★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

ケン:授業参観、コウ:保育参観

2014年06月28日 | ★育児
今日は、ケンの授業参観、コウの保育参観がありました。

小学校の敷地内にある公立幼稚園なので
小学校と同じ日に保育参観があります。

コウは、すっかり幼稚園に慣れた様子でした。
ケンの幼稚園時代を見ていたわけでもないのに
みんなで席のところで立っているときに
机に寄りかかっている姿がまったく一緒でした。
兄弟なんだなぁと感じました。
私の姿を見て、とてもはしゃいでいました。

コウはいたって普通の幼稚園児で
とてもかわいかったです。

半分くらいしてから、ケンの教室に向かいました。

ケンは算数の授業を受けていました。
行くとなんと机につっぷしているし…
うわぁ、なんてかっこだろうと思ったけど
そこは注意するのは抑えて、すぐそばに
観に行きました。

ケンの席は、窓側の前から3番目でした。
最初、私がいることがまったくわからない様子でした。
ケンは、話をまるで聞いていないかのような態度で
授業にのぞんでいました。
横向いてみたり、違う方向を見ていたり…
ちゃんと先生の話を聞いているんだろうかと感じました。

これをノートに書いてくださいね
と先生が言うと、2テンポくらい遅れて
ケンは書き始めました。
先生が問題を出すと、ブロックを使わないで
手で計算していました。
みんなはブロックを使っているのに。
計算できるのかなぁ~と思っていたら
ちゃんと答えが合ってるし。

先生が「この問題を式にすると…」
というと「9たす…」
とみんなが言っていました。
でも、今日の授業はひき算でした。

先生が「たし算ですか?ひき算ですか?」
と聞くと一番先に
「ひきざん!」
と言いました。
なんと、聞いてないようなそぶりをしているけど
ちゃんと聞いていたのねって、思いました。

帰りの時間になり、みんながランドセルを持って来たり
上履きをしまったりしているのに
ケンはなぜか、まだ算数の授業のままになっていて
家で着替えをなかなかしないように
片付けにもとりかからないでいました。

ケンの行動を見ていると
他の子どもたちとまったく違う行動をしていることが
よぉ~~くわかりました。

ノート一つとっても、違っていました。
ほかの子どもたちは
ちゃんと次のページの頭から書いているのに
ケンは一番したの1行開いているからと
そこに書き、書ききれなくて中途半端に
次のページに侵入する始末。
次の問題の式をその下の行に書かずに
隣のページに書いたり。
でも、気が付いて、また書き直して。

「=」を書き忘れて答えを書いたけど
気が付いて書き直したり。
ひどいノートの取り方なんだけど
ちゃんと理解はしているみたいだなと思いました。

チャレンジ1年生で
ひき算を少しだけ予習していたというのも
あるのかもしれないけど。

ノートの書き方
授業の態度
取り掛かりの遅さ

ケンのような行動をする子は
まったくいませんでした。

他の子どもたちと比べてみると
どれだけ違うのかがよ~くわかりました。
もし、理解のない先生ならこれは
「バカ」というレッテルを張られているに違いない。
でも「天才とバカは紙一重」と言う。

他の子どもたちがまったくしない
行動をするケンというのは
もしかして、これは「天才」ってことでは…?
なぁんて親バカですが…。

みんなと同じじゃないことができるってことは
みんなができないことができる
そういう特殊な才能がある「天才」ってことではないだろうか。
そう感じました。

これだけ普通の子どもと違う行動をするのであれば
私が日々手を焼いて
育てにくいと思うのは当たり前だと思いました。
こんなに違うのかと目の当たりにしました。

先生は、バカな子とか、ちゃんとできない子と
決めつけるのではなく、こういう子で
興味がいろいろなところにあるんだと思うと
良い方に解釈してくださって指導してくださる先生で
そんな先生に担任になってもらえて
本当に感謝です。
この担任の先生で本当によかった。
みんなと同じにできる子じゃなくちゃ
って考えの先生だったら
きっとケンは才能=やる気をつぶされていたと思う。
そう、私の小学生時代のように…。

そして、自分がこんなにも手がかかる
不思議な行動をする子を
育てているんだっていうことがわかり
もしかして私って、すごいし
よくやっているのかもって思いました。

担任の先生が言うには
ケンは耳で聞いて覚えていくタイプのようです、と。
必要なことをちゃんと聞いて
それ以外は流しているようだと。

ちょっと授業を聞く態度が気になるけど
人に迷惑かけるようなことはしていないし、
授業も理解できているみたいだから
いいかなと思いました。

これからも自信をつけられるように
「認める」「褒める」「包む」を肝に銘じて
ケンの持ち前の特殊な能力をどんどん伸ばしてあげたい。
そう思いました。

この子はきっとこの世界を変えてくれる。
自民党がいつまでも変えようとしない男尊女卑社会を
変えてくれる人になると私は思っています。

名は体を表す。
それが現実になりそうです。
コメント
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