★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

イラク情勢

2004年11月10日 | ★人生いろいろ
米軍と治安部隊がファルージャ総攻撃 イラク (産経新聞) - goo ニュース

イラク情勢が人づたいに伝わってきました。少しでも多くの方々に知っていただいた方がいいと思い、ブログに掲載することにしました。メディアは、政府から圧力をかけられやすいので一部抜け落ちている情報が必ずあると思われます。戦争などの場合、過去を例に見ても、人づたいの情報の方が正確だと思います。

以前、「戦争のつくりかた」という記事を書きましたが、日本政府や自民党の中の多くの議員が、日本国憲法を戦前の大日本帝国憲法に書き換え、戦争をしようとしています。既に有事関連法ができていることを書きました。

下記の情報は、多くの方に転送して欲しいという市民団体の方から、私が所属している夫婦別姓選択制実現協議会のメーリングリストに送られてきたものです。

世界が今どこに向かっているのかを、テレビや新聞などのメディアだけの情報に頼らず、こういった情報も踏まえてよく考え、自分ができることをしていき、少しでも戦争を阻止できる体制を整えていくことがこれからの自分たちの平和を守る術ではないかと思っています。

アメリカのブッシュ大統領はテロ撲滅といいながら、イラクで行っている行為はテロそのものだと思います。どのようにメディアの情報を読もうとも、関係のない人々を平気で殺しているのは事実です。9・11同時テロのアルカイダと何一つ変わりません。アルカイダやザルカウィと名乗る人が言っている「聖戦(ジハード)」も、ブッシュ大統領や小泉首相が繰り返す「テロ撲滅」も同じ意味にしか私には聞こえません。

今や自分たちの生活や平和は自分たちで守らなければならない時代が来たのかもしれません。偉い人たちまかせの時代は、もう終わりを告げようとしています。これからは、悲しいかな、国も会社もきっと頼りにはできません。いつ首を切られるか、明日ご飯が食べられなくなるか、殺されるか、わかりません。窮地に追い込まれたとき、なんとかできるのは自分自身であり、自分が信頼できる周囲の人たちです。今や大きな組織(国、都道府県、市町村、会社)は、それを支えられるだけの力量をもった人間がほとんどおらず、次々と崩壊している気がします。

本物の民主主義、国民主権、男女平等の社会、みなが自分らしく生きられる住みよい世界を実現させるのは、政治家や大企業家ではなく、一人一人の意識だと私は感じています。

これより下に送信されてきた情報を記します。
なお英語の原文は、下で紹介している荒牧薫氏が書かれたものです。

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ファルージャから送られてきたメッセージを翻訳された荒牧薫氏は、ニュースやドキュメンタリーの翻訳、吹き替えの仕事をしておられる方です。
また、「ストップ・ザ・ウォー連合(Stop the War Coalition)」の1人として活躍されている方でもあります。

Stop the War Coalition : http://www.stopwar.org.uk/
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ロンドンの荒牧です。

ファルージャからのメッセージの最初の部分が大きく抜け落ちていることに気づきました。ちょっと風邪を引いて、鼻水をたらしながらだったので、頭が働いていなかったようです。
最初の部分を付け加えた全文と英語の原文をつけます。またこのメッセージは、イギリスのストップ・ザ・ウォー連合ブリストル支部に届いたものを「911を追求する組織」がニュースレターの中で紹介したものです。
ニュースレター全文をごらんになりたい方はと言って、リンクを貼り付けようとしたのですが、まだウエブサイトには掲載されていません。もし全文読みたい方は、教えてください。
ちょっと長いのでここに貼り付けるのはやめておきます。それと転載はもちろん自由です。
以下、ファルージャの市民代表が国連のアナン事務総長に出した書簡です。

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アメリカ軍がイラクで毎日、大量虐殺を続けていることは、証拠を提出するまでもなく明らかです。そして、この手紙を書いている今、アメリカはファルージャの街に対して、この大量虐殺を実施しています。アメリカ軍は自らが保有する中で、最も破壊能力の高い爆弾をファルージャの市民に向け投下し、罪のない多くの人々をを殺傷しているのです。そして地上では、アメリカ軍の戦車が、激しい砲撃で街を破壊しています。
ご存知のように、ファルージャ市の代表とアラウィ政権との間で交渉が続いているため、現在ファルージャに軍は駐留していません。またここ数週間、抵抗勢力も行動を控えています。

しかし、新たな爆撃は、イスラム教の断食月ラマダンで、人々が断食をしている時に開始されました。その結果、多くの市民が、瓦礫の中に埋まり、外からの援助も断ち切られている状態です。10月13日の夜、アメリカ軍は爆撃機1機で、民家50件を破壊、多くの人を殺害しました。これは大量虐殺という犯罪行為ではないのでしょうか、それともアメリカ民主主義の教訓なのでしょうか。アメリカ軍は、占領を認めさせるために、ファルージャの人々に対しテロ行為を繰り返しているのです。

あなた(アナン事務総長)は、アメリカとその同盟国が、大量破壊兵器の脅威を口実に、私たちの国の破壊を続けて来たことをご存知のはずです。彼らは自らの大量破壊兵器を用い、多くの市民を殺害しました。そして今になって、イラクに大量破壊兵器はなかったことを認めています。しかし、彼らは自分たちが犯した罪については口にしようとしません。世界中が沈黙しているのです。
イラクの一般市民を殺害することすら非難の対象にならないのです。アメリカは、1991年の戦争の後、イラクに賠償金の支払いを強制しましたが、今回アメリカはイラクに賠償金を支払うでしょうか。

私たちの住んでいる世界はどうやら、二つの異なった基準があるようです。ファルージャでアメリカとその同盟国はアル・ザルカウィという新しい、正体不明の標的を作り出しました。ザルカウィはアメリカの犯罪行為を正当化する新たな口実です。この新しい人物は一年前に、でっち上げられました。そして、その一年の間、アメリカは民家、モスク、レストランを攻撃し、女性、子供を殺害しました。そして、常に「われわれは、アル・ザルカウィに対する攻撃を成功裡に遂行した。」とだけ言い、決して、ザルカウィを殺したとは言いません。言えない筈です、ザルカウィなど実在しないのですから。

私たちファルージャの住民は、この人物が市内にいないことを保証します。そして、多分イラク国内にいることもないでしょう。私たちは、これまで何度も、「誰でもいいから、ザルカウィを見かけたら、殺せ」と訴えてきました。
しかし、今、ザルカウィはアメリカがでっち上げた幻だということがわかりました。
私たちの代表は、これまで繰り返し、市民の誘拐や殺人を非難してきました。
私たちは、非人間的なことをしているグループと何のかかわりもありません。
ファルージャに対する犯罪行為をやめ、軍をファルージャから撤退させるよう、あなたそして世界の指導者がブッシュ政権に大きな圧力をかけることを要請します。

ファルージャからアメリカ軍が一時撤退した後、ファルージャは平和で静かな街となっていました。混乱はまったくありませんでした。資金不足にもかかわらず、街の文民行政もうまく機能していました。私たちの唯一の犯した「罪」は、占領軍に来てほしくないと主張したことのようです。しかし、占領に反対するということは、国連憲章そして国際法、また人間としての常識に照らし合わせてみても、私たちが持つ当然の権利のはずです。
今、あなた、そして世界の指導者が、新たな惨事を防ぐために早急に介入することを要請します。私たちは、イラクの国連の代表と連絡を取って、このメッセージを伝えようとしましたが、ご存知の通り、国連はバグダッドで一番警備の厳しい、外の社会と遮断されたグリーン地域にあり、立ち入りは許されませんでした。私たちは国連にファルージャの状況に目を向けて欲しいと願っています。

ファルージャに住む市民一同、教職員組合etc.

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以上が翻訳、以下が原文です。

This letter was sent by representatives of the people of Fallujah to
the UN secretary general Kofi Annan

"IT IS more than evident that US forces are committing daily acts of
genocide in Iraq. As we write, these crimes are being perpetrated against
the city of Fallujah.

US war planes are launching their most powerful bombs against the
civilian population, killing and wounding hundreds of innocent
people. Their tanks are pounding the city with heavy artillery.

As you know, there is no military presence in the city. There have
been no actions by the resistance in Fallujah in the last few weeks
because negotiations are in progress between representatives of the
city and the Allawi government.

The new bombardment by the US has begun while the people are fasting
during the celebration of Ramadan. Now many of them are trapped in
the ruins of their homes and cut off from any outside assistance.

On the night of 13 October a single US bombardment destroyed 50
houses and their inhabitants. Is this a crime of genocide or a lesson
about US democracy? The US is committing acts of terror against the
people of Fallujah for only one reason-to force them to accept the
occupation.

Your excellency and the whole world know that the US and their allies
have destroyed our country on the pretext of the threat of weapons of
mass destruction. Now, after their own mass destruction and the
killing of thousands of civilians, they have admitted that they have
not found any.
But they have said nothing about the crimes they have committed. The
whole world is silent, and even the killing of Iraqi civilians is not
condemned.
Will the US be paying compensation, as it made Iraq do after the 1991
Gulf War?

We know that we live in a world of double standards. In Fallujah the
US has created a new and shadowy target-Abu Musab al-Zarqawi.
Al-Zarqawi is a new excuse to justify the US's criminal actions. A
year has passed since this new excuse was dreamed up, and every time
they attack homes, mosques and restaurants, killing women and
children, they say, "We have launched a successful operation against
al-Zarqawi." They will never say they have killed him, because he doe
s not exist.

The people of Fallujah assure you that this person is not in the
city, nor probably anywhere else in Iraq. Many times the people of
Fallujah have asked that if anyone sees al-Zarqawi they should kill
him. We know now that he is nothing but a phantom created by the US.

Our representatives have repeatedly denounced kidnapping and killing
of civilians. We have nothing to do with any group that acts in an
inhumane manner. We call on you and the leaders of the world to exert
the greatest pressure on the Bush administration to end its crimes
against Fallujah and pull its army back from the city.

When they left a while ago, the city had peace and tranquillity.
There was no disorder in the city. The civil administration here
functioned well, despite the lack of resources. Our "offence" is
simply that we did not welcome the forces of occupation. This is our
right according to UN Charter, according to international law and
according to the norms of humanity.

It is very urgent that you, along with other world leaders,
intervene immediately to prevent another massacre. We have tried
to contact UN representatives in Iraq to ask them to do this but, as
you know, they are sealed off in the maximum security Green Zone in
Baghdad and we are not allowed access to them. We want the UN to
take a stand on the situation in Fallujah.

Best wishes, in the name of the people of Fallujah, the shura council
of Fallujah, the trade union association, the teachers' union, and
the council of tribal leaders "

Kassim Abdullsattar al-Jumaily: President
The Study Center of Human Rights & Democracy
On behalf of the people of Fallujah and for:
Al-Fallujah Shura Council
The Bar Association
The Teacher Union
Council of Tribes Leaders
The House of Fatwa and Religious Education
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コメント (3)
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