春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

吉川英治の馬力と…さやえんどう!

2016-05-21 22:38:12 | Extra
末娘、香屋子が小学校1年になった時、7年かけた「新・平家物語」が完結した。
原稿の量は、400字詰めで1万2000枚。
積み上げた原稿用紙の横に香屋子が立つと、
原稿用紙の方が50センチほど高かったという。


吉川英治の書斎

へぇ~ すげぇ~


こんないい天気なのに、自分の部屋が檻に見えてきた!
何度か脱出を試みたが、結局、すごすごと舞い戻ってくる・・・・・!
一日中、思い切り外でぶらぶらしてみたい・・・・と
思ったとき
「さやえんどう」と「母」が瞬間クローズアップした。

4月の初め、武田信玄の娘、松姫のお寺に行った帰り、
近所の畑にさやえんどうの花が咲いて、「きれいだなぁ」と見惚れた時があった。

思い出の少ない「母」が
さやえんどうの味噌汁を吸う私を見ている。
具は山ほど入っていた。

ヘタと筋を取り除くのが面倒で御椀一杯吸うのに
別の具の何倍も食卓の前に座っていた。
さやえんどうの時だけは、母も正面に座っていた記憶がありありと浮かび、
一瞬、首を・・・クィ・・と持ち上げてしまった。

私は性来、落着きのない子であったかもしれない!
コメント (2)
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