積み木が好きなお子さんに数の導入をする遊びの1つ
数がまだ数えられない年齢のお子さんは、積み木を積み上げた時に
倒れる前に「いくつ積み上げたか」を1つ1つ指さししながら数える事を続けていくとある日自分でそれっぽく「1、2、。。」と数え始めます
数がある程度数えられるお子さんとはサイコロと積み木を使い
「5」が出たら積み木を5つ積み上げて、例えば次に「3」が出たら、この上にさらに3つ重ねていきます
親子や友達と一緒に1つのタワーを作ってもいいし、個々にそれぞれサイコロと積み木を使って積み上げ、高さを比べたりするのも面白いです
数が好きな子で、簡単な足し算ができる子は、数を加える度に、合計いくつになっているかを計算させてみることもできます
別の遊びでは
「5、4、3、2、1」と積み上げてみました
それに慣れてきたら、「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1」と積み上げて
そしたら最初にこの遊びをした子が、1つ1つここからジェンガのように取ってみたいとのことで、順番に積み木を抜いていく遊びになりました
なかなかスリルのある遊び。
数を数える遊びから、バランスや空間力を育む遊びになりました
別の日には、「一緒に100まで数えて欲しい」という子がいて、
時々外のベンチに座りながら「1、2、3、・・・・」と100まで数えていたのですが、この日は積み木を使って平面に10ずつ並べていきました
何度も何度も1から数えて、49、59、69の次の数字が何になるかが、まだはっきり認識できていなかったので、10、20、30と並べた積み木の横に数字を書いていき、10までは問題なく数えられる子だったので、十の位の数字を指で追い、30の次は40、50、60と書きながら上手に100まで積み木を並べて、数えることができました
その子と作った10、20、30。。。100の紙を使って、今度は別の子が縦に積み木を積み上げて、100個並べました。
その時に、縦に並べると、10、20、30は横書きの方が良いと気がついたようで、「自分も書いてみたい」というので、マスだけ作って渡すと、上手に自分で10、20、30と100まで書き、積み木を上に積み上げていました
ところがこの時、テーブルの段差にかかってしまうことに気がついたこの子は、数字を書いた紙を100が右ではなく左になるように置き換えて(なので、写真だと逆さま)、左側に積み上げて完成しました!
積み木部分は私は一斎手を出さず、様子をみていました。
もうね、真剣です!
そして、別の子達も来て、自分も作ると、2回目は3人で作成していました。
サイコロと積み木、1枚の紙とペン。
材料はとてもシンプルですが、子供達はこれらの小道具を使い、数の認識、足し算、バランス感覚、問題解決能力、指先を使う動き、友達との協働。 様々な事を経験できます