★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

9月14日(火):戸籍続柄裁判控訴審を見て

2004年09月15日 | ★夫婦別姓
東京高等裁判所にいって、初めて裁判を傍聴してきました。

見てきたのは、昨日記事にしたように「戸籍続柄裁判控訴審」です。
なくそう婚外子の差別・交流会という会の皆さんが活動している裁判で、サイトにも掲載されている第二回口頭弁論を傍聴しました。

裁判は14時からだったのですが、かなり前に霞ヶ関についてしまいお腹がすいたので、どこか手近に食べるところはないかとちょっと探したのですが、霞ヶ関は官公庁街で周辺には食事をするところはほとんど…、というか全く見つからなかったので、昼食はあきらめて、時間も中途半端だったのもあり、裁判所の中に入って時間まで待つことにしました。

裁判所に行くと、なにやら長い列の人たちがぞろぞろと入り口に並んでいました。どうやら整理券を配られて抽選で入る裁判の傍聴者のようでした。私もその人たちのあとに続きました。入り口ではテロ対策なのか、厳重な手荷物検査が行われていて、まるで成田空港でこれから飛行機に乗るみたいだなぁと思いました。

中に入って行くと受付にはその日行われる民事裁判や刑事裁判の一覧表のつづりが4,5冊おいてありました。その一覧表は「開廷表」と言うらしいです。私の傍聴したい裁判はは8階の822号法廷で行われるので、案内板を頼りにエレベーターで8階へ行きました。

8階につくと同じようなつくりで廊下の両側にたくさん法廷があり、822号法廷の番号を頼りに法廷を見つけました。まだ時間が早かったので、違う裁判が行われていました。奥に待合室があったので、そこでしばらく待つことにしました。

13時55分になったので、822号法廷に入り、傍聴席に座りました。中はテレビドラマとかでみる、いわゆる裁判所の法廷っていう感じのつくりでした。広さはそんなに広くはなく、傍聴席はだいたい20~30席くらいでした。傍聴者は関係者などで、3分の2は埋まりました。その中には幼い男の子もつれられて来ていました。

しばらくして、真ん中に座る裁判長と、その両脇の右陪席と左陪席に座る2人の裁判官の合計3人が出てきました。
横にいた事務官の人が「起立!礼!」と学校の授業が始まる前のように勢いよく号令をかけ、すべての人が起立、礼を行いました。学校卒業して以来、起立、礼をするなんて久々でした(笑)

「さあ、始まったぞ。」と内容に聞き入りました。しかし、どうやら原告側の提出書類が間に合わなかったようで、特にこれといった裁判らしい裁判は行われませんでした。
それで何をしたかというと、結局、次回の裁判の日取りを決めただけで、たった10分で終わってしまいました。

「ええ~~!なぁんだ、これだけ?こんなんで裁判っていうの?」

と思ってしまいました。
まぁ、提出する憲法14条違反に関する書類がないんじゃ仕方ないのかなと。

けれども、その裁判中、ちょっと腹立たしいなぁと思えることがありました。
それは裁判長の態度です。

50代くらいの裁判長だったのですが、人の話を聞くような態度ではないように思いました。
なんかとても横柄に感じられました。人を最初からバカにしたような態度で。
「この俺が裁いてやってんだぞ。」みたいな。
この人一体何様なの?めっちゃ気に入らないなぁと思いました。あんな人でちゃんとした裁判なんてできるのかと疑問に思いました。

私が思っていた裁判官というのは、中立の立場で法律と照らし合わせて、いったいどうしたら一番いいのかを考え、判決を下す人だと思っていたのですが…。実際はそうではないのでしょうか?きっと訴えている相手が国のせいなのかもと思いました。裁判官は国家公務員で結局は国の味方でしょうからね。

そうやって裁判官自身が偏見をもっていては、裁判の意味はないんじゃないのかと思ってしまいました。「法律の専門家だ。」と本人は自負しているようだけれど、人間としては頭でっかちでたいしたことなさそうだなぁと感じました。

これが裁判の現実なのかもしれません。

でも、原告の方々が訴えることには意義があると思います。
くじけず次回もまた頑張って欲しいと思います。
私も時間が取れれば、また傍聴に行こうかなぁと思います。
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