★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

男女共同参画社会と夫婦別姓

2005年06月10日 | ★夫婦別姓
内閣府 男女共同参画局で、以下のような意見募集があったので、2つの該当項目について、応募してみました。

「男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の基本的な方向についての中間整理」に関するご意見を募集します。(6月10日(金)締切)


2.男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

私が男女共同参画社会の実現として、まず第一に選択的夫婦別氏制を実現することだと思います。

男女とも仕事をする上で、一番重要で、かつ、使用頻度が多いのは氏名です。その氏が、結婚離婚のたびに変わってしまうこと、氏を変えたくないのに変えなければ法律で結婚できないということに関してはとても不便なことだと感じています。中間整理にも書かれているとおり、結婚に伴う氏の変更が職業生活等にもたらしている支障を解消するという観点からも、仕事上の氏名の使用の便宜をいっそうはかるために、早期の選択的夫婦別氏制の実現を何卒お願いしたいと思っています。特に女性研究者の環境改善をするためにはなおさら必要なことです。さらにこれは女性だけの問題ではなく、男性で氏を変更して不便や嫌な思いをしている方や、親の結婚離婚の都合で氏を変更させられる子どもにも同様に言えることだと思います。

また、民法に定める夫婦同氏の原則という社会制度と、長男は跡を継ぐもの、女性が氏を変更するものという慣行がいまだ根強くあるため、多くの女性は結婚する際、氏の変更を望まない人までもが強制的に変更させられます。それが障害となって、そういった氏の変更をしたくない女性は結婚が困難になっています。私もその中の一人です。そんな人が結婚相手を探すとき、長男以外で、氏を変更してくれて、さらに相性のいい男性を探すとなると皆無に等しいです。私は結婚して子供をできるだけたくさん産みたいと思っていますが、残念ながらこの状態では結婚はおろか出産も難しくなります。そして、一人っ子同士の結婚や長男長女の結婚となると、どちらかの氏が奪われることになり、さらに難しくなります。それを解決してくれる制度が、選択的夫婦別氏制であると私は思っています。

また、婚外子差別もなくすべきだと思います。子どもを親の婚姻の有無で差別するなど、言語道断な行為だと思います。

中間整理に書かれているとおり、個人単位の考え方に改める必要があると思います。個人が本当に幸せになるような見直しを行って欲しいと思います。近頃、家族や共同体を重視するように憲法を変えようとしていますが、それよりも個人の幸せが一番重要だと私は思います。個人が幸せになると言うことは、わがままや自分勝手なことではないと思います。個人の幸せとは本人もそうですが周囲の人々も幸せにすることも含まれています。たった一人での幸せなど成り立ちません。個人が幸せになるということは、家族も、社会も、国も幸せになり、幸せにしていくということだと私は思っています。
今の世の中がすさんでいるすべての原因は、色々な「決めつけ」、「当然、当たり前」という概念からおこっていると私は思います。



5.男女の職業生活と家庭・地域生活の両立の支援

男性は仕事、女性は家事育児という役割分担の決めつけは、双方とも荷が重すぎるように思います。女性が仕事をして社会に関わることは、男性の重い荷を少しでも軽くできることであり、また男性が家事育児をして家庭に関わることは、女性の重い荷を少しでも軽くできることだと思います。そうして相互に関わっていけば、本当の意味での「心のゆとり」が生まれ、それは社会全体においても、老若男女の隔たりなく、助け合える基盤や互いを思いやる優しい心を作っていけるのではないでしょうか。

取組にありますように、待機児童はもちろんゼロにすべきだと思います。育児休業を男女ともに取得しやすい状況をつくったり、仕事を辞めたりすることなく、いつでも何歳でも安心して子供を預けて仕事や雑用にいけるような、厚労省が施策している多様な保育サービスや、文科省が施策している放課後児童対策も、さらに充実させることが早急に必要だと思います。

現在の状態では、女性が結婚すると、仕事か、家庭かの二者択一の仕組みになっています。仕事ができないと収入が減るので、たくさんの子供を育てるのは難しくなります。仕事を取れば、仕事のせいで時間がなくなり、預ける場所もないので子供を育てるのは難しく、子供を産むことをためらったり、あきらめることになります。

こういったことが、少子化をさらに加速させているのではないでしょうか。

これからの時代は、男女の職業生活と家庭・地域生活の両立をできるようにすることで、個人個人の色々な生き方を尊重しあい、認め合えるような成熟した大人の社会を作るために必要だと思います。そんな社会の実現のためにも、どうか男女行動参画社会の基本理念である素晴らしい5本柱を実現して欲しいと、切に望みます。

この取組が実現すれば、日本の国民が精神的に幸せに暮らせる本当の意味での豊かな素晴らしい国になると思います。それは日本の国が幸せで平和で豊かになるだけでなく、世界中を平和にすることもできると言っても過言ではないと思っています。アジアで一番、いえ、この際、世界で一番の男女共同参画社会を、内閣府の皆様をはじめ、国民の一人である私や周囲の人々と一緒に築いていきたいと思っています。
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