春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

出流山 満願寺。栃木県栃木市。

2021-09-02 16:02:17 | 坂東札所

出流山万願寺、栃木県栃木市、
出流山標高360メートルの麓、
田んぼ道から登り始めてまもなく、
出流川の源流あたりに鬱蒼とした景色に、

真夏に粉雪が舞ったように、

建物が道の両端に見えて、
異様な世界にまいこんだ心地になります。
鍋山の石灰の粉。

徳川家康がこの石灰を、江戸城改築に使用し、
その効果に御用以外に、
諸大名に使用を禁止したという曰くのある石灰。
出流山・鍋山の石灰採掘場、
運動会でラインを引く、あの白さ。
山全体の白さは、別世界でした。

👇出流山麓、車両の終点、
道端の手打ちそばの店から👆仁王門、
1735年に建てられ、雄大な仁王像が、
不浄心を見抜く。








👆  薬師堂から本堂へ
雨がぽつり、ぽつり・・。



👇  出流山、奥の院の滝からという清水は、
静寂にこだまして・・。


















日光輪王寺を開いた勝道上人が
765年に開山されたと言われて

坂東札所17番、出流山・満願寺

👇  足利義光が1394年あたりから建てた堂宇が、
焼失したのち

1764年に建てられた満願寺大御堂、
徳川家光の保護を受けての
向拝の壮麗、龍頭の尾垂木など、
江戸時代の特色に参拝者の目を引きます。


👇奥の院鍾乳洞の礼拝堂の登り口、
満願寺の由来と東照宮の結びを知れる、
舞台造りの院があるのですが、
ここは、晴れた日に訪れることにしました。









👇  社寺、江戸時代に見られる向拝の飾り、



👇特に注目するのに、
屋根の重さを軽くするための、
三手先の組み物に龍の彫り物を、
堂宇のすべてに取り付けたという特色です。



👇本尊は千手観世音菩薩、



訪問は禁断の日々、8月16日でした。

一日の休みを獲得するために
不眠不休、満身創痍で
対戦相手をノックアウトして
得た貴重な休みは 
9月2日
頭の中はパンパラ、パラパラ
八王子は雨です

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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貴重な休日に。 (サッチー)
2021-09-03 10:31:23
「清水は静寂にこだまして・・」
本当にその様子が伝わってきます。
未だ、猛暑の時に尋ねた栃木県の満願寺。
雨の中で思い出して涼風を感じていらっしゃいますね。
歴史を紐解くと、やはり徳川の助けがあっての貴重な寺であり素晴らしい彫刻など、なるほどと思います。
日光東照宮が近くにあり、がわかりました。
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Unknown (とよ)
2021-09-03 21:25:29
雨の満願寺、昨日と一緒でした。

ここで、日光を開山した勝道上人の母が、
奥の院で子宝を宿したいと、日参し、
勝道上人を産み、20歳で個々の洞穴で修験し、
日光山を開山したようですね!

輪王寺、勝道上人が開山し、日光山の修験者は、
必ず満願寺に立ち寄ってから日光に出向くといいます。
知らないことばかりが明らかになり、
故人たちの足跡が見えてきて・・・・です。
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