いつもコウのために、朝の会のオンラインや美術の授業など、ご対応大変感謝しております。3年○組担任のH先生、相談○担当のS先生、ありがとうございます。
「生徒一人一人が輝く魅力あふれる学校」を実現するための意見が欲しいと言うことで、いつも頑張っている先生方には大変申し訳ないのですが、あえて苦言を呈したいと思います。そして、これが私が○○中学校に申し上げる最後になります。
多分どうせまともに聞いてもらえないでしょうが、言わないともっと伝わらないので伝えます。
私はこれまで学校に合わせられない、発達障害や不登校の息子2人を17年間育ててきて、学校に行くことや学びとは何のためにあるのかを色々と考えさせられました。
私はこの国を良い方に変えるのは、教育を変えることだと考えています。
何度もうるさく言って申し訳ないと思います。先生方には、頑張る方向をここで大転換してもらいたいです。
一人一人が輝けるようにするには、
「学校に、子どもを合わせる」
のではなく、
「学校が、子どもに合わせる」
ことが必須です。
子どもたちに手を掛けるのではなく、いかに手を離していくか。いつかこの子はできるようになると信じて見守り、粘り強く寄り添えるか。
自分で考えて、自分で決めて行動し、自分でできないところは他人に助けを求める。これが「自律」だと私は考えています。
それには個別最適化された教育、すべての子どもたちのそれぞれ個性や特性に合わせた「特別な支援」が必要です。
なぜならば、急激な人口減少に対応できなくなるからです。これからは昭和時代のやり方は何一つ通用しないことが次々と起こります。ものすごい勢いで変化します。
2025年4月から、私立横浜創英中学校・高等学校では、個別最適化したカリキュラムを始めるそうです。
兵庫県芦屋市の高島市長も公立学校の教育を芦屋市として変えて行き、それをモデルにしてもらって全国に広めたいと言っています。
さらにサッカー日本代表の元監督の岡田さんが新たな私立高校の学園長になりました。そこでも同じ動きがあります。
“岡ちゃん”が高校の学園長就任「教育が社会を変える」 盟友・松木安太郎が直撃取材
最近では、たくさんの通信制サポート校が2025年4月開校を目指して準備をしているのをネット広告でたくさん見ます。これからは全日制高校ではなく、通信制高校を選ぶ人がドンドン増えそうです。
そして、CotomoやChatGTP.4oのような「AI」がまるで人間のように会話できるようになってきました。
このままの明治時代から変わらぬ教育を続けていると、下妻市は、世界からだけでなく、日本全国からも取り残されていくことになると私は感じます。そして、今度は学校に行けない子どもではなく、あえて学校を選ばずに積極的に不登校を選ぶ子どもたちが出てくると私は予想しています。
人口減少すると言うことは、明らかに人手が足りなくなると言うことです。
人間が多かった時代ならば、できない人間を振り落とし、ある一定以上の基準を満たした優秀な人間だけで社会を回せたと思いますが、もう、それができないと言うことになります。そうなると、一人一人が元々持っている才能を発揮させられるようにする教育が必要なのではないでしょうか?
学校に合わせる時代は終わりました。考え方を転換すれば、先生方は元々優秀な方々なので、今の学校環境を改善できると思います。
そして、子どもたちが自ら考えられるようになる教育にすれば、おのずと先生方の働き方改革にもなると思います。
今一度、
学校とは何のためにあるのか?
学びとは何なのか?
を問い直して欲しいと私は思います。