコ遊びをしていたり、滑って遊んでいたり、スピンをしていたり。。
1匹ずつベッドから落ちる度に頭を打って、お医者さんに電話して。。。の繰り返し。
歌があるので、私はいつもこれを読む時に歌いながら読み聞かせています。
まず、1匹ずつお猿を触りながら、「1、2、3、4、、、、」と 日本語で数えた時は「8匹」、英語で数えた時は「Eight monkeys」と言って見せます。
子供達が触りたい時は、触らせて、それに合わせて私が数えたり、子供が数える場合は、そこに沿って一緒に数えたり。
「はち/eight」と言いながら、「8」も指で示します
(目にする機会を意識的に増やすことで、繰り返し遊びながら少しずつ形と音を認識していきます)
1歳の子達にも内容が伝わる様に、絵本を動きに合わせて回したり、揺らしたりして動かしています。
そして落ちる時は絵本を落とす様な仕草で子供達の視界から下げます。
「頭」を触り、「痛い」のベビーサインで「頭を打って痛い」を教えて
電話をする仕草で、ママがお医者さんに電話。
何十回も繰り返していると、ベビーサインや電話の仕草を真似してくれる子達もいます。
今週、3歳の子が私がこの絵本を読み始めたら、おもちゃにしている古い携帯電話を持ってきて少し離れたところに座りました。
なんとなく何がしたいかわかったので、読み進めていくと
お医者さん役をしてくれて、ママがお医者さんに電話をすると
"No more monkeys jumping on the bed"の部分を上手に言ってくれました。
7匹になり、6匹になり、同じ様に読み進めていくと、その子が毎回お医者さん部分を読んでくれます。
ただ、その子は毎回"No more monkeys jumping on the bed"と言っているのですが、実際はSkipping, tumblingなど動きの表現が変わっていくのです。
そこで、その子が"No more monkeys jumping on the bed"と言った後に、私がさりげなく歌いながら"No more monkeys Skipping / tumbling on the bed"と続けていました。
特に私の方で「違うよ」とか否定や訂正するような言葉は一度も使うこともなく、本の内容をそのまま歌い続けました。
すると、残り4匹になった頃から変化が。。。
”Four silly monkeys eating on the bed."と読み始めると、ちゃんとその動きに合わせて "No more monkeys eating on the bed"と言うではありませんか〜。
ちゃんと聞いて考えてるんだな〜と感動しました〜!!
日常会話では、英語は日本語ほど私自身が対応してあげられる表現力がないのがもどかしいのですが、日本語に関しては、特に外国語環境で日本語を習得させたい場合は、子供が話し始めたら できるだけ最後まで話させること。
この時に間違った表現が入っていた場合、明らかに助詞の使い方や選んだ言葉が違う。なども、「それ違うよ」と否定するのではなく(子供にも間違えたくないと思うプライドがあったりする)、「正しい表現を返事に含めて 耳から正しい表現を聞く機会を1回でも多く増やしていく」そんな心持ちで普段の会話をしていくと、子供達、ちゃんと聞いて学んでいるんですね〜。
我が子達が小さい頃もずっとそれを心がけていて、これはやってよかった事でオススメです。特に3−4歳の頃に意識していました。
自分が言った事と、私が返事に含めた表現に違いあると認識して、すぐその次の会話から正しい表現を使っている事が何度もありました。
私の英語もそうやって向上してくれるといいなあと思うのですが、どうやら私自身が子供達のような優れた感度を持っていない様でして。。。ダディくんが言い直ししてるんだけど、私が気づいてくれないんだよね。。。って(苦笑)
でもね、若い子供達は聞く事からも沢山学んでいるんですよね〜。 0歳の赤ちゃんは まだ言葉としてはしゃべらないけれど、ものすごーーく聞いていますよ〜。
だからこそ、BGMのように目的なく聞かせるのではなく、お子さんが見てる物、感じている気持ちなど 沢山声かけしてあげるのは、とーってもおすすめです
聞いて学ぶ姿勢、私も見習いたいわあ。
ちなみにこの絵本の最後は
ベッドの上ではダメと言われたけれど、カウチ(ソファー)の上でダメとは言われてないもんね〜。とカウチでジャンプします。
この後はきっと。。。ねえ。