高校野球時代、地方予選で、甲子園で、
2日酔いを、ニンニクでごまかし、サヨナラホームランを打ち、
優勝する景浦安武。
ベースランニングで、酔いが回り、おう吐してしまい、
優勝を取り消され、社会人になって、
監督と喧嘩。
やけ酒を浴びていた時、プロのコーチ、
岩田鉄五郎に、プロで野球をしろと、
熱心に誘われ、晩年、心の広い、でかい男になっていく。
その子を産んだ母親も、
しこたま「ノンベイ」
ちょっとしたことには、動じない、
母である。
その舞台が「越後・雪の新潟」でもある。
※景浦安武は、漫画・水島新司・あぶさん。
夏のさは暑平気だという。
冬は胸が熱く、背中が寒い、今の季節はちょうどいいと。
私は、人の指を見るのが好きである。
しなやかな、指。
ごつごつした指。
農作業で固まった指。
肉付きのいい指。
関節に刻まれたしわしわの指。
そのどれもが、生活の指である。
私の指は、ごつごつして、筋張った、しわだらけだが、
人の指を見ていると、この人には
適わないと、いつも思う!
どんな指にでもである。
新潟古町は、ひと、人の8日。
緑の山が、消えると、群青の山の稜線に変わる、
越後平野。
車は空に向かって走っているようだった。
長岡・新潟近代美術館、玄関。
母と子。