今日は“二百十日”。暦のとおり台風が接近していますが、進路とその周辺の地方の方はお気を付け下さい・・・。
二百十日と言って私が思い出すのは夏目漱石の「二百十日」なんです。高校生のときだったか夏休みに夏目漱石の作品をどれか一つ読んで感想文を書くという宿題が出て、当時は読書感想文が苦手だった私が父の持っていた夏目漱石全集から短編を探し出して読んだのが「二百十日」でした。
金持ちを嫌う二人の庶民派な男が二百十日の嵐の中を阿蘇山に登る話で、勢いのよい台詞が次々と飛び出すので瞬く間に読み切って宿題をクリアしたのを記憶しています。ワンゲル部に入っていたので山登りという題材も取っつきやすかったのかもしれません。どんなにお金を出したって自分の足で登らなければ山を登り切った爽快さは味わうことはできないと小気味よく読んでいました。
これがきっかけで時間があれば小説を読むようになったのですが、苦手克服のカギって意外なところに転がってるものなんですね♪でも、苦手なこの蒸し暑さ…台風とともに去って欲しいです(^_^;)
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